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ラプラスは本当に悪の同担拒否なのか

ホロライブ所属のVTuber、ラプラス・ダークネスが炎上している。

自身の生誕ライブに、学園アイドルマスターの登場キャラである姫崎莉波ひめさきりなみを招き、ライブをしてもらい、そしてそこでやらかしてしまったのだ。

結果、今現在twitter上ではラプラスファン・学マスファン・ホロライブ(VTuber)アンチ・冷笑系・野次馬などが入り乱れ、罵り合い、嘲り合い、もはや誰が誰に向かって何の話をしているのかもわからないカオス極まる状況となっている。

このままではただラプラス・学マス両陣営がいたずらに傷つけ合い、無為にそれぞれの評判を落とし、冷笑系やアンチに餌を与えて終わりというありふれた炎上で終わってしまう。得るものも学びもなく、ただ不幸を拡散させるだけで終わってしまう。それではあまりに虚しく忍びないので、筆者なりの問題点・要点の整理、そして解釈を記してみようと思う。


まずは結論。ラプラスは悪い。

ラプラスが企画し、ラプラスが自らのライブとして開催し、そしてそこで招いたゲストのファンやその界隈から大きな顰蹙を買ってしまっているのだから、その失態の責任はラプラスにある。それは当然だ。VTuberだとかアイドルだとかは関係なく大人として、プロとして当然の事だ。

が、その上で。何が悪かったのか?何を怒られているのか?そんなに怒られる事なのか?そもそも本当に悪かったのか?そしてラプラスだけが悪いのか?それを考える必要がある。そういった事をろくに考えもせず、ただ感情や空気に任せて叩いているだけでは何の意味もないどころか有害であり、そんなものはただの荒らしだ。

今回の件での批判はラプラスだけではなく学園アイドルマスターの運営元であるバンダイナムコにも向けられており、そして学マスファン側にも問題点は指摘されている。

ここをまず整理してみよう。


1.ラプラスへの批判

  • 推しアイドルに自分個人のためにライブをしてもらうのは、ファンとして間違っている。

  • 楽曲『clumsy trick』の演出でのトルソー(思いを寄せるプロデューサーのメタファーであるという解釈がファンの間ではメジャー)を放り投げ、自分を代わりに据える行為は姫崎莉波のファンとしてはあり得ない。

  • 上記の行為を、過去に同担拒否を表明していた人物が行うのはあまりにも他のファンに対して失礼である。

2.バンダイナムコへの批判

  • この仕事を受けること、ラプラスの企画や演出にOKを出すことが姫崎莉波というキャラクターの価値を毀損し、ファン感情を傷つけることを理解していない。

3.学マスファンの問題点

  • ラプラスやホロライブ、VTuberやそのファンを口汚く罵っている。

  • 姫崎莉波の事を「デリヘルアイドル」等と言って腐している。

  • そもそもがゲームキャラ、ましてやソシャゲキャラなのだから、外部コラボの類いはある種のパラレルワールドや外伝のようなものだと割り切るくらいの寛容さはあってもいいのではないか。


細かい話をすればまだまだあるだろうが、大きなところとしてこれらを挙げておきたい。冷笑系やアンチ等を省いたのは、この問題について考えるにおいて彼等はただのノイズだからだ。本質には一切関係ない。


まずはラプラスへの批判についてだが、これを考える前に前提を共有しておきたい。

ラプラス本人はこのゲスト出演を、ある種の布教のつもりで企画したのであろうということだ。

決して無理矢理に擁護しようとしているわけではない。ここで話したいのは、ラプラスは自分の生誕ライブという場を使って推しを布教しようとした結果、思いっきりスベった挙句に推しを巻き込んで大炎上してしまったのではないか。という話だ。

ラプラス・ダークネスというVTuberは、言動に度々問題があったり色々と脇が甘かったりするところはあるが、基本的にサービス精神があり面白さに貪欲で、その上で躊躇なく自分をオチに使えるVTuberだ。

その時々の自分やホロライブへのニーズに合わせて手間のかかる企画を作り、演者として出ればボケにツッコミにイジられと何でもこなし、盛り上がりのためならよごれも道化も何でもやる。タレントとしてのポテンシャルなら、ホロライブに限らずVTuberの中でも間違いなく上位だ。

VTuber全体やホロライブ、ラプラスの事をよく思っていない人達にしてみれば、突然このような事を言われても信者による擁護にしか見えないだろうがそうではない。これは事実そうなのだ。

アイドルマスターというコンテンツやファンにとっての大切なもの、姫崎莉波というキャラクターにとって大切なものやその魅力を前提として話すなら、ラプラス・ダークネスというVTuberのそれについても前提としておかなければ、フェアではない。そこのバランスは取らなければならない。

ラプラス・ダークネスをある程度見知っている人ならば概ね納得してもらえるとは思うが、ラプラスはデビュー当時からずっとそういうVTuberなのだ。

だがしかし。前述の通り度々危うい言動はするし、とにかく脇が甘い。勢いだけで後先考えずに発言したり行動したりしているように見える事が多々ある。

そしてこれはホロライブのタレント全体に言える事であり多くのホロ嫌いの人達の認識でもあるだろうが、肯定される環境に慣れすぎている。自分に好意的な人間に囲まれる事に慣れすぎている。ゆえに脇が甘いし、詰めが甘い。

今回の事はまさにそういった考えの甘さが招いた事であると、筆者は考えている。

「大好きな莉波さんを皆に観てもらおう!!」と思ったのだろう。

トルソーの件も含めて、キモオタムーヴで期待に応えつつウケようと思ったんだろう。

同担拒否発言も、それくらいのつもりで言っていたんだろう。

それら全部が甘かった。考えが足りなかった。

自分やホロライブに対して、外の人達が向けている目線や持っている印象の厳しさを舐めていた。

私欲による独占、推しの気持ちやキャラクター性を踏み躙るような越権行為、同担に対するマウント。全て悪い方に取られてしまった。

しかしそれは見る側が悪い訳ではない。圧倒的にエクスキューズが足りなかったのだ。この期に及んで、ホロライブのタレントが外部コラボするにあたって生まれる摩擦やネガティブな反応について知らないはずはないし理解していないはずもない。つい最近も同期の鷹嶺ルイや博衣こよりが散々炎上していたのだから。

そういった事に気付かず、あるいは無視して今回の企画を実現させたのだから、今回のような批判を受けるのは当然で、この事態を招いた原因はラプラス自身の甘さに他ならない。

それに、そのような事情の一切を抜きにして考えたとしてもやはりトルソーの件だけはどうあがいても正当化するのは不可能だ。一切面白くないどころか、あのトルソーの意味を少しでも知っている人間にとってはただただ不愉快だ。完全にスベっている。

仮にお膳立てを完璧に済ませていたとしても、あれをやってしまったらその時点で確実に炎上していただろう。


では次にバンダイナムコへの批判についてだ。

が、これはほとんど言うことがない。

  • ビジネス的にはホロライブみたいな大手とのコラボなんて断る理由無いよね。

  • この建付けと演出で、既存ファンの顰蹙を買わないって本気で思って企画通したの?ホントに?

以上だ。


そして学マスファンの言動の問題点について。

ラプラスやファンを口汚く罵ったりある事ない事言って馬鹿にしたり、事務所同士のやり取りの結果ただ仕事を全うしただけであろう姫崎莉波や中の人を、下品な言葉を使うなどして腐したり。そんな事をしているのは当然ほんの一部だろうが、そういった連中に関しては下衆なアンチや炎上狙いの荒らし達と何も変わらない。

そして、『そもそもがゲームキャラ、ましてやソシャゲキャラなのだから、外部コラボの類いはある種のパラレルワールドや外伝のようなものだと割り切るくらいの寛容さはあってもいいのではないか。』という指摘。これに関してはあまりにも個々のスタンスや思い入れの深さによるところが大きすぎるので、あまり軽率に振り回していい意見ではないように思う。

個人的には概ね賛同であり、それくらいに構えておかないとちょっとした事で好きなコンテンツを嫌いになったりつらくなったりしてしまいそうで単純にもったいないとは思う。とはいえこれを他人に押し付けるべきではないし、この手の考え方は簡単に他人への冷笑やマウントに変わるので、言っている側にも注意が必要だと感じる。


ある程度整理できたので、結論をまとめよう。

  • ラプラスはアイドルや推し文化のオタクでありながらファンとしての自分の行為を客観視できておらず、見られる側としての自分への認識も甘かった。

  • バンナムは自分達が作っているコンテンツの性質やファン感情への認識が足らず、冷静にそれらを守れる立場であったにも関わらずそれができなかった。

この両者の甘さやある種の怠慢が重なってしまった結果、今回のようにキャラクターやそのファンが理不尽に無意味にダメージを受ける結果になってしまった。

前述したラプラスや姫崎莉波に好き放題暴言を吐いているような連中はともかく、ただ突然飛んできた火の粉に嘆いている善良なファンにしてみればタチの悪い事故でしかない。気の毒でならない。

騒動全体の責任は当然、企画の責任者であるラプラスにある。

しかし、キャラクターや作品、ファンを守るべき責任をおざなりにしたバンナムにはそれらに対して大きな罪がある。

上の2点と合わせて、これが結論だ。


ついでに、炎上について。


こういうタイプの意見が大きな炎上の度に目に入るが、これは個人的に有害ですらあると思っている。

炎上そのものがそういったアンチや愉快犯的な連中によって起こされているないし必要以上に大きくされているというのは概ねその通りだろうし、そんなものにまともに付き合うのは馬鹿馬鹿しいとも思う。

しかし、炎上という出来事全体の表面にすぎないものの妥当性にばかり目をやってその中身まで矮小化してしまうような姿勢や言説は、あまりにも思考停止的で冷笑的で、多くの大切な事実を取り溢してしまう危険なものであるとここで声を大にして言っておきたい。


以上。ありがとうございました。



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コメント

6
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赤ヘルマンのプロフィールへのリンク
赤ヘルマン

まあこの件に関しては完全にスベってる以上本人が一番悪いんですが、カバー側とバンナム側もこれ炎上する危険性考えなかったのか?とは思いますかね。流石にトルソーとの関連性知ってるなら扱い間違えると危ないの分かると思うんですが。 (特に双方ダンマリというのが余計に。)

なしとるのプロフィールへのリンク
なしとる

学マスファンの問題点を挙げながら、ホロライブファンの問題点(ライバー全肯定ではなく、学マス好きへの攻撃)を省いているのは何故でしょうか…? 自分が軽く見るだけでも ・こんなんどうでもいい、傷つく方が悪い ・ホロライブきっかけでファンが増えるのだから傷ついた人がいようが問題ない …

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わびる/日月23時ラジオ配信中のプロフィールへのリンク

文中に書いた通り、記事の中で考えている内容に対してノイズでしかなく、触れる意味が薄いからです。あくまでこの記事はラプラスとバンナムの問題点について考え、それによって傷付いてしまった人達についても考えるという事が目的なので。 学マスファンへの指摘に触れたのは、そういった意味で「割…

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ラプラスは本当に悪の同担拒否なのか|わびる/日月23時ラジオ配信中
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