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  4. アイヌ語ネコンネコン 「運動会」って何て言うの?

アイヌネコンネコン
運動会うんどうかい」ってなんうの?

ミンタㇻ

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  「○○ってアイヌなんていうの?」。小学生しょうがくせいからせられた質問しつもんに、アイヌ民族みんぞくの2人があーだこーだいうコーナーです。かんがえついた言葉ことば公式こうしきでもなんでもなく、結論けつろんもとくにしません。ネコンはアイヌで「どう(うの?)」という意味いみです。

質問者しつもんしゃ 札幌さっぽろ発寒はっさむひがししょうねん ささ思会しえさん

 瀧口たきぐち:今日きょうのおだいは「運動会うんどうかい」です。札幌さっぽろしょう学校がっこうでは5月といえば運動会うんどうかい!だそうです。むかしのアイヌ民族みんぞくには運動会うんどうかいぶようなぎょうはなかったけど、もちろんきそうことはあった。さて、なんうかな?
 北原きたはら:たとえば、競走きょうそうは「ウニタンパㇰテ」。ウは「おたがいに」、ニタンは「はやはしる」、パㇰテは「~をくらべる」。競争きょうそうという言葉ことばは、はしはやさとかたまれのじょうさ、ちからつよさなんかをくらべているとかんがえることもできるよね。だから、つよさやはやさをくらべる、という意味合いみあいでパㇰテという言葉ことば使つかう。
 ほかきょうだと、はばとび競争きょうそうは「ウテㇾケパㇰテ」。テㇾケは「はねる」のこと。ちからくらべは「ウキロㇿパㇰテ」。キロㇿは「ちから」っていう意味いみ。「ウキロㇿパㇰテ」は運動会うんどうかいでいうと、つなきかな。


 瀧口たきぐち:そうか。「ウ〇〇パㇰテ(たがいに〇〇をくらべる)」というかたちになっていて、「〇〇」のところにきそうことがらをれるわけね。
 北原きたはら:そう。「〇〇」に「げる」のヤㇷ゚キㇼをれると、競争きょうそう「ウヤㇷ゚キㇼパㇰテ」になるね。
 瀧口たきぐち:現代げんだいきょうでいうと、遠投えんとうとか、ソフトボールげとか、なにかをとおくにばす競争きょうそうだね。
 北原きたはら:「ペカンペ エウェトゥㇱマㇰ」というかたもあるよ。ペカンペ(ヒシの)をエウェトゥㇱマㇰ(~で競争きょうそうする)してるという意味いみ

イラスト 笠原がさわら小夜さよ


 瀧口たきぐち:へえー。ヒシは水草みずくさ一種いっしゅで、あきになるとをつけるから、ぬまやいけふねかべてるんだよね。おコメといっしょにたくと、おいしい。「今日きょうは、きょうだいでペカンペ エウェトゥㇱマㇰしてったわー」とか、うのかな。
 北原きたはら:うんうん。いま運動会うんどうかいきょうだと、「パン エウェトゥㇱマㇰ」(パン競争きょうそう)になるかな。
 瀧口たきぐち:おおー、いいね。


 瀧口たきぐち夕美ゆみ 1971年、釧路市くしろしまれ。阿寒湖畔あかんこはんのアイヌコタンでそだち、幼少ようしょうからアイヌのおどりなどをならう。現在げんざいきょう在住ざいじゅうで、編集へんしゅうグループSUREシュアーという出版社しゅっぱんしゃ代表だいひょう
 北原きたはらモコットゥナㇱ 1976年、東京とうきょうまれ。ルーツは樺太からふと(サハリン)。北海道ほっかいどう大学だいがく教授きょうじゅ。むかしのアイヌ民族みんぞくらし、とく言葉ことば音楽おんがく文学ぶんがく宗教しゅうきょうのことを調しらべている