浮足だった一回の先頭打者に本塁打を放たれ、ゲームプランが崩れた。今春は「先制点」にこだわり、県大会初戦から関東大会準決勝まで全試合で一回に得点して先手を取ってきた。「この春初めて先制されて、少し面食らったところがあった」と蜂巣主将はチームの動揺を感じていた。
流れが悪い中でも10安打を放つあたりはさすがの打力。四、七回はともに3安打を集中させて点を奪った。七回1死から中前打で出塁し、玉栄の適時打で本塁を踏んだ中川は、「積極的に振りにいってチャンスをもぎ取るのが自分たちの攻撃」と話す。厳しくコースを突いてくる横浜投手陣に対してもスタイルは貫いた。
「全ては夏のため」を合言葉に挑んだ春季大会。関東大会では決勝まで残った2校のみに許された4試合の経験を得て、決勝では守備での課題に直面した。夏への道のりを考えれば、準優勝という結果が最大の収穫となる。森監督は「これが選手たちの肥やしになって成長してほしい」と期待をかけた。