シンガポール工科大学(Singapore Institute of Technology/SIT)
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シンガポール工科大学(Singapore Institute of Technology/SIT)は、ポリテクニック(公立専門学校)卒業生に上級教育の機会を提供するための高等教育機関として2009年に設立され、2014年にシンガポールで5番目の自治大学として認可されました[1]。
設立以来キャンパスは6拠点に分散していましたが、2024年、プンゴル・デジタル地区に新築したキャンパスを主要拠点としています。
参考記事: シンガポール国家戦略を具現化 ー超先端ビジネスパーク「プンゴル・デジタル地区」
産業界との連携により即戦力を排出
SITは下記の学術クラスターに特化して産業界と連携し、OJTを必修とする産業関連の学位プログラムを提供、卒業生が即戦力として活躍できる人材となるよう訓練しています[2]。
エンジニアリング
ICT
健康・社会科学
ビジネス・コミュニケーション・デザイン
食品・化学・バイオテクノロジー
業界ニーズに合わせた実践プログラム
SITの教育の特徴として、業界のニーズに合わせ、理論と実践を融合させた独自プログラム「Integrated Work Study Programme(IWSP)[3]」や「Work-Study Degree Programme(WSDeg)[4]」といった、長期間の企業実習を組み込んだカリキュラムを採用しています。
IWSPは、SITおよびSITのジョイントプログラムを履修するすべての学生にとって必修科目となっています[3]。
IWSPでは、学生はまず選択した分野における高度な専門スキルを習得し、在学期間中に8~12ヶ月間、関連業務に従事します。
WSDegではよりIWSPを深化させた、より高度な研究やOJTを行います[4]。
SITではまた、教員と企業のスーパーバイザーの指導のもとでイノベーションプロジェクトを実施することも可能となっています。
研究・教育の特徴
SITでは、研究活動においても産業界との共同プロジェクトが重視されます以下がSITにおける研究の例です[5]。
例① スマートシティやIoTを活用した都市インフラの効率化
例② 医療・リハビリ分野におけるデジタル技術の活用
例③ 航空・海事分野における保守・運用技術の高度化
学生数(2025年3月31日現在)
学部課程:10,605名
大学院課程(授業履修プログラム):204名
大学院課程(研究プログラム):66名
就職率:
https://www.moe.gov.sg/api/media/5dc43fac-54f5-4626-99c8-b0963b0b5f8d/Web-Publication-SIT-GES-2025.pdf
SITこぼれ話
シンガポールは長らく小学校卒業前の全国統一テストPSLEの結果により進学する中学校により将来が決まってしまうような、画一的で厳しい学歴社会となっていました。
現在もその傾向は大きいと思われますが、近年は、政府が優秀大学への進学が叶わなかった若者にチャンスを与える政策を検討している様子が伺え、SITも、大学進学叶わずポリテクニックに進んだ若者に高等教育を受けるチャンスを与えるべく設立され、大学卒業資格も得られるよう自治大学化されています。
◆ 出典
[1] https://www.singaporetech.edu.sg/about/our-history
[2] https://www.singaporetech.edu.sg/annual-report-2025/
[3] https://www.singaporetech.edu.sg/integrated-work-study-programme
[4] https://www.skillsfuture.gov.sg/docs/default-source/initiatives/skillsfuture-wsdeg-faqs-(1).pdf


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