「不思議な力得た」ソフトバンク柳田が6号2ラン含む3打点 「王貞治レガシーデー」祝う
ソフトバンク7-6日本ハム(24日、みずほペイペイ) 〝特別な日〟だった。ソフトバンクは王貞治会長の下で築かれた歴史と精神を次代に継承する「レガシーデー」。会長が監督時代に背負った背番号89を選手全員が身につけ、観客にも配布された89番のユニホームでスタンドが埋まった。そんな中、試合前のセレモニーで秋山幸二氏、工藤公康氏らレジェンドOBに交じって現役選手では唯一参加した柳田が燃えた。 「89番を背負って何か不思議な力を得ることができた」。4-4の同点で迎えた三回無死一塁で中越えの2ラン。再び同点に追いつかれた後の八回一死一、三塁では「(走者を)返せなかったら命はないぞという気持ちだった」と執念の左犠飛を放ち、三塁走者の近藤がヘッドスライディングで生還した。 試合後、興奮冷めやらなかったのは小久保監督だった。「89番をつけてたら負けられない。人生の中で記憶の残るゲームだった」。もちろん主役である王会長も笑顔が絶えなかった。 「いきなり4点取られたけど、よく盛り返した。周東(二回に3点三塁打)も柳田も、ここぞというところで、壁を超える一打でしょ。最高のゲームだったね」。王会長にとって32年目の福岡が熱くなっていた。(清水満)