リユース業界 4期連続の増収の理由 セカストが唯一の1000億円超えで圧倒 #エキスパートトピ
“中古市場”が拡大しています。東京商工リサーチの調査によると、全国で不用品・中古品販売などのリユース業を展開する251社の最新決算(2025年3月期〜2026年2月期)が出そろい、売上高合計は5775億円を突破。4期連続の増収となりました。
売上高トップは、ゲオホールディングスグループの「セカンドストリート」で1161億8400万円。2位は「シュッピン」で526億5800万円と、ともに積極的な新規出店で売上を伸ばしています。
なぜ今、日本で“中古を買うこと”が、ここまで当たり前になってきたかを考えます。
ココがポイント
リユース業、4期連続増収 物価高で消費者の節約志向強まる 商工リサーチ【知っておきたい!】【グッド!モーニング】
5億円未満の中小・零細企業が7割弱(同68.9%)を占めた。一方、100億円以上が15社(同5.9%)
出典:ITmedia ビジネスオンライン 2026/5/26(火)
順調なリユース業界だが、買取価格の上昇や人件費負担、店舗維持費などで、企業間の利益格差は広がる兆しもみえてきた。
出典:株式会社東京商工リサーチ 2026/5/25(月)
【大手参入】“古着ビジネス”の新たな動き!【トレトピ/WakeUp7】
エキスパートの補足・見解
まず背景にあるのは、環境意識の高まりと物価高です。消費者の節約志向が強まったことで、中古品購入への抵抗感が薄れ、フリマアプリなどのCtoC(個人間取引)だけでなく、BtoC(対消費者)のリユース企業も業績を伸ばしています。
転機となったのはコロナ禍でした。在宅時間が増え、本や衣服、ブランド品など不用品整理が進んだことで、「早く換金したい」というニーズから、買取業者を利用する人が増加しました。
警察庁によると、2024年末の古物営業許可件数は約57万2000件(前年比8.1%増)。さらに環境省の調査では、2024年の国内リユース市場規模は3兆4986億円(2021年比2.7%増)まで拡大しました。
そして現在は、円安によるインバウンド需要も追い風になっています。中古品の評価が海外で定着しており、訪日外国人観光客にとっても魅力になっています。
特にファッション業界では、リユースは単なる“安さ”だけではなく、「一点物」「ストーリー」といった感情価値も持ち始めています。今では、“その人らしさ”を表現する選択肢の一つにもなっているのです。
あなたは中古品を買うことが増えましたか?コメント欄でぜひ教えてください。