辺野古事故めぐり記者と共産・小池氏がバトル「平和丸の船長が説明すべきでは」「海保の聴取に応じている。国交省には文書で回答」 互いにカットインの応酬
共産党・小池晃書記局長は25日の記者会見で、2人が亡くなった辺野古沖のボート転覆事故で「平和丸」の船長が国土交通省の聞き取りに応じていないとされていることについて、記者と応酬を繰り広げた。
【映像】互いにカットイン 記者と小池氏のバトル(実際の様子)
小池氏は冒頭、「辺野古の問題なんですけれど、2人の尊い命が失われてしまった本当にあってはならない事故だったと改めてお悔やみも申し上げたいと思いますが、平和丸の船長とヘリ基地反対協議会が国交省側の聞き取りに応じていないという報道がされていまして、これは現地にどういうことだろうかと確認しました。これは国交省側の聞き取りというのは内閣府の沖縄総合事務局運輸部だそうですが、この働きかけは4月中旬にありまして、その際何のための聞き取りなのかが明らかでなかったということで、正確を期すために文書で応じたということです。同時に船長それからヘリ基地反対協議会の役員は海上保安庁の事情聴取にはこの間も応じていて、これは数回応じていますし6月にも予定されているということです。ヘリ基地反対協議会としては事故の責任団体として事故原因究明に全面協力するという立場を表明してまいりましたが、その立場を堅持していると聞いておりますので、報道がされていますので確認をした事実は以上です」と述べた。
これに対し記者が「任意だから(聴取に)応じないということか?」と質問。
小池氏は「いや応じないじゃなくて、文書で答えているということ。正確な対応するために文書で答えている」と答えた。そして「国交省のほうの、事故そのものというよりも、海上運送法に基づく届け出についての(聴取には文書で回答)、要するに事故そのものの海上保安庁からの事情聴取には全面的に応じている。真相の解明ということでね」と説明した。
互いにカットイン…記者と小池氏のバトル
記者は「行政庁からの今の海上運送法上の違反(無登録営業)というのは、ふつうに考えて共同正犯になる可能性があるわけですよね。だから黙秘権みたいなことを行使して一切の協力を拒んでいるとしか見えないんですけど。僕はね。船長だったら自分の正当性があるんだったら、亡くなった牧師さん(『不屈』の船長)がその時どういうことをやったかを含めてね、ちゃんと世の中に説明しないと。それは遺族もみんな求めてるわけですよ、原因の究明に。だからそんなことやらないで、私はさっきから言ってるけど本当に反省が足らない」と言ったところで小池氏がカットイン。
「いやだから、全面的に海上保安庁の事情聴取(に応じている)、事故自体の」と言いかけたところで今度は記者が「国交省はいいんですか」とカットイン。
小池氏は「そちらは1回4月中旬にそういう話があったので、その時は文書で対応したということですけど、それで終わっているので」と答えた。
記者は「それで聞きたいのは、ご家族とか、あるいは今回の事件で海に流された子どもたちにPTSDとかいろんなことが起こっていると思うんですよ、僕は。そういうものに対してやっぱり、生き残った(平和丸の)船長さんがね、ちゃんと世の中に対して説明しないといけないし、この人たちがやっていることをね、赤旗は随分やっぱり称賛するようなね、平和の闘士みたいにやってた時代があったわけですよ、辺野古のことについて。それはいいんだけど、やっぱり赤旗はね、自らこの問題を自分の調査委員会くらい作ってちゃんと調べてね、世の中に説明しないと。要するに私ね、赤旗の不買運動が起こってもしょうがないくらいの事件だと思ってるんですよ」と主張。
これに小池氏は「ちょっとそれは違うんじゃないかな」と返し、「だってこの間記者会見でも問われたことについては誠実にお答えをしてきていますし、海上保安庁の事情聴取についてはこれ全面的に協力をすると、私もそういうことを申し上げているし、そういう対応をしてきているということだと思いますので。いろんな質問も出されたのに全部答えてますから」と述べた。
“船長の説明責任”めぐりさらにバトルが…
記者は「別に悪くないんだったら、ちゃんとある程度世の中に天候からなにから、みんなに説明する責任が、船長にはないんですか?」と質問。
小池氏は「いやだからその船長も実際に事情聴取に応じてますよ。と聞いてます」と答えると、記者が再び「行政庁(国交省)のは拒否してるんでしょ。任意だから拒否してるんでしょ」と質問。
小池氏は「いや違う、拒否じゃなくて、正確を期すために文書で回答を1回、だから4月中旬にそういう問い合わせが1回あったので、それに対しては1回その文書で答えていると聞いています」と答えた。
記者は「現場に行っていて、そこで海の流れはこうなっていてああだって全部説明できるのは彼(平和丸の船長)しかいないわけですからね。役所がやっぱり任意でお話聞きたいと言って、それを拒否しているとしか思えません。文書でそれをやるもんじゃないじゃないですか」と主張。
小池氏は「いやだからそれは内閣府(国交省)のほうからの問い合わせには文書で1回答えていると聞いてますが、海上保安庁からの事情聴取には全面的に応じているということですから、そこでそういうやりとりもあるのかもしれません。詳細は私は承知していませんが。今言われたようなことはたぶん海上保安庁とのやりとりの中で出てくる問題だと思います」と述べた。
記者はさらに「共産党さんとしては小さな委員会でも作って、やっぱり世の中に説明する責任はないんですかね」と質問。
小池氏は「だから説明してるじゃないですか。聞かれたことについて記者会見で。説明これまで繰り返してると思いますよ。不十分な点あればまた聞いていただければと思います」と答えた。
記者は「共産党が船長さんに、やっぱり任意でもね、自分の正当性も含めてねちゃんと説明すべきだって言うのがやっぱり公党の責任じゃないですか」と主張。
小池氏は「いやだからその責任を果たすために私も記者会見では問われるたびに誠実にお答えをしてきたつもりです」と述べて記者会見は終了した。
金子恭之国土交通大臣は22日の記者会見で、海上運送法違反について「再三にわたって事実関係の聞き取りを申し入れてまいりました。現在に至るまで、運航関係者のどなたからも聞き取りには応じていただけておりませんが、船舶の運航関係団体であるヘリ基地反対協議会は、書面による照会には応じており、引き続き事実関係の確認を進めてまいります」と述べている。(ABEMA NEWS)