W杯3カ国がエボラ拡大のアフリカからの渡航対策 「選手や観客守る」 感染者は千人超か

コンゴ(旧ザイール)東部イトゥリ州の病院で、患者を受け入れる医療従事者=5月21日(ロイター=共同)

6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の開催3カ国(米国、カナダ、メキシコ)は28日、エボラ出血熱の感染が拡大するアフリカ地域からの渡航者に向けて、連携して水際対策を行うと発表した。対策の具体的な内容については明らかにしていない。

3カ国は共同声明で、水際対策は自国民や何百万人もの観光客、選手を守り、国境を越えた活動を維持することが目的だと強調。「この地域における全ての人々の健康と安全が最優先事項だ」としている。

エボラ出血熱の感染はコンゴ民主共和国(旧ザイール)で急拡大し、隣国ウガンダにも広がる。世界保健機関(WHO)によると、27日時点で確定した感染者は132人で、死者18人。感染疑いが906人で、感染による死亡が疑われる人数は223人となった。

米疾病対策センター(CDC)はすでに、コンゴとウガンダ、南スーダンに滞在歴がある外国人の米入国を一時的に制限。カナダもこの3カ国の居住者の入国を90日間禁止した。

WHOは17日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。テドロス事務局長はパンデミック(世界的大流行)には当たらないとの見解を示している。(桑村朋)

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