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/tachiha/ - たちは板κ

リレー小説用
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93c56416 No.3558

1505cfd3 No.3567

「……はぁ、マジでやることねぇな」
タワーマンションの28階。高級ソファに深く腰掛け、太郎は天井を仰いだ。
40歳でFIRE(経済的自立と早期退職)を達成した時は、人生の勝者になった気分だった。しかし、待っていたのは絶望的なまでの「退屈」だ。趣味の海外旅行もゴルフも行き尽くし、今はただ、有り余る時間を消費するためだけにネットの海を漂う日々。
画面をスクロールしていた太郎の指が、ふと止まった。
『魂の転送・他者への憑依薬。あなたの意識を、望む相手に宿らせます』
「なんだこれ、詐欺サイトか?」
胡散臭さ100%の怪しい漢方薬のようなパッケージ。普通なら鼻で笑ってブラウザを閉じるところだが、今の太郎にはその「異常な怪しさ」すら暇つぶしのエンタメに見えた。
「ま、数万円だしな。騙されたと思ってポチってみるか」
数日後、届いたのは琥珀色の液体が入った小さなガラス瓶だった。説明書には『一口飲み、目を閉じて強く対象をイメージせよ』とだけ書かれている。
「よしよし、じゃあ一丁騙されてやりますか」
太郎は冷やかし半分で液体を口に含んだ。喉が焼けるように熱くなり、急激な睡魔が襲う。
意識が遠のく中、太郎の脳裏に浮かんだのは、同じマンションのEVで時々すれ違う「あの美女」の姿だった。
(確か、彼女は20階で降りてたな……)
次の瞬間、太郎の身体はふわりと宙に浮いていた。
いや、肉体はベッドに横たわったままだ。ガラスに映る自分は、半透明の光の球のようになっている。
「うおっ!? まじかよ、本当に幽体離脱してんのか!?」
興奮を抑えきれず、太郎は壁をすり抜けて20階へと急降下した。
20階のフロアに降り立ち、1軒目の部屋を覗く。老夫婦の世帯だ。違う。
続いて2軒目の部屋のドアをすり抜ける。
「……あ、いた」
そこは白を基調とした洗練されたリビングだった。
部屋の主である彼女は、部屋着姿でソファに座り、テレビを眺めている。間違いなく、いつも見とれていたあの美女だ。一人暮らしのようで、周囲に人の気配はない。
「よし……いってみるか!」
太郎は意を決して、彼女の背後からその身体へと飛び込んだ。
カチリ、と頭の中でパズルのピースがハマるような感覚。
「え……?」
自分の口から出たのは、鈴を転がすような、柔らかく美しいソプラノの声だった。
太郎は恐る恐る自分の手を目の前にかざした。細く、白く、綺麗に手入れされた爪。視線を下げると、いつもとは明らかに違う、しなやかな女性の身体がそこにある。
「すごい……本当に憑依できた。俺、今、彼女になってる……!」
立ち上がろうとした瞬間、頭の中に濁流のように「彼女の情報」が流れ込んできた。
(名前は……明日香(あすか)。26歳、アパレル会社経営。実家は京都。明日の予定は……)
「なるほど、脳の記憶領域までリンクしてるのか」
太郎は明日香の記憶を検索してみた。彼女の話し方の癖、声のトーン、友人関係まで、まるで自分の記憶のように手に取るようにわかる。これなら、彼女の振る舞いを完璧に模倣して「なりすます」ことも造作もない。
ピコン、とローテーブルの上のスマートフォンが鳴った。
画面を見ると、友人らしき人物からメッセンジャーが届いている。
『明日香、明日のランチの場所、どこにする?』
太郎は明日香の手を動かし、フリック入力で返信を打ち込んだ。
『いつものカフェがいいな。予約入れとくね!』
「完璧だ……」
明日香の脳が持つ「いつものカフェ」の映像を読み取り、彼女がいつも使う絵文字を添えて送信する。相手からの疑う様子は一切ない。
太郎の口元が、明日香の美しい顔のまま、歪に釣り上がった。
「退屈な日々よ、さらばだ。これからは……誰にだってなれるんだからな」
極上の玩具を手に入れた男の、危険な火遊びが始まろうとしていた。

a892f180 No.3568

「……信じられない。本当に、本物の女の体になってる……」
太郎は明日香の細い指先を動かし、恐る恐る自分の胸元へと手を伸ばした。
明日香の脳内記憶が、瞬時にスペックを弾き出す。
(サイズは……Eカップ。嘘だろ、そんなにあったのか)
服とナイトブラ越しに、その膨らみを両手で包み込むように掴んでみる。
手のひらから伝わってきたのは、想像を絶する柔らかさと、得も言われぬ弾力だった。
「うわ、柔らかっ……! なんだこれ、モチモチじゃん……」
太郎は思わず声を漏らした。男の時代、金に飽かせて夜の街で何十人もの女性の体を触ってきた。だが、それはあくまで「触る側」の快感だ。
「そうか、今度は『揉まれている側』の感覚も、ダイレクトに脳に響いてくるんだな……!」
自分で揉んでいるのに、まるで誰かから愛撫されているような甘美な刺激が、明日香の性感帯を通じて太郎の精神を狂わせていく。
じっくりと揉みしだいていると、皮膚の下の芯がキュッと硬くなっていくのがわかった。
「あ……。乳首、硬くなってきた。女の子の体って、こんなに敏感に反応するもんなのか……?」
明日香の脳が「恥ずかしい、でも気持ちいい」という本能的な快感を呼び起こし、太郎の理性は完全に吹き飛んだ。
「よし、邪魔な服は脱いじまおう」
もどかしい手つきでパジャマのボタンを上から順に外していく。
前をはだけさせると、レースをあしらったナイトブラが露わになった。太郎は待ちきれず、そのブラのカップをぐいっと上に押し上げる。
バチン、と弾けるようにして、遮るもののない真っ白な生乳が二つの見事な丘となって溢れ出た。
「お、おおお……! すげぇ……、これが、明日香の……」
リビングの照明に照らされた、透き通るような白肌と、ピンク色に上を向いた尖端。
太郎はゴクリと唾を飲み込み、今度は生身の肌に、明日香自身の両手を直接這わせた。
「ひゃっ……あ、あは……っ」
指先が肌に触れた瞬間、明日香の喉から掠れた嬌声が漏れる。
「やばい、これ最高だわ……。自分の手なのに、触られるだけで頭がとろけそうになる。男の体じゃ、こんなに強い快感は絶対に味わえない……っ!」
太郎は夢中になって、手のひら全体でその肉塊をすくい上げ、交互に激しく揉みしだいた。指の隙間から溢れる肉の感触と、脳をジャックする強烈な快楽。
40歳にして手に入れた、退屈を極彩色に塗り替える「最高の玩具」に、太郎は完全に溺れていった。

1505cfd3 No.3569

「ふぅ……あぁ……っ」
生乳の柔らかさに一通り満足した頃、太郎の頭には次なる好奇心が湧き上がっていた。
せっかく完璧にリンクしているのだ。明日香自身が普段、どんな風にこの身体を愛しているのか。それを体験しない手はない。
太郎は明日香の記憶の引き出しをさらに深く漁った。
(最近の男関係は……あぁ、少し前にパートナーと別れたばっかりか。そこから仕事が忙しくなって、最近はご無沙汰だったみたいだな)
さらに記憶を辿ると、彼女が一人で処理する時の「ルーティン」が鮮明に浮かび上がってきた。
(いつもはベッドじゃなくて、このリビングのソファなんだ。……で、使うのはこれか)
太郎は明日香の身体を動かし、テレビ台の引き出しを開けた。奥の方から、コスメポーチに隠された小さなピンク色のコードレスローターを取り出す。
「へえ、こんなの持ってたんだ。可愛い顔して、結構お盛んじゃん……」
明日香の指が慣れた手つきでスイッチを入れると、ブー、と微かな振動がリビングに響いた。
パジャマのズボンと下着を一気に膝まで引き下ろし、ソファに深く身体を預けて足を広げる。
明日香の記憶によれば、彼女の最大の性感帯は『クリ』。そこを集中的に責めるのがいつものスタイルだ。
「よし……、いくぞ」
太郎は振動する先端を、秘部の頂点へと恐る恐る押し当てた。
「ひゃんっ……!? あ、あぁっ……!」
信じられないほどの電流が脳を突き抜けた。明日香の口から、自分でも驚くほど高くて可愛い喘ぎ声が飛び出す。
「う、嘘……っ、すご、すぎ……っ! はぁ、あんっ!」
男の感覚とは全く違う、脳が直接震えるような快感。
明日香の記憶にある「いつもの感じ」をなぞるように、ローターの出力を少し上げ、ピンポイントでグリグリと円を描くようにいじり回す。
「あ、うそ、これ、やば……っ。あはっ、んんぅーっ!」
愛らしい声が静かな部屋に木霊する。
完全に明日香になりきった太郎は、身体を弓なりに反らせ、シーツをギュッと掴んだ。指先が、太ももが、快感のあまりガタガタと震えている。
「あ、ダメ、もう……これ、すぐ、いっちゃ……っ、あん、あぁーっ!」
久しぶりの刺激に、明日香の身体は瞬く間に限界を迎えた。
激しい絶頂の波が押し寄せ、太郎は明日香の可愛い悲鳴とともに、ソファの上で激しく身悶えした。

1505cfd3 No.3570

「はぁ、はぁ……っ、信じられない。何これ、気持ちよすぎる……っ!」
激しい絶頂の余韻に震えながら、太郎は明日香の体で大きく肩で息をした。
男の時とは比べものにならない極上の快感。一度味わってしまえば、もう引き返せない。太郎の心に、さらなる歪んだ欲望が湧き上がってきた。
「もう一回……、いや、もっとすごい奴を……」
ローターを再び握り直した太郎は、明日香の記憶からある場所を思い出し、ふらつく足取りで洗面所へと向かった。そこから姿見用の大きな鏡をリビングへと引きずってくる。
ソファの真向かいに鏡を設置し、その前に再び足を開いて座り込んだ。
「うわ……すごいな、これ……」
鏡の中に映っているのは、パジャマを完全に脱ぎ捨て、一物も纏わぬ全裸になったあの美女だ。
上気した頬、潤んだ瞳、少し開いた唇から漏れる吐息。どこからどう見ても、信じられないほど色っぽく、淫らな表情をした明日香がそこにいた。
「よし……、鏡の自分を見ながら、もう一発……っ」
太郎は明日香になりきり、鏡の中の自分と目を合わせながら、再び秘部にローターをあてがった。
「あんっ……! ひゃあぁっ、あ、んんっ!」
ブーという振動とともに、鏡の中の美女がビクッと身体を跳ね上げる。
太郎が指を動かせば、鏡の中の美女も全く同じように指を動かし、自らの身体を愛撫する。いつも見とれていた高嶺の花の美女が、自分の意志のままに動き、自分の手で淫らに開発されていく。
(この最高の女が、俺の思い通りに動いてる……! 俺が、この女をめちゃくちゃにしてるんだ……!)
「あはっ、ん、あぁーっ! すご、い、鏡見てると、もっと、きちゃう……っ!」
完璧に明日香になりきった可愛い喘ぎ声を上げながら、太郎は興奮の絶頂に達していた。
支配欲と背徳感、そして女性特有の底なしの快感が完璧にシナジーを起こし、普段の明日香自身が感じるよりも遥かに激しい、狂気的な快感の濁流が押し寄せる。
「あ、ダメ、これ、さっきの比じゃない……っ! 脳みそ、とけちゃう、あ、あ、あぁーーっ!!」
身体の奥底から、経験したことのない熱い衝動が突き上げてくる。
限界を迎えた瞬間、明日香の身体は弓なりに硬直した。
「ひゃあぁあぁーーーっっっ!!」
可愛い悲鳴と同時に、秘部から激しく、大量の愛液が勢いよく噴き出した。凄まじい潮吹きだった。ソファとフローリングが派手に濡れそぼる。
「は、あ、あ、っ……!」
あまりの快感の強さに、明日香の脳と身体のキャパシティが限界を超えた。
ブツン、と頭の中で何かが切れる音がした。
「うわっ!?」
気がつくと、太郎は激しい目眩とともに、天井を見上げていた。
視界に映るのは、見慣れた28階の自室の天井。自分の手を見ると、ゴツゴツとした男の手に戻っていた。
「はぁ、はぁ……戻っちまった、のか……?」
ベッドから起き上がり、下半身を確認するが、紛れもないいつもの自分の肉体だ。
強烈すぎる快感の衝撃でリンクが強制遮断され、憑依が解けてしまったようだった。太郎は呆然としながらも、まだ手のひらに残る、あの柔らかさと圧倒的な快楽の余韻に、激しく身震いしていた。

1505cfd3 No.3574

「まだ……まだいける。効果は完全に切れたわけじゃないはずだ」
太郎は荒い息を整えると、再び自室のベッドで目を閉じた。強烈な集中力を注ぎ込むと、視界がぐにゃりと歪み、再びあの見慣れた20階の部屋へと「意識」が滑り込んでいく。
霊体となった太郎が見たのは、先ほどまで乱れに乱れていたリビングの光景だった。
明日香はすでにパジャマを整え、服を着ている。
手にはタオルを握り、自分の愛液でぐしゃぐしゃになったソファやテーブルを必死に拭いていた。彼女の顔には、困惑と羞恥が入り混じった複雑な色が浮かんでいる。
「信じられない。なんで今日は、こんなに……」
彼女は独り言をこぼし、赤面した顔を両手で覆った。
「あんなの、一度もしたことないのに。しかも二回も……鏡まで持ち出して、自分で自分を……」
彼女はタオルを握りしめ、濡れた床を見つめて溜息をつく。
「あぁ、もう。私、最近ちょっと欲求不満すぎたのかな? それとも……仕事のストレス?」
太郎は霊体としてそのすぐ横に浮かび、ニヤリと笑った。
(いいぞ、そうやって勝手に理由をつけてくれ。俺が憑依して操作したことなんて、夢にも思わないだろうな)
彼女の脳内では、太郎が強制的に操ったはずの行動が、すべて「自分自身の強い衝動による選択」として書き換えられ、処理されていた。彼女にとって、あの淫らな振る舞いは「自分の意思で行った秘密の快楽」という記憶として定着したのだ。
「……恥ずかしすぎる。誰にも言えないわ、こんなの」
彼女は顔を真っ赤にしながら、一生懸命に自分の痕跡を消そうとしている。その必死な姿が、太郎のサディスティックな欲求をさらに煽った。
「よし、もう一度。今度はさっきよりもっと恥ずかしいことを……」
太郎は霊体の手を伸ばし、彼女の肩に触れようとした。まさにその瞬間だった。
「――っ!?」
指先が彼女の肌に触れる寸前、世界が激しくノイズを立てた。まるでテレビのチャンネルが強制的に切り替わるような、不快な衝撃。
「おい、待て……! まだだ、まだ終わるな……っ!」
太郎は手を伸ばし、懸命に彼女を掴もうとしたが、光の粒が霧散していくように視界が急速に遠ざかる。
霊体は重力に引かれるように猛スピードで上層階へと引き戻され、意識が強制的に肉体へと放り込まれた。
「あぁっ……!」
太郎の肉体がベッドの上でガクリと跳ね上がる。
目の前に広がっていた白を基調としたリビングは消え失せ、代わりに自分の部屋の無機質な壁が冷たく太郎を迎え入れた。
「くそっ……! 薬の効果が……切れちまったか……」
太郎は自分の手を見つめた。あの柔らかな肌の感触はもうどこにもない。
部屋に静寂が戻り、先ほどまでの熱狂が嘘のように遠ざかっていく。しかし、明日香が自分の記憶に振り回され、羞恥に悶えている姿を思い出すと、太郎の口元には歪んだ笑みが貼り付いたまま離れなかった。
「……なるほどな。憑依するたびに、あいつの中で俺の痕跡が『自分の思い出』として積み重なっていくのか」
次の薬をどう使うか。太郎の脳内では、早くも新たな悪戯のシナリオが回り始めていた。

1505cfd3 No.3578

「……よし、まずはこれだな」
太郎はパソコンの画面に向かい、怪しい詐欺まがいのサイトを再び開いた。迷うことなく、残っている『憑依薬』の在庫をすべてカートに入れ、クレジットカードで決済する。金なら有り余るほどある。買い占めることなど造作もなかった。
「これで弾数は揃った。次は……誰で遊んでやるかね」
数日後、ダンボール一箱分の琥珀色の小瓶が届くと、太郎の退屈だった日常は一変した。
これまではただ時間を潰すためだけに起きていた朝が、今では最高のエンターテインメントの始まりに変わっていた。
次の日から、太郎は外に出るのが楽しみで仕方がなくなっていた。
ただのコンビニへの買い物。以前なら、自動支払機にお札を突っ込んで、下を向いて帰るだけの味気ない数分間だ。それが今では、格好の「獲物」を探すハンティングの時間へと変貌していた。
「いらっしゃいませ」
レジに立つ、少し幼さの残る若い女性店員。彼女が商品をスキャンする手元を、太郎はマスクの奥でニヤニヤしながら見つめる。
(彼女に憑依したら、レジの途中で自分で自分の胸でも揉ませてみようか。客はみんなパニックになるだろうな……)
店を出て、歩道を歩いているだけでも妄想は止まらない。
タイトスカートを穿いて颯爽と歩くキャリアウーマン風の美女とすれ違う。
(あの女、プライド高そうだな。憑依して、自分で自分のスカートを思いっきり捲り上げさせたら、どんな顔するかな。……いや、その後の記憶の辻褄合わせで、本人がパニックになるのを見る方が面白いか)
向こうから歩いてくる女子大生風の2人組。
(あっちの大人しそうな子に憑依して、隣の友達にいきなりキスでも仕掛けてみるか? 『私、急にどうしちゃったんだろう……』って、一生悩ませるのも悪くない)
すれ違うすべての女性が、太郎の頭の中のシナリオ通りに動く人形に見えてくる。
「あはは、マジで最高だな、この薬」
太郎はすれ違った女性のプロポーションを品定めするように振り返りながら、小さく独りごちた。
誰に、どんな悪戯を仕掛け、どんな風にその人生を狂わせてやるか。全能感に満ちた最悪の妄想を膨らませながら、太郎はポケットの中の小瓶をそっと指先で転がした。

1505cfd3 No.3580

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0e6288ed No.3581

「……あれだ」
街の角を曲がった先、清楚な紺色のブレザーに身を包んだ女子学生たちの集団が目に入った。
この辺りでは名門として知られる女学院の生徒たちだ。初々しい顔立ち、まだ大人になりきらない身体のライン。太郎の胸の中に、先ほどまでの退屈な日常を遥かに凌駕する、背徳的な高揚感がこみ上げる。
「今日のターゲットは、お前たちに決めた」
太郎は早歩きでマンションへと戻った。
エレベーターに乗り込み、自室へと急ぐ。高級な調度品も、窓から見える絶景も、今の彼にはただの背景にすぎない。彼にとっての唯一の価値は、琥珀色の液体が入ったあの小瓶だけだった。
部屋に入るなり、太郎はためらうことなく小瓶の栓を抜き、一気に喉へ流し込んだ。
「あぁ……この熱い感覚……たまんねぇな」
視界が急速に狭まり、世界が明滅する。
次の瞬間、太郎の意識は肉体を離れ、風に乗るような浮遊感とともに街へと放たれた。
「女学院か……久しぶりだな、この空気感。学生時代なんてクソくらえだったが、今は違う」
太郎の霊体は、先ほどの女子学生たちの集団を目がけて滑空した。
制服のスカートが風に揺れる様子を、すぐ背後から観察する。彼女たちが無邪気に笑いながら交わす会話が、まるで甘い蜜のように太郎の耳に届く。
(いいぞ、このピュアな空間に俺という毒が混ざるんだ。どんな反応を見せてくれるのか、楽しみで仕方ねぇな)
太郎は集団の中の一人、少しだけ大人しそうな表情で歩いている少女の背中に、じっと狙いを定めた。
(まずは……誰を傀儡にするか。いや、全員順番に遊び尽くしてやるか……!)
太郎はニヤリと霊体の中で笑みを浮かべ、彼女たちの輪の中へと、静かに、そして強欲に潜り込んでいった。

1505cfd3 No.3583

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1505cfd3 No.3584

「……んっ、あれ……?」
名門女学院の重厚な校門をくぐった瞬間、ターゲットの少女――高校2年生の『莉奈(りな)』の意識は、太郎の精神によって完全にジャックされた。
「……すご。視線が、いつもよりだいぶ低いな」
莉奈の口から漏れたのは、まだあどけなさの残る、鈴のように可憐な声だ。
太郎は莉奈の脳内メモリにアクセスし、瞬時に彼女のプロフィールを読み解いていく。
(名前は莉奈。成績優秀、おまけに実家はなかなかの資産家か。……よし、今日から俺が、お前の清純な学校生活をプロデュースしてやるよ)
周囲を見渡せば、どこを向いても紺色の制服を着た女子生徒ばかり。聞こえてくるのは「ごきげんよう」という上品な挨拶と、恋バナや芸能人の噂話に花を咲かせる黄色い歓声だ。男の影など微塵もない、完全なる園(エデン)。
「莉奈、おはよー! ちょっと、何ぼーっとしてるの?」
後ろから肩を叩かれ、太郎はビクッと莉奈の身体を震わせた。振り返ると、クラスメイトの活動的な少女が笑顔で立っている。
「あ……お、おはよう」
(危ねぇ、莉奈の記憶……話し方のトーンをトレースしろ……よし)
「うふふ、おはよう。ちょっと寝不足で、頭がぼんやりしちゃって」
「もー、テスト前だからって詰め込みすぎじゃない? 教室行こ!」
友達に腕を絡められ、太郎の心臓がドクンと跳ね上がった。
腕に触れる、柔らかい女の子の感触。そして、すれ違う生徒たちから漂う、シャンプーや柔軟剤の甘い香り。
「これが女学院か……最高すぎるだろ……」
教室に入ると、太郎の『女学院満喫プラン』が本格的に始まった。
まずは授業中。真面目な莉奈なら絶対にしないような行動を試してみる。
綺麗に切り揃えられた爪を見つめたり、制服のプリーツスカートの裾を、授業中にわざと少しだけ手で手繰り上げて太ももを露出させてみたりする。
(おいおい、鏡で見るとめちゃくちゃエロいぞ、この格好。窓際だから光が当たって、肌が透き通りそうだ……)
さらに、莉奈の記憶にある「一番の親友」である隣の席の女子生徒を、じっと見つめてみる。相手が視線に気づいて「ん? どうしたの?」と小首をかしげると、太郎は莉奈の顔でふっと妖艶に微笑んでみせた。
「ううん、今日の髪型、すごく可愛いなと思って」
「えっ……!? な、なに急に……。からかわないでよぉ」
普段は絶対にお世辞など言わない硬派な莉奈からの言葉に、親友の少女は一瞬で耳まで真っ赤にして俯いた。
(あはは! 面白い、女の子を口説くのって、女の体でやるとこんなに簡単に照れさせられるのか!)
昼休みになると、購買で買ったパンを食べながら、女子特有の密なコミュニケーションの輪に混ざる。
「ねえねえ、莉奈はどんな人がタイプなの?」
恋バナの矛先が莉奈に向いた瞬間、太郎の口元が歪んだ。莉奈の脳内にある「理想の王子様像」を完全に無視し、太郎自身の好みを莉奈の口から吐き出させる。
「私? 私はね……そうだな、40代くらいの、ちょっと落ち着いてて、お金を持ってる大人の男性がいいな。FIREしてるような、時間のゆとりがある人とか、すごく素敵だと思う」
「えぇーーっ!? 渋すぎない!?」
「おじさんじゃん! 莉奈、ファザコンなの!?」
周囲の女子たちが一斉に騒ぎ立てる中、太郎は莉奈の身体で、クスクスと上品に、しかし心の中では大爆笑しながらお茶をすすった。
(お前たちが今話してるその『素敵なおじさん』は、今まさにこの体の中にいるんだけどな……!)
昼食が終わり、午後の一コマ目は移動教室での体育だった。
更衣室へと移動し、全員が一斉に制服のボタンを外し始める。
パチン、パチンと衣服が脱がされ、周囲が瞬く間に白い肌と下着姿の女子高生たちで埋め尽くされていく。太郎にとって、これ以上ない極上のエンターテインメント空間が完成しつつあった。

1505cfd3 No.3585

(さてと、この天国みたいな状況で、どう仕掛けてやろうか……)
太郎は莉奈の細い指を動かし、ブレザーのボタンを一つずつ外していった。
周囲を見渡せば、白、ピンク、水色……色とりどりの下着姿になった女子高生たちが、無防備に肌を晒して笑い合っている。莉奈の脳内にある学校のルールや常識を無視して、誰かのブラのホックでも後ろから外してやろうか、それともわざと下着を落として困らせてやろうか、最悪な悪戯のプランが次々と頭に浮かぶ。
ブラウスを脱ぎ捨て、莉奈自身の下着姿が露わになった。
鏡に映る莉奈の身体は、薄いピンク色のレースがふんだんにあしらわれた、少女らしい可憐なデザインのブラジャーに包まれている。
「へえ、莉奈ちゃん、結構可愛い趣味してんじゃん……」
莉奈の声を小さく漏らし、自分の胸元のレースに指をかけようとした、その瞬間だった。
背後からぬっと伸びてきた二つの細い手が、莉奈の脇から滑り込んできた。
そして、そのピンク色のレース越しに、莉奈のまだ未成熟で柔らかな胸を、むぎゅっと容赦なく正面から揉みしだいた。
「あうっ……!? ゃ、あんっ……!」
予想外のダイレクトな刺激に、莉奈の喉から息の漏れたような可愛い悲鳴が飛び出す。
脳を突き抜ける甘い快感。驚いて振り返ると、そこにはクラスでも一、二を争う美少女であり、莉奈の悪友でもある結衣(ゆい)が、悪戯っぽく目を細めて笑っていた。
「ひゃはは! 莉奈、いい声出すじゃん! つまんない顔して着替えてるから、気合入れてあげた!」
結衣は手を離すどころか、さらに指先を動かして、レースのブラ越しに莉奈の胸の先端をコリコリといじるように弄んでくる。
「ちょっと……ゃ、やめてよ結衣……っ、みんな、見てる、あ、あんっ……!」
太郎は必死に莉奈の記憶を検索し、親友同士の「いつものじゃれ合い」のトーンを再現しようとした。だが、女の子同士の愛撫の快感と、背徳感が混ざり合って、声がどうしても淫らに震えてしまう。
「えー? だって今日の莉奈、なんかエロいんだもん。お昼休みに急に『40代の渋い男がいい』なんて言い出すから、気になっちゃってさ。もしかして、もう大人の経験しちゃった?」
結衣はニヤニヤしながら、莉奈の耳元に顔を近づけて囁く。その吐息が耳にかかるだけで、莉奈の身体がピクッと跳ね上がった。
「ち、違うってば……っ。そんなんじゃないから、早く、手、離して……あはっ」
「やだ。莉奈のここ、いじってたら、なんだか硬くなってきてるよ? 嘘つけないねぇ」
更衣室の喧騒の中、二人の怪しいやり取りに、周囲の女子生徒たちも気づき始めてクスクスと笑い声を上げている。
「あはは、結衣また莉奈をいじめてるー」
「莉奈ちゃん顔真っ赤だよ? 変わってあげようか?」
(くそっ……! 悪戯を仕掛ける側のはずが、まさか女の体で逆におもちゃにされるなんて……!)
太郎は莉奈の身体を通じて、結衣の指先から伝わる甘美な快楽に翻弄されながら、女学院という楽園の「洗礼」を全身で味わっていた。

c89b6883 No.3586

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ab4093cc No.3587

「んあぁっ……! ちょ、ちょっと、結衣……っ!」
結衣の指先が、ピンク色のレース越しに莉奈の小さな乳首をピンポイントでキュッと摘み上げた。
衣服を挟んでいるとは思えないほどダイレクトな刺激が脳へと走り、莉奈の口から、更衣室全体に響くような可愛い喘ぎ声が漏れてしまう。
「ひゃんっ、あ、あぅ……っ! だめ、そこ、は……っ!」
「あはは! 莉奈、今日いつもより全然敏感じゃん! ほらほら、ここ、もっと気持ちよくなっちゃえ」
結衣は完全に面白がり、莉奈の身体を後ろから抱きすくめるようにして、必要以上にその胸を何度も、何度も揉みしだき続けた。男の時とは違う、女の子同士の甘い匂いと、容赦なく与えられる快感の波。太郎の精神は、莉奈の身体を通じてとろけそうになっていた。
(うわ、やべぇ……。されるがままに揉まれるのって、こんなに脳みそ痺れるのか……っ)
だがその時、莉奈の脳の奥底から、強い拒絶のシグナルがアラートのように鳴り響いた。
(これ以上はダメ。私、みんなの前で変な声出しちゃう……! 結衣に、変に思われちゃう……!)
莉奈自身の羞恥心と「これ以上の限界」を知らせる警告が、太郎の意識をハッと現実に戻した。これ以上、莉奈のキャラクターを崩壊させるわけにはいかない。
太郎は莉奈になりきり、少し怒ったような、でも恥ずかしさで震える声を必死に作った。
「も、もうっ、本当に怒るよ……っ! 結衣、離して!」
莉奈の細い手を後ろへ伸ばし、結衣の手首をぎゅっと掴んで、力任せに自分の胸から引き剥がした。
「あはは、ごめんごめん! 莉奈が可愛すぎるのがいけないんだからね」
結衣はケラケラと笑いながら手を上げ、ようやく自分の着替えに戻っていった。
「はぁ、はぁ……っ」
解放された太郎は、大きく息を吐きながら、急いで指定の体操着に袖を通した。
自分で自分の胸を揉むのも最高だったが、まさか同級生の美少女に、されるがままに揉まれるのがこれほど甘美な体験だとは思いもしなかった。
(揉むのも極上、揉まれるのも一級品……。女学院、本当に天国だな……!)
体操着に着替え終えた太郎は、興奮で緩みそうになる莉奈の口元をキュッと引き締めた。ニヤニヤと浮かび上がろうとする邪悪な笑みを必死に隠し、すました優等生の表情を取り繕う。
「……じゃあ、私、先に行くね」
周囲の女子生徒たちにそう声をかけ、莉奈の身体を揺らしながら、太郎は満足感に満ち溢れた足取りで更衣室を後にした。



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