セルビアの首都で反政府デモ 尾を引く鉄道駅屋根崩落事故
ベオグラード、セルビア、5月25日 (AP) ー セルビアの首都ベオグラードで23日、同国の独裁的なブチッチ大統領に反対する数万人が参加した大規模な反政府デモの後、抗議者グループと機動隊の間で衝突が発生した。 ベオグラード中心部の広場で行われた集会自体は平和的に終了したが、その後、若者の集団が機動隊と衝突し、警察の封鎖線に向かって発煙筒や石、瓶を投げつけた。警察は集団を解散させるため突進し、催涙スプレーで応戦した。 明らかにフーリガンとみられる集団は、盾を持った機動隊が包囲しようとした際、複数のゴミ箱を道路に転がした。警察はデモ隊の戻りを阻止するため、ベオグラード中心部に機動隊車両を配置し、暴力行為はすぐに収束した。警察によると、この騒ぎで23人が拘束された。 23日の早い時間帯、デモに参加した群衆がベオグラード中心部に押し寄せた。多くは横断幕を掲げ、集会を主催した若者運動のスローガン「学生の勝利」と書かれたTシャツを着ていた。その日早々、セルビア国内の他の町から車の列がベオグラードへと向かっていた。 23日の大規模な群衆は、2024年11月にセルビア北部で16人が死亡した鉄道駅での惨事に対する責任追及を求めて抗議が始まってから1年以上が経過した今も、反発が続いていることを示唆している。 セルビア国営鉄道はこの日、国内の他の地域からの参加者を少なくとも一部阻止する意図とみられ、ベオグラード発着の全列車の運行を中止した。 2025年1月、汚職反対デモにより当時のミロス・ブチェビッチ首相が辞任に追い込まれたが、その後当局はデモ隊に対して強硬な姿勢で臨んだ。セルビア国内では多くの市民が、駅でのコンクリート製キャノピー崩落事故について、中国企業と共同で行われた建物の改修工事における、汚職に起因する過失が原因だと非難した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)