バイデン氏も「あのろくでなし、ネタニヤフは悪党だ」とののしった
欧州諸国がイスラエルと明確な一線を画する中、歴代米大統領がイスラエル首相に対して個人的に憤りや不満を表明しながらも、公式には肩を並べてイスラエルの政策を支持し続けるというパターンが長年にわたって繰り返されてきた。
パルシ氏はジョー・バイデン前米大統領を例に引く。2023年末、Axiosはバイデン氏がネタニヤフ氏に不満を募らせ「この話は終わり」と電話会談を突然打ち切ったと報じた。しかし実際にはバイデン氏はパレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの掃討作戦を支持し続けた。
2カ月後、米NBCニュースはバイデン氏が側近や献金者との私的な会話でネタニヤフ氏を「ろくでなし」と繰り返し罵ったと報じた。しかしバイデン氏はそれとは裏腹にイスラエルへの武器供与を続け、国連で高まる外交的・政治的圧力からイスラエルを守り続けた。
ウォーターゲート事件の調査報道で有名になったボブ・ウッドワード氏の著書『WAR 3つの戦争』(2024年)によると、ガザ最南部ラファ攻勢でバイデン氏は側近に「あのろくでなし、ネタニヤフは悪党だ。とんでもない悪党だ」と苛立ちをぶちまけたが、政策に変更はなかった。