大阪地裁裁判長が自殺か 裁判員裁判の判決前に
大阪地裁第4刑事部総括判事の村田健二裁判官(57)が大阪府豊中市内の官舎で首をつって死亡していたことが24日、大阪府警豊中署への取材で分かった。同署は自殺とみている。
村田裁判官は23日午前11時から裁判長を務める強制わいせつ致傷事件の裁判員裁判の判決が予定されていたが、約50分遅れて始まり、別の判事が代読した。
同署によると、23日、単身赴任の村田裁判官と連絡がとれないと妻が地裁に連絡。出勤しないため官舎に向かった職員が窓ガラスを割って室内に入り、首をつった状態の同裁判官を発見した。連絡を受けた地裁が同日午前10時半ごろ、110番した。遺書は見つかっていないという。
地裁によると、23日の裁判員裁判の判決前に、裁判員、検察側、弁護側に同裁判官の死亡を伝えた。地裁は「22日に評議を終え、判決文も出来上がっていたので影響はない」としている。
村田裁判官は1986年に任官し、東京地裁や名古屋高裁を経て、昨年4月から現職。大阪地裁では今年2月、大阪府内でタクシー運転手2人を刺傷させた強盗殺人・殺人未遂事件の裁判員裁判で裁判長を務めた。