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“ルフィ”広域強盗事件 幹部の藤田聖也被告「断れなかった」
「ルフィ」などと名乗る指示役による広域強盗事件で、強盗致死などの罪に問われているグループの幹部、藤田聖也被告は、3日の裁判で、フィリピンの入管施設から実行役に指示を出したとされる一連の事件について、「逃げられない環境で、自分の命を守るために断れなかった」と述べました。
フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループの幹部、藤田聖也被告(41)は3年前、東京狛江市の住宅に実行役が侵入し、90歳の女性をバールで殴って 死亡させた事件など、合わせて7件で強盗致死や強盗傷害などの罪に問われていて、起訴された内容を一部否認しています。
藤田被告は、フィリピンの入管施設から「キム」を名乗り、テレグラムを使って実行役に指示したとされ、3日の裁判では被告人質問が行われました。
この中で被告は、ともに入管施設に収容されていた渡邉優樹被告と今村磨人被告に命じられて、実行役に指示を出していたと説明しました。
このうち狛江市の事件では「事前に『大声を出されないように、のどやみぞおちを殴ってください』と伝えていたが、突入したあとは電波が悪くなり、指示はしていない。実行役がバールで殴ったことは聞いていなかった」と主張しました。
一方で、渡邉被告と今村被告が、実行役に対して「足を折ってしまえ」などと直接指示するのを聞いたと述べました。
そのうえで、一連の事件について「今は後悔と反省と無念しかない。入管施設という逃げられない環境で、自分の命を守るために断れなかった。本当に申し訳ないと思っている」と述べました。