100万円超えの超高級折りたたみスマホが登場 24金とダイヤをあしらった富裕層向け
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2000ドルのサムスン製「Galaxy Z Fold7」ですら安っぽく、見た目もいまひとつで、家にベッドルームが4~5室しかない庶民向けだと思うなら、高級スマホメーカーのVertuがぴったりの折りたたみスマホを用意している。同社の最新モデル「AlphaFold」は、子牛革やワニ革、24金、さらには本物のダイヤモンドまで使って仕立てられており、価格は6880ドル(約110万円)からだ。 【画像】これが100万円超えの超高級スマホだ(4枚) それでもなお安すぎて品がないと感じても心配はいらない。Vertuは完全なカスタマイズサービスも用意しており、価格は「事実上、上限なし」だという。同社の超富裕層向け特注案件では、数十万ドルの値が付いた例もある。800ドルの「motorola razr」など、比べるのも気の毒になる。 では、それだけの金額で何が手に入るのだろうか。かなりの部分は、希望する素材に左右される。各端末はほぼ受注生産で、購入者の要望に応じて手作業で組み上げられる。 AlphaFoldはブック型の折りたたみスマートフォンで、8インチの「しわのない」内側ディスプレイ、6500mAhのシリコンカーボン電池を備える。背面カメラは、5000万画素のメインカメラ、500万画素の望遠カメラ、5000万画素の超広角カメラという構成だ。Vertuによれば、SoCにはQualcommの「Snapdragon 8 Gen 4」を採用しているという。Qualcommの現行最上位である「Snapdragon 8 Elite Gen 5」からは一歩遅れる位置付けだ。 仕様がやや物足りないと感じてがっかりしただろうか。筆者も同感だが、Vertuとしては、超富裕層の顧客が巨大な帝国の経営で忙しいため、送迎の車窓から見える景色を芸術的な写真に収めたり、ゲーム「原神」で最高のフレームレートを追い求めたりする時間はあまりないとみているのだろう。 そうしたCEOたちが目標を達成できるように、AlphaFoldにはエージェント型AIツールが多数詰め込まれている。Vertuによれば、こうしたツールは自社データの分析などの作業だけでなく、戦略的な提言もできるという。 もっともVertuは、AIが完全に単独で動くわけではないことを強調している。同社は、AIが「無制限の自律システムとしてではなく、意思決定者にとって信頼できる実行パートナーとして機能すべきだ」と説明する。つまり、株価が高値を付けた瞬間にスマートフォンが勝手に会社を売却したり、意思決定を端末任せにした皮肉として経営陣から自分を追放する判断を下したりする心配はない、というわけだ。 ほかにも、ビジネス向けの機能やAI関連の機能は数多く搭載されている。しかし、Vertuの顧客層には到底届かない収入の人間としては、この高級端末の写真を見終えたあたりで興味が薄れてきた。学校で読書をしていたときと同じだ。 それでも筆者は、こうした別格のスマホを使う感覚がどのようなものかを実機で確かめてみたいと本気で思っている。そして返却後には、まるでディケンズ小説のスラム街に戻るような気分で、自分の激安「iPhone 17 Pro」に引き戻されるのだろう。なんともひどい話だ。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。