パリピギャルの真夏とダウナー優等生の凪。正反対なふたりが「7日間だけ」お試しで付き合うことになる百合ラブコメ『7日間限定彼女』が、月刊コミックキューン2026年2月号をもって完結を迎えた。
2026年2月27日発売の最終3巻では、約束通り別れを選んだ真夏と凪が、期限を越えて結ばれるのか。すれ違いながらも想い合うふたりの恋の結末が描かれている。
今回は、『7日間限定彼女』完結を記念して、著者の甘崎水菓先生にメールインタビューを実施。作品について語っていただいた。
インタビュー
――『7日間限定彼女』はどのように生まれた作品なのでしょうか。「7日間限定で付き合う」という設定の着想もあわせてお聞かせください。




甘崎水菓先生(以降、甘崎):元は恋愛がわからないギャルに委員長が恋愛を教える……みたいな企画だったのですが、「他であまり見ない設定が欲しい」というような戻しがあり、「期間限定で付き合う」という要素を足しました。
男女物だと少なくないと思うのですが、百合作品だとまだあまり見ない気がしたので。
「7日間」にしたのは元々2〜3巻以内でやりたかったので7日間がちょうど良いかなと考えてだったと思います。
――前作『キャバ嬢だけどJDに落とされました』はコメディ色の強い作品でしたが、本作ではシリアスなシーンの比重が高まっているように感じます。作品のトーンについて、意識されたことはありますか。

甘崎:前作は4コマかつ単巻だったので割りと緩めに作っていたと思います、今作はストーリー物なので飽きられないように波を作らないとなと考えていました。
トーンについては1巻は入口として入りやすいように明るく、2巻はしっとり仄暗くなるよう意識していたと思います。
――パリピギャルの真夏とダウナー優等生の凪というキャラクターの対比に加えて、口数の多い場面とセリフをなくして表情だけで見せる場面など、作品全体に対比の構造があるように感じました。こうした対比は意識的に設計されているのでしょうか。
甘崎:対比萌えなので意図的に描いている部分も多いと思います。あとは緩急への意識ですかね。
――真夏の顔にケーキのクリームがつくシーンや、ふたりで布団にくるまるシーンなど、似たシチュエーションが作中で繰り返されますが、そのときのリアクションの違いから関係性の変化が伝わってきます。こうした反復を活用した変化の見せ方について、意識していることがあればお聞かせください。


甘崎:似たようなシーンで言動を変えて変化を見せるのは好きでよく描いちゃいますね。差がわかりやすいように意識してはいると思います。
――真夏のコロコロ変わる多彩な表情は、本作の大きな魅力のひとつです。あの表情の豊かさはどのように生まれるのでしょうか。また、表情を描く上で参考にしているものがあれば、あわせて教えてください。


甘崎:参考にしているものは特にないのですが、子どもの頃から少年漫画が好きで、もっと言えばジャンプっ子だったので崩した顔とかはその影響が強いかもしれません。
――凪は感情をあえて表に出さないキャラクターですが、真夏と過ごすなかで少しずつ感情が引き出されていく様子が丁寧に描かれています。凪の内面の変化を読者に伝えるために工夫されたことはありますか。

甘崎:中々顔に出ない人なので、仕草で表現したりしています。
――連載を通じて、特に印象に残っているエピソードや、お気に入りのシーンがあれば、理由もあわせて教えてください。
甘崎:2巻の澄江さん視点回です。これまで何を考えているかわからなかった子の心情や動機が明らかになる回は癖(ヘキ)です。


――完結巻となる3巻の見どころをお聞かせください。
甘崎:3巻では見開きが2回あるのですが、比べて楽しんで頂けると嬉しいです。
――本作を描き終えた今のお気持ちを教えてください。
甘崎:無事に作品を完成させることが出来た達成感と安心感でいっぱいです!浮かれています!
――最後に読者へのメッセージをお願いします。
甘崎:応援してくださったみなさんのおかげです……!ありがとうございました!
――ありがとうございました!
書誌情報



©︎Suika Amazaki / KADOKAWA
タイトル:7日間限定彼女
著者:甘崎水菓
発行:株式会社KADOKAWA
『7日間限定彼女』の画像は株式会社KADOKAWAから提供を受けています。



