【海外調査】 女性著者:男性たちが、結婚や社会的責任から降りていくのも無理はない!
[参照]
https://www.zerohedge.com/personal-finance/no-wonder-men-are-opting-out
警告のサインは、何十年も前から現れていました。
遡ること1983年、アメリカの作家バーバラ・エーレンライク(Barbara Ehrenreich)は『The Hearts of Men: American Dreams and the Flight from Commitment(男たちの心:アメリカン・ドリームとコミットメントからの逃走)』という力強い本を著し、男性たちの反乱がすでに始まっていると論じました。
男性たちが、結婚や社会的責任から降りていくのも無理はない。
彼女の指摘によると、
1950年代以降、男性たちは「大黒柱としての倫理(一家を支えるべきという義務感)」に対して反旗を翻し始めていたのです。
それは『プレイボーイ』誌に代表される文化や、既存の価値観に縛られないカウンターカルチャー、そして個人の自由への渇望に突き動かされたものでした。
彼らは結婚して良きプロバイダー(扶養者)にならなければ「未熟で、無責任で、一人前の男ではない」と見なされ、恥をかかされることになる・・・
男性たちは、そんな従来の文化的イデオロギー(価値観)を拒絶し始めていたのです。
エーレンライクは率直に「結婚とは、社会が男性の生産性をコントロールし、利用するための仕組み・システムである」ということを理解していました。つまり、そこから「独身でいることへの恥の意識」を取り除いてしまえば、男性を縛り付けていた首枷(くびかせ)は外れてしまうのです。
40年が経った今、その首枷は消え去っています。
米国労働統計局(BLS)によると、2026年4月、アメリカ人男性の労働力率(労働に参加している人の割合)は、1940年代に統計を開始して以来、過去最低を記録しました。
アメリカ人男性の3人に1人(約33%)が働いておらず、かつ、積極的に仕事を探してもいない状態にあります。
16歳以上の男性全体の労働力率はわずか67%にとどまり、20年前の73.5%、そしてエーレンライクの物語が始まる戦後直後の87%から大きく低下しています。
この傾向はアメリカだけにとどまりません。
アメリカほど劇的ではないものの、イギリス、オーストラリア、カナダでも同様の低下が見られます。
そして「結婚制度の崩壊」は、この労働データの動きと完全に足並みを揃えています。
米国国勢調査局のデータによると、1970年には全世帯の71%を占めていた夫婦世帯が、今日ではわずか47%にまで減少しました。
バージニア大学の社会学者ブラッド・ウィルコックスが2024年の著書『Get Married』で記録しているように、結婚率は過去半世紀で65%も低下しているのです。
「結婚と生産性(働くこと)は切り離せないものであり、男性を祭壇(結婚式)へと向かわせるのと同じ仕組みが、彼らを仕事へと向かわせていたのだ」というエーレンライクの主張を、これらのデータは見事に裏付けています。
当時の社会的な義務感が薄れたことで、男性の「結婚離れ」と「労働離れ」が同時に進行している。
エーレンライクが十分に考慮しておらず、また1983年の時点では予測もし得なかったこと・・・それは「結婚へと向かわせる動機(インセンティブ)そのものが崩壊する」ということでした。
確かに、独身でいることへの恥の意識という仕組みは消え去りました。
しかしそれと同時に "結婚するメリット自体" が、内側から崩壊してしまったのです。提供されている「結婚という名の商品」は、かつてとは見違えるほど変わってしまいました。
なぜ男性たちが「その場(恋愛市場・結婚市場)から立ち去り、拒絶しているのか?」を理解したいのであれば、単に現在の結婚が彼らにどれほどのコストを強いるか、そしてそのコストが極めて深刻であるかを見るだけでなく「結婚が何をもたらしてくれるのか」に目を向ける必要があります。
そして、結婚がもたらすものは、ますます「ひどく損な取引=がっかりするような条件」になりつつあるのです。
現代女性:その仕様書
⚫︎彼女たちは(SNSの風潮やフェミニズムの蔓延により)近年稀に見るほど不幸で、不安で、不安定な世代であり、結婚相手としては決して理想的な存在とは言えない。
⚫︎多くの既婚女性は性生活(SEX)に飽きている。そして、それに反対する夫側のみが「問題視」される。
⚫︎多くの女性は、実際には男性をあまり好きではない。そして教育水準が高いほど、男性への軽蔑の念は強まる。
⚫︎彼女たちは完全に左傾化し、大学卒の女性の4分の3は、自分と異なる投票行動をとる男性とはデートすらしない。
⚫︎彼女たちは教育制度を操作し、自分達に有利になるように男性を差別することにより歪め、企業や組織社会を植民地化し、大学や職場を「男性を遠ざける工場・男性を追い払う工場」に変えてしまった。
⚫︎それでもなお、彼女たちのハイパーガミー(女性が自分より社会的地位の高い男性を求める傾向)は依然として極めて強い。教育水準やキャリアにおいて男性を上回っているにもかかわらず、彼女たちは依然として、背が高く、同等以上の金と地位を持つ「ユニコーン(実在しないような理想の男性)」を要求している。
⚫︎現代女性の脅威検知システムは過剰に反応している。男性のあらゆる行動=沈黙、意見、冗談、呼吸そのものさえ、危険信号として認識される。男性のほぼすべての行動が「レッドフラッグ=危険信号」としてフラグを立てられる。
⚫︎女性たちは離婚に伴う儲かる経済事情には非常に精通しており(ただし社会や経済の仕組みそのもの、あるいは、法や秩序そのものは理解しておらず、あくまで自身にとって都合がよく、かつ、金銭と権利絡みのものだけに異常に詳しい)、面倒な共同親権を解消するための「タイミングの良い虚偽の告発」なども熟知している。
もちろん、このリストは女性の仕様書の一部にしか過ぎませんが、女性から見て理性的、または、合理的な男性がこのリストを読んだとして「そうだ、これこそが俺の人生に足りなかったものだ! このような女性と結婚したい!」などと誰が思うのでしょうか?
合理的かつ客観的な視点を持つ男性に限って(極端な女性好きや、SEXのみを求めている男性などは除いて)ですが、そんな男性は、本当に存在するのですか??
ここからは、ここで何が起きているのかをより詳しく検証するために「この残念な実態に新しく加わった」最新のデータから見ていきましょう。
私が言及しているのは、先月(2026年4月)の『ニュー・ステイツマン(New Statesman)』誌に掲載された「多くの若い女性は、男性が嫌いである」という調査結果です。
18歳から30歳のイギリスの若者を対象としたマーリン・ストラテジー(Merlin Strategy)の世論調査によると、異性に対して否定的な見方をしている割合は、若い男性よりも若い女性の方が3倍も多いことが分かりました。
男性の72%が女性に対して好意的な印象を持っているのに対し、男性に好意的な印象を持っている女性はわずか約50%にとどまっています。
25歳未満の女性に限ればその傾向はさらに顕著で、男性に好意的な見方をしているのはわずか3分の1(35%)にすぎませんでした。
これは特に、専門職や管理職に就く若い女性に当てはまり、彼女たちのうち男性に好意的なのはわずか36%であるのに対し、労働者階級の女性では61%でした。
男性に対するこうした軽蔑・嫌悪は、決して驚くべきことではありません。
なぜなら、彼女たちは "そう教えられてきた" からです。
Substackで執筆活動を行っているイギリスのジャーナリストであり文化批評家のメアリー・ハリントン(Mary Harrington)は、女性たちが男性への不満を共有することで結びつくオンラインのフェミニスト空間を「フェモスフィア(femosphere)」と呼び、頻繁に批判しています。
フェモスフィア = femosphere
彼女は「オンラインのフェミニスト界隈は、まるで女性たちが男性のひどさを語り合う、長時間の集団セラピーセッションのようだ」と書き、男性が普遍的なスケープゴートにされ、ごく普通の男性の行動が日常的に有害あるいは抑圧的だとレッテルを貼られる一方で、女性たちの集団的な憤りが助長され、増幅されていると指摘する。彼女は「低レベルの男性批判は、進歩的なオンライン文化の背景音となっている」とも語る。
彼女は『オンラインのフェミニスト界隈は、女性たちが『男がいかにひどいか』の情報を持ち寄って比較し合う、終わりのない集団セラピー(グループカウンセリング)の現場のようになっていることがよくある』とも書き、これが男性を『普遍的な生け贄(スケープゴート)』にしているのだと指摘しているのです。
そこでは、男性のありふれた日常的な行動が判で押したように『有害(トキシック)』または『抑圧的』であると枠にはめられ、その一方で、女性たちの集団的な恨みや怒りは賞賛され、増幅されていくと述べています。
『低レベルな男叩き = 男性批判は、進歩的(プログレッシブ)なオンライン文化のバックグラウンド・ハム(常に背景で鳴り響いている雑音)のようになっている』
心理学者のジョナサン・ハイト(Jonathan Haidt)はかねてより、SNSの有害な世界が、特に少女や若い女性たちの間でメンタルヘルスの問題を急増させる原因になると警告し続けてきました。
こうした有害な環境は、男性への警戒心を女性に抱かせるだけでなく、憎悪に満ちたオンラインの泥沼で育つことそのものが、彼女たちの精神衛生に悪影響を及ぼす。
心理学者のジョナサン・ハイトは、ソーシャルメディアの有害な環境が、特に少女や若い女性の間で「精神衛生上の問題の増加につながる」と長年警告してきてもいる。
彼(心理学者:ジョナサン・ハイト)は『2010年代初頭以降、先進国全体の若者たちが、より不安を感じ、憂鬱になり、孤独になっています。そして、その増加傾向は若い女性においてさらに顕著でした』とも述べています。
近年の大規模な調査(31カ国を対象とした2024年~2026年のIpsos調査、および、2025年の世論調査機関Gallupのデータ)によると、Z世代の女性は、同年代の過去のどの女性世代と比較しても、現在(その有害な環境、および、フェミニズムが蔓延するソーシャルメディアにさらされていることが大きな原因となり)記録上最高レベルの不安、持続的な悲しみ、絶望感、そしてうつ症状を訴えていることが示されています。
これは彼女たちのパートナーとなりえる側(男性側)にとっても、決して楽しい話ではありません。昨年、心理学専門誌『サイコロジー・トゥデイ(Psychology Today)』は、結婚相手としても存在しているこうした女性たちについての痛烈な警告を、男性たちに向けて行いました。
"『妻が幸せなら、人生は幸せ(happy wife, happy life)』という格言には一定の妥当性があるかもしれないが、それほど知られていない『妻が不安なら、人生は悲惨(anxious wife, miserable life)』という格言には、研究によって裏付けられた確かな実証性がある。
配偶者が神経質(ニューロティック)であればあるほど、関係性の幸福度は下がる。そして、結婚生活全体の幸福度を左右する方程式においては、女性側の神経質さの方が、より大きな重み(影響力)を持っているのである。"
さらに「既婚女性が水道の蛇口を閉めるように性交渉を拒むようになり、セックスに飢えた夫たちが当たり前の存在になっている」という、興味深くも根深い問題があります。
誰もが覚えている限り長い間、男性は経済的に責任を果たすよう、社会から恥をかかされる形で強制されてきました。その一方で、性的な役割を果たさなくなった女性に対しては、社会は完全に口を閉ざしています。
男性側の義務は、何世紀にもわたり教会、法律、そして地域社会によって強制されてきました。しかし、女性側の義務は今や「身体的自律権(自分の身体は自分のものという権利)」を根拠に撤回されているのです。
こうして、結婚相手としての現代女性のポートレート(肖像画 = 仕様書)が完成します。
「現代の女性は(SNSの悪しき風潮やフェミニズムの蔓延などにより)、不幸で、不安を抱え、政治的に過激化し、男性を軽蔑し、性的に拒絶し、男性の平凡な振る舞いの中にすら脅威を見出すよう "教育" されている」
それにもかかわらず、評論家、経済学者、政策立案者たちによる的外れな大合唱は今日も続いています。「なぜ男性は、(結婚などに)コミットメントをしないのか?」「なぜ彼らは働かないのか?」と。
そして、お決まりの「お墨付きの言い訳」が忠実に引っ張り出されてくるのです。
⚫︎経済的要因:自動化やグローバル化によって男性が職場から追われた。
⚫︎健康の要因:オピオイド(麻薬性鎮痛薬)、障害、精神疾患。
⚫︎教育の要因: 大学、ひいては労働市場において、男性が女性の後塵を拝している。
⚫︎文化的要因(リベラル派の評論家が好むもの):「有害な男らしさ=トキシック・マスキュリニティ」が、現代のサービス経済への男性の適応を阻んでいる。
これらすべてに一抹の真実は含まれていますが、これらは「本当に起きていること」の理由にはなっていません。明白な説明、そう、すべてのデータが突きつけている「あまりにも分かりきったその答えだけが、意図的に無視されている」のです。
結婚こそが、男性が経済的な努力を継続するための「最大の動機(インセンティブ)」だったということが。
それはいつの時代も変わりません。エーレンライクは1983年の時点でそれを知っていましたし、今や経済学者たちもそれを裏付けています。
『The Declining Labour Market Prospects of Less-Educated Men(低学歴男性の労働市場における見通しの低下)』という経済研究論文では「家族を形成し、養うという見通しは、男性の労働供給を促す極めて重要なインセンティブであり、安定した結婚制度の衰退がそれを直接的に奪い去っている」ということが実証されています。また、ダラス連邦準備銀行の研究者たちの試算によると、男性の労働時間の減少理由の約半分は、結婚率の低下に起因しているとされています。
結婚を排除すれば、そこから「責任」も消え去ります。データは何十年も前から、私たちにこの事実を突きつけ続けてきました。
しかし主流派の議論の中で、誰も口にしようとしない真実がここにあります。それは、男性にとって結婚があまりにもコストがかかり、法的に裏切りに満ちた危険なもの(法的リスクが高すぎるもの)になってしまったという点だけではありません。
確かにそれは事実ですが、率直に言って、
「多くの若い女性そのものが、パートナーとして選ぶに値しない存在になってしまった」
という点にあります。
若いイギリス人女性の半分は、男性を信用していません。
高学歴な若い女性の半数以上が男性を否定的に見ています。
彼女たちは、思春期の頃から「男性の過ち」と「女性の憤慨」を絶え間なく与え続けてきたSNSなどのアルゴリズムによって仕込まれ、あらかじめ男性への「恨み」を胸に抱いた状態で社会(または職場やサークル、飲み会など)にやってくるのです。彼女たちは、自らの言葉通り、不安で、不幸で、政治的な怒りに燃えています。
このような社会の景色を見渡したとき、理性的・合理的な男性の誰が「自分の人生に足りないものは、法的な地雷が仕掛けられたコミットメント=結婚契約であり、どうやっても幸せにすることが不可能なように最初からプログラミングされた女性との生活だ」などという結論に達するのでしょうか?
合理的かつ客観的な視点を持つ男性に限って(極端な女性好きや、SEXのみを求めている男性などは除いて)ですが、そんな男性は、本当に存在するのですか??
エーレンライクは1983年の時点で「"独身に対する恥の意識"という仕組みが崩壊すれば、男性の生産性もそれに続いて低下するだろう」と危惧していました。
彼女は正しかったのです。
しかし彼女が予想だにしなかったのは、この方程式の「もう片方の側面」でした。
それは、フェミニズム革命が影響をもたらした世代が、自己実現を果たした寛大で親しみやすい女性の世代ではなく、あらゆる指標において過去のどの世代よりも怒りに満ち不幸な女性の世代、つまり若い世代が中心であったという事実です。
もはや男性の首枷(結婚しなければ一人前ではないという社会・制度の圧)は、外れています。男性たちは、目の前に提示された商品(結婚という選択肢)を、じっくりと観察しました。
そして多くの男性が、極めて合理的な判断のもとに「こんなもののために身を粉にして働くくらいなら、もう家でゲームでもしていよう」と決めたのです。
そしてその決断は、現代の女性の多くがパートナーに値しないという事実を目の当たりにした今となっては『正しい決断』となっているのです。
■著者プロフィール
女性:ベティナ・アーン(Bettina Arndt)
オーストラリアの初期の性科学(セックス・セラピスト)の先駆者の一人として、そうしたテーマがまだ大きなタブーであった時代に、TVで性について語り、医師やその他の専門家に性的なカウンセリングの指導を行うことでキャリアをスタートさせた。現在の彼女の活動、そして、現代社会において「受け入れがたい」とされている活動は、女性を単なる被害者としてのみ描写する法律や、政策の容赦ない兵器化(悪用)によって、オーストラリアが男性を不当に扱っている実態を暴くことである。
家族裁判所(離婚・親権などを扱う裁判所)における男性の公平な扱いを求めて数十年にわたり提唱を続けており、政府の主要な調査委員会での委員も務めた。
現在はYouTubeでの動画配信やSubstackでのブログ執筆を行っている。
※本記事に表明されている見解は著者個人の意見であり、必ずしもZeroHedgeの見解を反映するものではありません。
■ ブログ筆者(Backer)から補足 ■
上記の翻訳記事は、アメリカおよびカナダなどの公的データや、心理学者や学術雑誌の研究結果も色々と示してはいますが、見て分かる通り極論『女性の特性としてハイパーガミーがある以上、基本的にはアルファ男性しか結婚できないから(その事実こそが結婚や労働に対する意欲も失わせる。さらにそのうえに、昨今の女性は結婚に値しない存在となっている)、アルファ以外の男性は、家でゲームしたり趣味に走ったりした方が人生おもしろいよ。その方が合理的だよ』ということが言いたいわけです、はい。



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