こんにちは、リブラです。今回は、ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」第4章の解説の続きです。
ヒル「『流される』人間と『流されることのない』人間についての特徴を説明してください」
悪魔「『流される』人間の最大の目印は人生に大きな目標を持っていないということだ。
無理強いしない限り、どんなことにも熱意を持てず、自分から積極的にやろうとはしない。可能な限り最も無難な方法をとる。
決断することはできるだけ避け、決断させられたときは、最初の機会でそれを翻す。
すぐに機嫌が悪くなり、自分の感情をコントロールすることができない。同じ過ちを何度も繰り返し、失敗から学ぶことができない。
考えたり努力する必要のあることで、やり遂げたことが1つもなく、いかに考えないで済ますかに苦心する。
まわりと協力せず、心が狭く、自分と意見の合わない人間はすぐ攻撃する。天職についている人間を非難する。
面と向かってはおべんちゃらを言い、陰にまわると悪口を言う。批判はするが、その改善策を述べることは決してない。
『流されることのない』人間は常に明確な目標を持ってそれを実現しようと、明確な計画に基づき行動している。人生の大きなゴールに向かって常に努力し、それ以外の小さなゴールも合わせて、すべてが中心となる1つの計画にまとまっていく。
決断が早く、自分の欲するものを知っており、どんなに時間がかかろうとも、どんな犠牲を払おうとも、必ずそれを自分のものにするという固い決心をした人物だ。
自分がミスを犯したときは、たとえ原因が他者にあったとしても、その人を責めたりはしない。
他人に援助を惜しまず、接する相手には必ず何らかの刺激を与える。言い訳や口実を言ったりしない。自分の意思を持ち、自分の頭で考える」
ヒル「『流される』ことのない人間は、『流される』人間と比べて、生まれつき精神的、肉体的、霊的に優秀なのでしょうか?」
悪魔「そんなことはない。両者の1番の違いは、人間なら誰でも等しく持っている『自分の頭を使って自分で考える』特権を採用するのかしないのかだ」
ヒル「仮に『流される』というこの忌まわしい習慣から人間を解放させてやりたくなったとしたら、あなたならかれらにどんなメッセージをおくりますか?」
悪魔「目覚めよ!、そして与えよ!」
ヒル「何を与えればよいでしょうか?」
悪魔「できるだけ多くの人に貢献できることをすればいい。何か手に入れたいと思うなら、得る前に与えよ、だ!」
ー「悪魔を出し抜け!」第4章よりー
悪魔の言う『流される』人間と『流されることのない』人間の具体例リストを眺めて、「自己信頼」できるか・できないかが大きな分岐点だなと思いました。
そもそも『流される』状態は、外部の情報を基準にして自分に取り込み影響されることで起こります。自分にその情報が適合しているのか否かを自分で考えた上で判断せず、鵜呑みすることで起こるのです。
外部の情報は「多くの人にとっては正しく(適して)、それに漏れる例外の人にとっては間違っている(適していない)」こともよくあります。
わたしたちの魂は唯一無二のハーモニクス(波動)を持ち、それを反映するわたしたちのキャラクターも唯一無二ですから、他人が正しい(適している)というものが、自分に合わないことがあるのはむしろ自然なことです。
外の世界の基準の型に自分を当てはめることの方が無理があり、ストレスがあり、消耗するのです。だからその不自然さに抗えず『流される』人間の具体例は、感情が不安定で依存的で、心に余裕がなく、批判的です。これは、自分に与えている無理やストレスや消耗を無視して起こる、心の不協和音であり、自己不信感の現れです。
一方、『流されることのない』人間は、外部の情報や環境や状況に対して、「自身の心や身体がどう感じるか?」をしっかり観察することを優先します。無理やストレスや消耗を感じなければそれを受け入れ、無理やストレスや消耗を感じるならばそれを避けたり、改善策を自分の頭を働かせて対処します。
自分の無理やストレスや消耗を無視せず、責任をもって対処する姿勢に心や身体は信頼を寄せます。ですから、大きな目標を掲げたときに、心も身体も一丸となって協力体制をつくってくれます。
そんな状態の人は「決断が早く、自分の欲するものを知っており、どんなに時間がかかろうとも、どんな犠牲を払おうとも、必ずそれを自分のものにするという固い決心をした人物」になるのが、自然な成り行きでしょう。
悪魔も「両者の1番の違いは、人間なら誰でも等しく持っている『自分の頭を使って自分で考える』特権を採用するのかしないのかだ」と言っています。特別な人だけが『流されることのない』人間に生まれついているのではなく、自分の頭を使って自分で考える』特権さえ意識すれば、誰でも「流されない」習慣を身につけることは可能です。
とは言っても、長年慣れ親しんだ習慣を変えるのは、容易いことではありません。そこで、親切にも悪魔はわたしたち人間に、『流される』習慣から解放されるためのアドバイスをここで披露してくれているのです!
そのアドバイスは「できるだけ多くの人に貢献できることをすればいい。何か手に入れたいと思うなら、得る前に与えよ、だ!」です。
悪魔(エゴ)が「貢献」をアドバイスするのか?と意外に思われるかもしれませんが、これは真実です。
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキが創った「キャッシュフロー101」をご存知ですか?
このボードゲームの中のラットレース(月々のサラリーの中でつましく投資のお金を捻出して、出口のないドブネズミレースから金持ちロードへの突破口をつくるところ)に、「チャリティー」という場所があります。
子どものお金の教育のために創られたゲーム(人生ゲームみたいなもの)ですから、ちゃんと意味があってラットレースの中に「チャリティー」が存在するのです。わたしも、6回中1回だけラットレースを抜けて金持ちロードに行けたときがあったのですが、そのときは「チャリティー」で10ドル(おもちゃのお金)を寄付して展開が大きく変わる体験をしました。
このとき何が起こったかというと、チャリティーをすることにより「与える人のセルフイメージ」を身につけたのだと思います。
何かを与えると、物質次元では減りますが、潜在意識は豊かで寛大になるのです。
義務ではなく、自分から進んで何か与える行為をしたとき、明るく豊かな器が自分に備わったような気分を感じることがあるでしょう。これは錯覚ではなく、ほんとうに「与える人のセルフイメージ」になっているからです。
潜在意識が自らのことを「与えるほど余裕のある人」と認定した瞬間の気分なのです。この意識変革はとてもパワフルで、自分の未来を切り開く勇気を与えてくれます。潜在意識の強力なバックアップがあると、失敗する恐怖と無縁になれるのです。
そして「与える人のセルフイメージ」は創造主のイメージに重なりますから、「流される」人間の真逆のイメージになります。
貢献するという行為は「与える人のセルフイメージ」を構築し、「流される」習慣から解放する最適な方法なのです。
次回はミルトン・エリクソンの「あなたの声はわたしとともに」の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
詳しくはこちら をご覧ください。
新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。