【解説】梅雨入り前に知っておきたい“河川氾濫” では中小河川は?新設の氾濫注意報・警報の「対象外」の可能性も 危険性を伝える大雨警報などに注意を【新防災気象情報・後編】
5月28日、気象庁が発表する気象に関する注意報・警報の体系が大きく変わります。自治体の避難情報と気象庁の注意報・警報を結び付け、住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくするための情報整理とされています。 【図解でわかる】新たな河川氾濫の注意報・警報 何がどう変わるのか 前編では、これまですべての河川を対象に発表されてきた「洪水注意報・警報」が廃止となり、淀川などの大河川を対象に「氾濫注意報・警報」が新設されることをお伝えしました。 【前編はこちら】梅雨入り前に知っておきたい“河川氾濫” 「洪水注意報・警報」廃止→「氾濫注意報・警報」に 対象は淀川や大和川などの大河川 では、中小河川はどうなるのでしょうか。(MBS気象・災害担当デスク 福本晋悟) ■中小河川は対象外…これまで通りの区分で発表に 次は、中小河川です。「水位周知河川」と呼ばれます。 全国に約1800河川あり、近畿には191河川あります。 洪水予報河川と比べると、サイズが小さいものです。この河川は水位の実測はできますが、水位予測ができないため、氾濫注意報・警報の対象外です。 そして「その他の河川」は残りすべての川を指します。こちらには水位を予測する機器も計測する機器も設置されていません。 そのため、水位周知河川やその他の河川では水位の予測ができないため、氾濫注意報・警報は、発表されません。代わりに大雨注意報・警報で、川の水位上昇に対しての注意・警戒を呼びかけます。こちらは市町村名などの従来の区分で発表されます。 ■こんな時どうする?新たな防災気象情報運用後の注意点とは…? こんな状況を想像してみてください。「淀川にレベル4氾濫危険警報が発表されたけど、茨木川は氾濫注意報も発表されてないから大丈夫だろう・・・」と。 これは危険な状況です。 水位周知河川である茨木川は、「氾濫注意報・警報・危険警報・特別警報」の対象の洪水予報河川ではありません。茨木川の氾濫の危険性を伝える情報は「大雨注意報・警報・危険警報・特別警報」になります。
【関連記事】
- 【解説を最初から読む】梅雨入り前に知っておきたい“河川氾濫” 「洪水注意報・警報」廃止→「氾濫注意報・警報」に 対象は淀川や大和川などの大河川
- ▼【解説】南海トラフ地震の発生確率「60〜90%程度以上」に見直し 80%程度からナゼ変わった? 専門家は「大きな地震が起きる可能性は少しずつですが高まっています」
- ▼【新たな防災気象情報】28日運用開始! 大雨、氾濫、土砂災害、高潮の注意報・警報が「レベル化」 しかし暴風や大雪は対象外に…変更にならない注意報・警報の方が多く事前把握を
- ▼「ドーンっていう音」自宅の擁壁が突然崩落…住宅の基礎が“宙に浮いているよう”全国で相次ぐ擁壁崩落「専門家による無料調査」制度ある自治体も
- ▼「地獄に突き落とされた感覚。こんな傷だらけになってしまって…」美容が好きだった20代女性 飲酒運転で二度と戻らなくなった顔と身体 念願の留学も白紙に… 被告の28歳女は酒に酔ったままハンドル握り… 危険運転致傷罪で起訴