浜松市・三ケ日町の4神社で屋根銅板窃盗相次ぐ 市文化財の神庫も被害 住民「トタンが剝がされるような大きな音が…」
浜松市浜名区三ケ日町の少なくとも4神社で19日までに、社殿などの屋根の銅板が盗まれていることが分かった。初生衣神社では本殿に加えて市指定文化財の神庫も被害を受けた。細江署は同日、4神社の被害届を受理し、窃盗と建造物侵入の疑いを視野に調べている。 同神社では午前5時25分ごろ、参拝者が屋根の異変に気づき、鈴木栄男宮司に連絡して被害が発覚した。18日夜までは被害はなかったという。本殿は約9平方メートル、神庫は約4平方メートルの銅板が剝がされ、下地がむき出しの状態に。修繕費は100万円超とみられる。19日の明け方、不審な物音を聞いたという周辺住民は「トタンが剝がされるような大きな音がしばらく鳴っていた」と振り返った。 神庫には、古くから伊勢神宮に御衣を奉納していたという同神社の織具が納められている。市文化財課によると、市内の指定文化財が屋根の銅板盗難を受ける事案は過去に例がないという。今後、被害状況を調査し指定文化財の所有者に注意を呼びかける方針。 他に被害を受けたのは、浜名惣社神明宮内の末社、都筑神社の手水舎、猪鼻湖神社の社殿。各神社関係者によると、浜名惣社神明宮は18日夜から19日未明の間、都筑神社は10日以降、猪鼻湖神社は7日以降に盗難に遭ったと確認した。いずれも屋根の銅板が剝がされ、下地がむき出しになっていた。 同署によると、管内で神社の屋根の銅板を狙った盗難はここ数年、確認されていなかったという。鈴木宮司は「どう修繕費用を捻出していけば。防犯カメラを付けなくては」と肩を落とす。
静岡新聞社