参政党潜入記者が見た“東大・神谷代表講演会中止騒動” 臨時会見で神谷氏の見解を問うつもりが、「この人、潜入取材をした人ですよ」と退出命令
すると黒メガネ氏は顔をぐっと近づけて、「そんなにケンカ腰にならないでくださいよ」と言った。答えになっていない。 私はもう一度同じことを問うたが、また顔を近づけて、「そんなにケンカ腰にならないでくださいよ」と繰り返した。 その男性とのやり取りはいったんそこで終わり、入場が許可され、前から2列目に座った。すると3分後に、黒メガネ氏が私の横に立った。 「ちょっと取材、難しいっていうことになったんですよ。前回、(参政党に)潜入され、党員になって、それを週刊誌に書かれているんですよね。モラルの問題ですね」 潜入記を週刊誌に書いたことで、党員としては除名処分を受けたが、ジャーナリストのモラルに反することは一切していない。 今回は、参政党から会見のメールを受け取って、ジャーナリストとして参加しているのだから問題ないはずで、「あなた自身が私の入室を認めたじゃないか」と付け加えた。 潜入記事を発表した後も、参政党の記者会見に参加し、神谷に質問している。いまさら、私の参加自体が問題だ、というのは、話の整合性がとれない。 黒メガネ氏の言い分は、「外で話しましょう」の一点張りだった。 潜入取材を違法とする法律は、日本に存在しない。参政党と揉め事を起こすのが本筋ではないので、いったん黒メガネ氏と会見場を出た。国会議事堂が真下に見えるイスに座って話を始めようとした。 私はまず、彼の名前を訊いた。姓は聞いていたが、下の名前も教えてほしい、と。名前をさらすのが目的ではなく、ジャーナリズムの基本動作なのだ、と伝えた。 すると黒メガネ氏は、こう言った。 「そういうことであれば、お話しできないです。善意でお話ししようと思ったんですけど……」 ――あなたは国政政党の事務方として話しているのではないか。 「自分は(危機管理の)担当じゃない、よくわからないので……」と言って逃げを打つ。 最後は「しつこい」と、言い置いて立ち去った。
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