日米交渉 資料解説
昭和16年(1941年)7月7日
関特演(動員令発令)
資料1:C01003690200 時局関係事項の秘匿称呼に関する件(4画像~5画像)
「時局関係事項の秘匿称呼に関する件 隷下一般へ通牒」
画像資料
 昭和16年(1941年)7月7日、関特演実施にあたっての動員令が発令されました。
 関東軍は、「関東軍特種演習」または「関東軍特別演習」と呼ばれる軍事演習を幾度か行ないました。中でも、ドイツ・ソ連戦開始(6月22日)の直後、昭和16年(1941年)7月に行なわれた「関東軍特種演習」は、「関特演」という略称で呼ばれます。この時の「関特演」は、実際には単なる軍事演習ではなく、対ソ連開戦を見据えた関東軍の戦力増強策でした。
 資料1は、吉本貞一関東軍参謀長が陸軍次官の木村兵太郎に宛てて送った、昭和16年(1941年)6月26日付の通牒です。ここでは、「独「ソ」開戦ニ伴フ時局関係事項ニシテ業務処理ノ為平時的事項ト截然区別スルヲ要スルモノハ自今関東軍特種演習(関特演)ノ秘匿名称ヲ使用スルコトニ定メラレタルニ付通牒ス」と記されており、「関東軍特種演習(関特演)」という名称が、対ソ連戦に備えたものであることを隠すためのものであったことがわかります。
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