ドングルを紛失したけど100万円以上セーブして復帰できた時の話
コンピュータに直接認証する方式が増えたとは言え
ドングルを使用している人もまだまだ多いのではないでしょうか。
音楽制作の命であるドングル、2020年にeLicenserおよびiLokを同時に紛失した時の対処について、忘備録として書き留めました。全てイチから買い直す、その前に一読いただきお力添えになれば幸いです。
●e Licenser編
1.Cubaseなど
Steinberg製品については「一度だけであればアクティベーションコードを再発行してもらえますので無償で復活可能」です。
まずは新しいeLicenserを購入します。次に「My Steinberg」にて新しく購入したeLicenserの登録をします(アカウントが無い方は新規登録を)。
次に
スタインバーグ・コンピュータミュージックインフォメーションセンター
に「紛失したeLicenserシリアル番号(※)」およびアクティベーションキー再発行依頼を伝えます。
※事前に必ずeLicenserはSteinbergに登録をしましょう。
自分の場合は約8時間後にSteinbergから以下メールが返ってきました。
「お問い合わせの件、USB-eLicenserを紛失された場合は、USB-eLicenserに登録されていたライセンスの再発行を、当窓口からドイツのSteinberg社に依頼いたします」
後は返信を待つのみで、再発行までは約2週間掛かりました。
この間制作が出来なくなってしまいますがご安心を。
Cubase/Nuendoは保存可能なフル機能体験版が30日/60日用意されてますのでそれで凌げば全く問題ありません。
自分が普段制作に使用していたのは「Cubase5.5(=紛失したeLisencerに入っていたアカウント)」ですがこの時「Cubase10.5」の体験版を使用しました。「Cubase10.5」で作成したプロジェクトデータは最新機能を使わなかったせいもあり
「Cubase5」でも完全再現、復帰できました。
また、Wavelabのライセンスも同じeLicenserに入れてましたがCubaseと同時に復帰できました。
2.Vienna Instruments
CubaseなどSteinbergの製品は上記方法で復帰可能ですがあくまで
「Steinbergの製品のみ」です。のでVienna Instrumentsなどは個別に連絡が必要です。Steinbergと同様、公式HPのサポートに連絡をします。
残念ながらSteinbergのように無償、とはいきませんが
50%引きで再度購入が可能です。サポートメールからは
「細々とやっている会社なので許してね」と返信が。
ただしViennaInstrumentsは返信対応が物凄く速かったです。
eLicenserの番号を一度間違えて伝えてしまったものの、
1.紛失の連絡、Viennaから手順の返信
2.ViennaKeyの再購入、シリアル番号を伝える
3.50%引きで再度購入、復帰
まで約2日間でした。
・iLok編
こちらはiLokのサポートにiLokを紛失した旨を伝え、「RMAナンバー」を取得します(ZeroDownTime※に入っていなかった為130$掛かりました)。するとiLok側から、使用しているプラグインの開発元にライセンス再発行の依頼が行き、再発行が完了するとiLokに紐づけられたアドレスに「ライセンスデポジット(再発行)完了」のメールが届きます。
開発メーカーにもよりますが、無償でアカウントを再発行してくれたところが多かったです。 ※ZeroDownTimeとは 万が一ilokを紛失、破損したときの為の保険のようなもので年間30$掛かります。
以下が手順です。
eLisencerと同様、新規でiLokを購入します。
iLok License Managerを起動して、購入したiLokの登録を行います。
iLokのサポートにメールをしてRMAナンバーを取得します。
以下の開発元からはメールで再発行完了(無償)のメールが来ました。
Synthogy(Ivoryなど)
SONNOX(oxford プラグインなど)
Celemony(Melodyne)
ただし開発メーカーによってはこちらから紛失の旨の連絡をしないと
対応をしてくれません。以下はこちらからサポートにメールしてRMAナンバーを伝えたら無償でアカウントを再発行してくれました。
SynchroArts
Zynaptiq
・Protoolsの場合
Avidのサポートに連絡、「ASCコードをAvidストアよりご購入(¥4,400掛かります)」することでアカウントの再発行をしてもらえます。
●iLokサポートに紛失の連絡をする前に
プラグインによっては複数のiLok(もしくはコンピュータ)にオーソライズできるものもあります。「iLok License Manager」の「Activations」に
「2 of 3 Activations」という表示があり、「3つのうち2つを使用済み」であることを意味しますのでiLokの再購入、RMAナンバーの取得をせずに
コンピュータまたはiLok1台にオーソライズすることができます。
iLokのサポートやプラグインメーカーに連絡する前にこちらを確認してみましょう。



コメント