先輩AD&CDに直撃インタビュー!アルトリアー写の合成密着レポ🕺
こんにちは。
LIFULLでデザイナーをしている上垣です!
次回!!「集合アー写どうなるの!?!?スペシャリスト職の先輩CD増田さんによる合成技術に密着編!」クリエイティブの現場は様々なハプニングがつきものですね。ぜひ次回記事をお楽しみにお待ちください。
こんなことを書きながら気がつけば半年以上が経っておりました(😰焦)
今シーズン、Dリーグ最終ラウンド目前に先輩方の”プロの仕事”について直撃インタビューをしてきました。
撮影を担当した森AD(アートディレクター)によるアルトリファン必見のこだわりや、レタッチを担当した増田CD(クリエイティブディレクター)によるデザイナー必見の技、ぜひ楽しんで読んでいってください!
Mori's case:
撮影時からはじまっていた!?📸
前回の記事で、急遽メンバーの追加が決定!という感じがでてしまっていましたが、実は初回撮影時に「メンバーが増える」ことは想定されておりました。
ただ、「何名追加されるか」は未確定な中で撮影時、撮影後のセレクト、レタッチ指示についてどのように進めていったのか、森さんに聞いてみます。
——合成前提での撮影でしたが、撮影時に意識したポイントはどんなところですか?
森:メンバーが最大何人になるか最初の時点ではわからなかったので、直也さん中心に、事前にアルトリメンバーの皆さんで、「一人増えるならこう」「二人増えるならこう」と増える人数が変わっても対応できるように組んでいただきました。
とはいえ、実際にmomopeachさんとAMIさんAYUさんの合成用素材の撮影では、撮影済み素材との重なりを考えて、あれやこれやとポージングを変えて何種類か撮影させてもらいました。
上垣:初回撮影時、私も同席していたのですが撮影スタッフが数名、仮で集合写真の中に入ったりしましたよね。
ちなみに私はmomopeachさん役でした✌️
——撮影した画像のセレクトも重要だと思いますが、アルトリを知り尽くしている森さんはどんな点を重視してセレクトしているんですか?
森:セレクトは、毎年非常に悩ましいですね。
ポーズ、スカーフの付け方、チームウェアの着こなしなどの差は意識的につけていきますが、それぞれの個性がしっかりあるので、被っていないかぐらいで基本的には良い感じで撮れていきます。
上垣:さすがアルトリのみなさん..!そして、カメラマンを担当されたMomoko Maruyamaさんの素敵な声かけもメンバーの個性を爆発させていました。
森:難しいのは表情選びですね。
私の目から見えているライブ配信や、SNSの動画から見えてくるメンバーそれぞれの"らしさ"とチームの中でこういう存在であってほしいという"作りたいイメージ"とのバランスで、表情を選ぶんですが、もちろん本人の意見も伺うので「客観的に見えているもの、見せたいもの」と「メンバー自身が見せたい自分」とのすり合わせは非常に悩ましいですね。
上垣:ちゃんとメンバーのみなさんにも意見交換をして進めるんですよね〜!
森:絶妙にかっこいいcalinさんの写真と、絶妙に美しい笑顔のcalinさんが撮れた時。
「クールなcalinさんの表情が美しすぎる!捨てがたい!でも、その強固な実力とセンスをもって、ディレクターになった直也さんを支えてくれるような、あったかいお姉さん的な表情もほしい!」
贅沢な悩みですが、これだけで過去何時間悩み、幾つもの最高ショットを捨てたことか。。。次シーズンを迎えるまでの期間の楽しみと苦しみがここにあります。
——撮影素材を増田さんにバトンタッチするレタッチ指示。大事にしたことはありますか?
森:その人らしさを失わないようにするということぐらいですね。
やろうと思えば、きっとレタッチャーさんの方でいかようにでもできるだろうと思いますが、その人らしさが残って、ファンの皆さんが会場で会ったときのイメージと同じであるようにしたいなと思っています。
あと強いていうなら、長年お世話になってるチームウェアのレタッチお手入れですかね。
流石にシワ・ヨレ・色あせ、ダンスによる傷などもあるので、ディスプレイを前に「あ〜お世話になっております。。お疲れですね」と独り言を言いながらレタッチ指示をまとめます。
🕺🕺🕺
メンバーの“らしさ”をどう魅せられるか。
森さんの言葉から、写真がただの記録ではなく、チームの空気やメンバーの人柄をつくる1つの表現なんだということをあらためて感じました。
そんなこだわりがつまった素材をどう活かすのでしょうか?バトンを受け取ったレタッチ担当の増田さんに続きます。
🕺🕺🕺
Masuda's case:
合成は、“正確性”から✒️
素材が揃ったとはいえ、「本当に自然に合成できるの?」って思いませんか?はい、思います!!🖐️
違和感なく整えていくためにどんなことを考えて、どんな風に手を動かしていくのか、増田さんに聞いてみます。
——今回のようなケース(集合写真のメンバー合成)のレタッチで、まず考えることってなんですか?
増田:完成までのステップを脳内でざっくり整理しています。
どうやって切ろうか、どう繋げようか、作業工数は適正かなどです。そして道筋が見えたら、合成に必要なパーツを一つずつ丁寧に最適な方法で切り取っていきます。パズルのピースを一つずつ丁寧に削り出していくイメージで、このタイミングでは全体のことはあまり考えず、個のピースを完璧につくる=切り抜くことだけに集中します。
上垣:てっきり全体を見ながら素材を配置したりするところから始めるのかと思ってました!確かに、1つ1つのピースの完璧さが写真全体の品質にも関わってきますよね。
——集合の合成で一番難しかったところはどこですか?
増田:合成前提での撮影でしたが、ライティングがしっかりと計算されていたため難しいところはありませんでした。切り抜きが大変だったくらいでしょうか笑
上垣:カメラマンMomokoさんの過去のご経験。また、森さん・メンバーのみなさんのコミュニケーションから生まれる計算された撮影素材があってこそだったんですね。
ナイスパス…!!
——増田さんってフォトショのレイヤーの数、少なめなイメージがあるんですが、それって意識されてる部分ですか?
増田:これはMac OS 9や10の時代にレタッチやカンプに関して、当時働いていた会社の先輩にご指導をいただいたことが影響しています。マシンスペックが今と比べ物にならないくらい低かったので、マシンに負荷のかけない作り方の一つとしてシンプルなデータ作りの癖が今も残っています。
上垣:先人の知恵!他のデザイナーや社外の方へお渡しする時も、データのシンプルさって大事ですよね。メモメモ…
——photoshopで1番使うツールやこれだけは覚えていた方が良い!というレタッチ手法などはありますか?
増田:基本的に「レタッチ」という正確な処理が求められる時の切り抜きツールはペンツール、ブラシツールです。意図していないところにデータが残っているのを目で見つけるのって大変なので、自分がコントロールできる範囲の切り抜き方を採用しています。例えば、タレントさんの顔の上に余分なデータが1px乗っていたら問題ですよね?
上垣:大問題です!先ほどの完璧なピースを作る、と通じますね。私も過去、自動選択ツールで謎のスケスケ画像を作ってしまった経験があります。((😅))
増田:そのほかだと、最後のトーンを整えていくときに、レイヤースタイルの「ブレンド条件」による、調整レイヤーの効果範囲のコントロールは結構使います。
髪やスキン、衣装などの、ハイライトやシャドーという一部の部分にだけ効果を適応させたいって時に役立ちます。アルトリのレタッチにおいては、髪のハイライトを強調して髪に艶を出したり、潰れてしまっている黒い服に立体感を追加したりする際に使用しました。
——レタッチ作業で1番大切なことをを教えてください
増田:合成に限れば「正確性」です。
わずかに見えている腕を間違えて切らないようにとか、余計なデータや調整の痕跡を残さないことです。なので極力シンプルにつくることを意識しています。「正確性」が担保できるのであれば、自分に合ったやり方で問題ないと思います。
上垣:何を残して、何を削るかという増田さんの判断力もあってこそなのかなと、作業風景を見て感じておりました!
増田:でも本当に大切なのはうまく切り抜いて合成できることではなく、写真と被写体の魅力を最大限引き出すことです。つまりアウトプットとして使用する際に写真を通じて伝えたいメッセージが最大化されるように整えていくことが最も大切な視点だと思っています。
🕺🕺🕺
「多様な個性・表現を通して、ファンや顧客だけでなく、パフォーマンスを支える"あらゆる人"のために活動するダンスチーム」というコンセプトを軸に、整える。
増田さんの最後の言葉は、アー写以外のあらゆるクリエイティブにおいても、技術の先にある大切な視点だと感じました!
🕺🕺🕺
さて、肝心の完成したアー写をビフォアフでお届けしたいと思います。
これは完全に「居ます」よね!
誰があとから加わったのかなんて、このように比べて見てみないと気付かないのではないかと思います。
森さんが撮影で”らしさ”を最大限に引き出し、増田さんがレタッチでその魅力がしっかりと伝わる形で整える、そんな丁寧かつ迅速なプロの仕事でこのアー写は作られておりました。
何事も自分の意思と責任を持って決定・実行していく先輩方の姿、改めてかっこよすぎる!とてもいい学びになるPJでした。
いよいよ最終ラウンド。
応援よろしくお願いします!📣
さて、LIFULL ALT-RHYTHMの今シーズンも、いよいよラスト。
2025年5月22日(木)に開催されるROUND.14では、SEPTENI RAPTURESとの対戦が予定されています。
シーズンの締めくくりとなる最終ラウンド、ぜひ応援よろしくお願いします!
クリエイティブ本部
Designer
上垣 (うえがき)
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2019年4月LIFULLに新卒入社。LIFULL HOME’Sのコミュニケーションデザインをメインに担当しています。(2025年5月時点)



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