パチンコ店放火殺人公判、「仕事」理由の裁判員辞退目立つ
大阪市此花区のパチンコ店で5人が死亡した放火事件で、殺人罪などに問われた高見素直被告(43)の公判の裁判員選任手続きが2日、大阪地裁で行われ、6人の裁判員と3人の補充裁判員が選ばれた。任期が過去最長の60日間に及ぶこともあり、裁判員候補者のうち、仕事などを理由に辞退した人が目立った。
大阪地裁は同地裁本庁では過去最多の160人を候補者として抽出。事前に調査票の回答を基に57人を除き、103人に選任手続きへの出席を求め呼び出し状を送った。うち最終的に出席したのは48人。出席者の割合は75%と、昨年の全国平均約80%を下回った。
辞退が認められたのは計45人で、最も多い辞退理由は「仕事」(23人)。次いで「介護・養育」(7人)だった。任期が全国で過去最長の60日間で公判も計16日と多く、負担の重さが大きな要因となったとみられる。
6日から始まる公判では、検察側による死刑求刑が予想される。弁護側は責任能力の程度を争うとともに、死刑の違憲性を主張する方針だ。