一般病棟での病室移動の後(2)
家に帰りたい
余りにも腹水が酷いので、丸三日間ぶっ通しで『アルブミン』と『利尿剤』の点滴を開始する。
直ぐに尿意が襲ってくる。
それも数秒毎にだ。
こんなに出るものかとたまげる。
それが休み無しに毎日毎夜続く。
(腹水で70kgを越えた体重は退院後の内視鏡検査時には38kgまで落ちた)
陰嚢の腫れも徐々に引いてきてベッドに寝たまま頭を洗ってもらえるまでに動けるようになる。
それでも、まだまだ陰嚢は大きく陰茎は埋もれたままだ。
相変わらず胸も大きい。
まだ歩くこともできず車椅子を押してもらっての移動だ。
退院できたとしても「車椅子や杖は必要になるのかなぁ?」とか
元のサイズに戻らない陰嚢や乳房は「外科的切除が必要になるのかなぁ?」
と考えてしまう。
ついついiPhoneで検索してしまう。
考える時間ができると、色々と思考が回りだす。
量子力学、カオス理論等を使ってこれまでの流れを遡ってみる。
「どこで未来が枝分かれしたのだろう?」
「なぜ今のような結果になったのだろう?」
考えるのに疲れる…
もうここ(病院)にいるのが堪らなく嫌になる。
家に帰りたい…
家に残してきた愛猫『タオ』♂のことも心配だ。
愛猫タオ
入院後に知ったことだが、タオの顎に腫瘍ができ、2025年7月14日時点『扁平上皮癌』、『慢性腎臓病』、『関節炎』を患っている。
8月に20歳になるので長寿な部類に入ると思う。
自分の親や今まで付き合ったどの女よりも長い付き合いだ。
私が入院しているあいだはパートナーが面倒を見てくれていた。
私とタオとには不思議な縁があるのだが、この話は別の機会にでも書き残しておこう。
関係ないが一昨日、目薬と間違えてレンズクリーナーを点眼してしまい酷い目にあった。


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