自分が同人誌表紙を作る時に装丁まとめブログ(noteが多い)をよく見て参考にするので自分でもやってみようと思い書きました。
!!!写真が死ぬほどヘタクソなので、実物はもっと全体的にいい感じです
装丁の基本的な考え方(前提)
- 文庫サイズが好き(商業文庫への憧れ)なので、基本的に小説個人誌は文庫サイズを
- 用紙はクリーム色が目に優しいと信じているのでクリーム色系書籍用紙(淡クリームキンマリがあれば最優先)
- 文庫なのでそこそこの厚みが欲しいので、100P以下なら淡クリームキンマリ90K
- 表紙デザインについて、タイトルは上半分に配置する(値札を帯にして巻くため、隠れないように)
①星の騎士のつくりかた
サイズ A6(文庫) ページ数 92 表紙用紙 新・星物語_マーガレット_180K 表紙加工 - 本文用紙 淡クリームキンマリ_90K 本文フォント ヒラギノ明朝W2 遊び紙 クロマティコ_ロイヤルブルー_59K 印刷所 STARBOOKS
表紙デザインについて
登場人物が宵の明星をモチーフにしている、紫色~オレンジがイメージカラーなので宵の空をイメージしたグラデーションを最初は自分で作ろうとしていたのですがうまくいかず…いい感じのフリー素材ないかな、と探した所イメージぴったりのものが「同人誌表紙メーカー」にあり、使わせて頂きました。
あとはいい感じに文字を入れて、おしゃれな感じにできたと思います。
外側を白多めにとっているのは表紙用紙を活かしたい&オンデマンド印刷・PPなしのため、トナーの剥がれ対策も考慮しています。
用紙・加工について
「星物語」という名前で選びました(ええ…)。なんなら印刷所さんも名前で選んでいます(基本的にこちらの印刷所使っているんですが、そもそも最初にこちらの印刷所さん選んだときも本の内容に関連づけて名前で選びました)
新・星物語_マーガレット_180Kは以前使ったことがあり、やわらかくめくりやすいのでお気に入りなのですが、今回はその時より本文ページ数が多かったからか硬めのめくり心地になってしまいました。反省。
星物語は加工なしで用紙の質感を楽しむ紙だと思っているので加工はなしです。
遊び紙については夜空をイメージしました。本当はもう少し明るい青い紙が良かったのですが、いい感じの用紙がなかったのでクロマティコで。クロマティコはあまり透け感のないトレペなのですが、色が濃く鮮やかなのがかわいいと思っています。
②星を孕む
サイズ A6(文庫) ページ数 168 表紙用紙 ノスタルジー メランコリー 197.5kg 表紙加工 白押さえ印刷、クリアPP 本文用紙 書籍紙 72.5kg 本文フォント しっぽり明朝、源暎こぶり明朝 遊び紙 ‐ 印刷所 ホープツーワン
表紙デザインについて
表紙用紙の「ノスタルジーメランコリー」がとにかく使いたかったので、紙の色を目立たせるのを最優先にしました。また今回は本文の内容を踏まえて「リバーシブル表紙」を勝手にイメージして作成しています。
表1(黒い方)は本文前半の「堕ちる」イメージで、表4(白い方)は本文終盤の「(結婚ネタのため)白無垢」「結婚指輪」「HAPPY END」イメージで作成しました。表4のタイトル周りの指輪モチーフのデザイン、リング部分の線が細すぎて飛んでしまったのが今回の失敗点ですが、細い空押し加工に見えなくもないような仕上がりになったので逆におもしろいなと思いました。
あまりにも表4の特殊性癖羅列がひどいですが、真面目にあらすじ文を書くよりこっちのほうがわかりやすいかな…という判断です。(普段裏表紙は共通デザインで、商業ラノベみたいにあらすじ文を書いています)
表紙作成に使用した画像素材は「同人誌表紙メーカー」も作成されているてんぱるさんのものです。
用紙・加工について
「ノスタルジーメランコリー」が青~紫に偏光するメタル紙で、「推しカプカラー!!」となり使いたくて仕方がなくて使いました。ネット上ではこの紙に対してマットPPをかけるのが流行りみたいで、クリアPPの作例が少なく苦悩しました。PPの種類によって偏光時の色が変わるので、青~紫にするにはクリアPPにするしかないんだよ!
結果クリアPPで想像以上にかわいらしく作れて本当に良かったです。偏光の色もすごい素敵なので、クリアPP、みんなもっとかけてみても良いんじゃないでしょうか…??
今回ページ数が厚めになったので、本文用紙は薄めのものを選びました。結果かなりめくりやすい本ができたと思います。
フォントもいつもはヒラギノ明朝W2なのですが、♡喘ぎ、濁点喘ぎをするためにしっぽり明朝を使いました。「♡」と「〰️」のフォントだけ源暎こぶり明朝を使っています。♡喘ぎを本で出すのは初めてだったんですが、「!」などと同じ用に1個空白をつけるようにしたらなんか間が抜けてしまったので、次機会があれば空白いらないかな…というのが反省点(?)です。