沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し、平和学習中だった同志社国際高校(京都府)の女子生徒ら2人が死亡した事故を巡り、文部科学省は同校の平和学習を教育基本法違反と認定した。昭和22年の施行以来、初の認定となった。
文科省は判断の根拠となった事実とその見解について、調査報告書としてまとめ、公表している。その中では、事前・事後の学習を含めて特定の見方や考え方に偏った取り扱いだったと結論付けた。
学習の基本となる教科書で平和教育をどのように扱っているのか。主に高校1年生が学ぶ歴史と公民の教科書を取り上げてきたが、今回は先の大戦末期の「沖縄戦」に焦点を当ててみたい。
沖縄では、県民に大きな犠牲を出した沖縄戦から続く地続きの問題として、基地問題などが語られるからだ。沖縄戦と「平和学習」は切り離せない状況にある。
東京書籍は「生命を国家に差し出させる」
東京書籍の「歴史総合」では、《アジア太平洋戦争と日本の敗戦》(124ページ)の項目に、防衛召集によって動員された少年兵「鉄血勤皇隊」の写真を掲載。