トヨタが「レクサス」次世代EVの開発中止へ、世界的な「逆風」が影響か…国内外で戦略見直し相次ぐ
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トヨタ自動車が、2027年半ばに発売を予定していた次世代の電気自動車(EV)の開発を中止することが分かった。世界的なEV需要の鈍化が影響したとみられる。次世代EV向けの全固体電池や、アルミ部品を一体成型する「ギガキャスト」など先端技術の開発は継続する。
開発を中止するのは、高級車ブランド「レクサス」の「LF―ZC」。23年10月に試作車が公開され、当時の一般的なEVの航続距離が500キロ・メートル程度だったのに対し、LF―ZCは倍の1000キロ・メートル程度を目指していた。当初は26年の発売予定だったが、24年に生産開始時期を27年半ばに延期する方針を明らかにしていた。
LF―ZCは、愛知県の田原工場での生産を予定していた。開発を継続する全固体電池などの技術は、将来的にEV需要が高まった際に活用できるようにする狙いがあるとみられる。
EV市場への逆風を背景に、国内外の自動車大手各社は戦略を相次ぎ見直している。ホンダは26年から米国に投入予定だったEV3車種の開発中止を決めた。日産自動車も、米国の工場で計画していた新型EVの生産を中止すると明らかにした。
トランプ政権がEV税制支援策を廃止した米国では、米ゼネラル・モーターズ(GM)がEVの開発中止などに伴う60億ドルの特別損失を計上。米フォード・モーターもEV関連の事業を縮小し、HV(ハイブリッド車)などに注力する姿勢を示している。