新田青雲中等教育学校が2028年度から生徒募集停止を発表、入学者減少で苦渋の決断 愛媛・松山市
入学者の減少を受けて、苦渋の決断です。
新田青雲中等教育学校が来年度入学する生徒を最後に、生徒募集を停止すると発表しました。
■新田学園 永井博理事長
「中途半端な形で教育の質を落とすのではなく、在学の生徒たちが卒業するその日まで、本校が持つ全ての資源、熱量を注ぎ込み生徒一人一人の自己実現を支援し最高の形で完結させることが学校としての責務であるというふうに考えます」
きょう会見を開いた、新田学園の永井博理事長。
新田青雲中等教育学校が来年度入学する生徒を最後に生徒の募集を停止すると発表しました。
理由は、近年の少子化に伴う入学者数の減少です。
新田高校を運営する新田学園が、「少子化が進む中、より個性を重視した教育が今後求められる」として2003年に開校した中高一貫の新田青雲中等教育学校。
初年度には募集定員80人に対し270人が受験し、男女合わせて86人が入学しました。
しかし2007年に募集定員を120人に変更後は定員割れが続き、直近5年では入学者は募集定員の半分に満たない状況が続いていました。
会見で永井理事長は、「財政基盤に余力があるうちに廃止を決断した」とした上で、
・今後、教員は生徒数に見合った形に移行し、同じ新田学園が運営する新田高校への異動もある
・人数が減ると行事の規模は縮小せざるを得ないが、一人一人が主役となれるようなものにしていくつもりだなどと説明しました。
学校はあす夜、保護者へ向けた説明会を開くということです。
きのう、募集停止の知らせを聞いたという在校生の保護者は。
■子どもが在学中
「突然のことで、えー!っていう今のタイミングなんやっていうところはありますけども、先生方皆さん温かい先生で面倒見がいいというか、家以外に帰る場所があるみたいな、そういう場所だったのですごくなくなることを、卒業してる兄もだし在学している弟もやっぱり寂しいなというのは言ってましたね」
来年4月が最後の入学式となる新田青雲中等教育学校。2032年度末におよそ30年の歴史に幕を降ろします。
今回の事態について、松山市内の学習塾は。
■総合学習塾fit 梯まどか講師
「1つの中高一貫校では無くて複数受けられるので、例えば新田青雲さんを受けられたけれども、愛光も同時に受けていて、そのどちらかに行くとか。ていう風に、受けてる子が多いかな。合格なさっても、そこから実際入られる入学者は減っているというのは現状としてあると思います」
県内の受験生にとっては、選択肢が一つ減ることになる今回の決定。梯さんは、今後、県外の学校を受験する子どもが増える可能性も否定できないと言います。
■総合学習塾fit 梯まどか講師
「小学生も中学生も環境がすごく複雑化してきているっていうものあって。自分がそのまま通う地域の中学校、(校区)区で指定されている中学校ではなくて、ちょっと環境を変えたいなっていう(受験生もいる)理由は様々なんですけど、こういった子たちの選択肢が一つ減るっていうことがすごく、寂しいことでもあるし一つ問題かなと」