ナロウスペース ~ポケットの中の論争~
※本件はガンダムの話ではありません。
反フェミ論理に碌に反論できないから、それは個人的な妬みだという話にすり替えようとする、散々見飽きたパターン。
— Shikishima (@LiuLingling888) March 26, 2026
それはある種の公共性の欠如である。
アンチフェミニストは高学歴・高所得の勝ち組が多い、という不都合な事実|小山(狂) @Segah02457547 https://t.co/2HWljUtEkF
Xで少し話題になっていたのだが、アンチフェミニズムというのは研究者が言うように「弱者男性」「負け組男性」などといった言説で埋め込み、主に恋愛・結婚絡みで拗らせた人間が中心であるという声が挙げられてきた。
しかし、小山氏の調査によればそういうものではなく、意外にも高学歴や既婚者、高収入層に多いという結果になった。
このことによって、多くの人は驚きの声を出す人もいれば、「既婚者になったことや男の子を持ったことで変わった」という考察をするものもいた。
ただ、普段見聞きするような話と違うというものだったので、かなり注目を集めているようだ。
もちろん、個人のネット調査なので信ぴょう性に疑問はあるものの、こういった話については別に不思議とは思わない(また、元々アンフェにはいろいろな属性が混じっている話を知っていれば、それほど変でもないのだが)。
我々が語っている姿と、現実が違っているというのは、現実には他にも出てくるからだ。
狭い世界で語り合う罠
どうしても狭い世界で語り合っていると、その世界で語られていることが中な常識のようになってしまい、周囲とずれてしまうということはよくあることだ。
エコーチェンバー現象によって、視野が狭まる
ネットでたまに目にするだろうが、こういった話については「エコーチェンバー現象」という言葉で説明される。
エコーチェンバー現象とは、「反響室」の中で声が反射することになぞらえ、狭いコミュニティで、自分と同じような意見を見聞きし続けることによって、自身の意見・主張が増幅・強化されることを指すもの。
ネットでもよく見るだろうが、特定の分野や専門性、小さな会社・工場の中などあらゆることで起こりうる現象である。
あくまでその中にだけ住んでいると、他の声というものは聞こえてきにくくなり、聞こえてきたとしてもそこから抜け出すのが難しい。
さらに、ここにちょっとした誤情報や偏見を入れることで、よりずれた反応を強化してしまうだろう。
そういったことが起こることで、現実とは違う誤った認識というのは生まれやすいのだ。
過去の2chにも・・・類似する認知のずれ
過去にも、人々が語っていた内容とは違うという話はいくつかある。
例えば、過去の2chにもそういった話があった。
学歴は、「高校中退以下」「高卒」「大卒」が、それぞれ31%、30%、34%と、ほぼ拮抗している。「大学院修了」も4%いる。年齢層で最も多いのが、35~44歳が34%と最も多く、25~34歳(17%)、45~54歳(同)、0~17歳(14%)と続いている。・・・・世帯年収を見ると、500万円未満が46%と大部分を占めるものの、1000万円以上も14%いる。
2009年とかなり古い記事だが、過去にもこの掲示板には、2chには「ニートやひきこもりが多い」というステレオタイプがあったのだが、そのイメージを覆す結果となった。
また、男性が多いというイメージだったのだが、本件記事では3割程度女性もいるということで、思っているよりも女性も入っているというイメージも持ったかたもいただろう。
他にもいわゆる「ネット右翼」にも、似たような話はあったが、こちらも引きこもりではなく、働き盛りの世代で、年収も高めの人も多く、しっかりと働いている人が多かったという調査もあった。
https://www.news-postseven.com/archives/20120809_136347.html?DETAIL
実体とイメージとのかい離というのは、このように起こるのである。
参議院選で一度みたはずなのだが・・・。
このようなことに関して、かつて私が書いた記事にて、同じような光景を見なかっただろうか?
そう、それが前回の参議院選挙ではないか。
この時も、「なぜ、参政党や国民民主党の支持が増えているのか?」という声に、多くの人が色々な考察をしていたが、ほとんどの人間がまともに答えを出せなかった。
その上で、参政党をカルトと捉え、執拗に攻撃するものや、夫婦別姓などのあまり話題にしない論点を争点にすることが多かった。
しかし、多くの人は日々の生活をどうするかというのが中心であり、彼らの言うような批判や提言は、そもそも中心には見ていなかったのだ。
政策で何を求めているかを踏まえ、そしてそこに働き世代(男性)を加えれば、彼らがこの世代の要望にいかに答えているかということが目に見えたはずだ。
だから、男性の支持が多いというものなのだが、ここまでの分析をしっかりできた人はほぼほぼいなかった。
よくわからないという人もいれば、色眼鏡で特定政治勢力の影響だとか、カルトだとか、どこか的外れな内容しか書けなかったのだ。
少しデータを見れば、なぜこうなったのかを考えることはできただろう。
近年の戦争反対にも見られる本質からのズレ
そして、最近(でもないだろうが)もっともズレが生じている部分として、「戦争反対」に込められる意味ではないだろうか。
誰も戦争に賛成はしていないのでは?
戦争反対と言いながら自分と意見の違う人たちを「戦争したがっている」と決めつけ、乱暴な言葉で罵るって、どんな平和主義者?言動の中に一つも平和的な要素が見えない。
— 倉田真由美 (@kuratamagohan) March 25, 2026
これも大きなずれの一つなのだろうが、戦争反対と主に主張する人たちに対して、反対意見を述べた人に対する反応を述べたものである。
たしかに、戦争反対に反対する行為に烈火のごとく怒る人がいるし、このツイートにもそれと同じか近い嫌悪感を出す方もいただろう。
しかし、倉田氏の意見には多くの賛同意見もあり、好戦的な戦争反対論者に嫌悪感を示す声も大きかった。
なぜ、双方は交われないのだろうか?
反対=非武装中立などではない
もちろん、数多くの人たちは戦争なんて望んでいない。
積極的に戦争をしようなんて言うのはほんのわずかな人の話だろう。
しかし、戦争反対と叫ぶ人たちに反発するのはなぜか?
もちろん反対する人がかなり攻撃的なのもあるだろうし、中には別組織の扇動だと疑う者もいるだろうが、それ以上に非現実的な非武装中立というお花畑な思想まで受け入れていないからだ。
「憲法9条」「平和外交」「非武装中立」「自衛隊違憲」など、様々な主張を見たことがあるだろうが、どれも平和さえ願えばいい、何の備えもいらないというそういったことである。
自分の家にカギをかけないかのごとく、何の警戒心もなく備えもしないというのが変だというのは、過去の戦争や外交の在り方などからよく知っているだけなのだ。
「戦争はしない、しかし無防備なのはおかしい。」
ただそれだけなのだが、この時点でそもそもかみ合わないのは何度も見てきたことだろう。
そのズレの極致が、衆議院議員で出た戦争反対だった
そして、そのズレの極致が、戦争反対という錆びついたスローガンを掲げたことだろう。
#ママ戦争止めてくるわ というハッシュタグを選挙戦終盤に出たのを思い出してほしい。
なぜか選挙戦終盤に突如出てきたハッシュタグであるが、おそらく憲法改正に意欲的な高市総理に対する批判として出されたのだろう。
平和な願いを訴え、選挙戦の最後の段階で流れを変えようとしたくなったのだろう。
ただ、それは好意的に受け止められたものではなく、このタイミングで出してきたので、周囲からは奇異な目で見る光景や嘲笑、嫌悪感、白けた意見、気にされていないなど。
明らかに彼らが出した意図とはずれた反応をもらったのだ。
それはかつては有効だったのかもしれないが…
仲間内では、確かにウケが良かったのかもしれない。
しかし、有権者はそんなことを訴えられても、今望んでいないことであるし、そもそも反対なのは当然の前提である。
過去にはそういえば、多くの人々は従ったのかもしれないし、時代によっては大臣レベルのでも更迭できただろう。
故に、切羽詰まったあの時期であり、選挙に勝つための伝家の宝刀として出したのだろう。
しかし、時代が変わり、さまざまな情報を得られるようになった社会において、彼らの主張は時代遅れだったのだ。
そしてそのことを認識できなかったのは、まさに彼らが狭い世界に生きてきた証ではないだろうか。
本当に見ているのはどこか?
狭い空間で狭い議論をしていると、どうしても周囲のことが見えないことにもなれば、他に見るべき要素を見落としてしまう。
そしてそれは、男女論に限らないことは、我々はすでに知っているだろう。
相手は実際どんな人物なのか、相手が何を求めているのかは、客観的な数字や実際の相手を見ないとわからない。
そういったことを怠ってきた結果が、自分たちの認知と客観的な状況に大きな差を産むのではないだろうか。
専門的なものに入れば入るほど、我々は一度本当に相手がどのようなものかや、現実はどのようなものかに立ち返るべきではないだろうか?
所謂「専門馬鹿」と言われるようなことに陥らないためにも、時には別の意見を取り入れ、別の環境に飛び込むことも必要ではないだろうか。
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