なべやかんが警鐘! 怪獣ソフビ「3000万円」異常高騰と市場に出回る「ニセモノ」の闇
昭和の怪獣ソフビが超高騰
タッコング……410万円 サボテンダー……900万円 ペギラ……1360万円 そして、 【画像】やばい…!3000万円に高騰した怪獣ソフビがズラリ「夢のような空間」肉薄撮 ガラモン……2990万円 これは、今年3月に開催された、まんだらけオークションにて、アンティークの怪獣ソフトビニール人形に対してつけられた落札価格である。 これらはおもに昭和40年代にマルサン商会、ブルマァクという玩具メーカーから発売されたウルトラシリーズに登場する怪獣のソフビ人形だ。それぞれ当時は定価数百円のものだが、これまでの市場価格を大幅に更新、ガラモンにいたってはちょっとした中古マンション並の落札価格となるほどの高騰ぶりをみせたことで、マニア、コレクターの間にも衝撃が走った。 このようなヴィンテージソフビは、その性質上、子どもたちが乱雑に遊んだり名前が書かれたりするケースもあり、綺麗な状態のものが少ないことからも、美品はアンティークトイ市場で常に人気が高く、いつかは手にしてみたいというコレクター垂涎の希少アイテムとしてよく知られる存在だ。かつてのお宝ブームによって、その存在を知った人も少なくないだろう。 なかでも今回最高値を記録したガラモンは、マルサンの「1期」と呼ばれる初期ロットのもので、これまでも数百万円台で取引されていたような人気アイテムではあったが、ここへきてさらに数倍の高騰、ついには3000万円近い値をつけたというかたちだ。 そんなアンティーク怪獣ソフビの世界の現状について、自身も世界有数のコレクターとして知られるタレントのなべやかんさんに、話を聞いた。 価格高騰の裏にコロナとSNS 案内されたやかんさんの自宅のコレクションルームの棚には、マルサンやブルマァク製の昭和を駆け抜けた当時品のウルトラ怪獣や東宝のゴジラシリーズに登場する怪獣ソフビを中心に、バンダイ、ポピー、M1号といったメーカー製の貴重なソフビがギッシリと陳列されている。夢のような空間だ。 「このゴジラが100万円ぐらいかな。メカゴジラも100万円、カネゴンは50万円ぐらいかな」 愛犬をかまいながら棚から出してくれるのは、さすがどれもレアなソフビばかり。カジュアルな雰囲気で貴重なアイテムを次々目の前に出してくれるさまに、感覚が麻痺しそうになる。 やかんさんによると、実はアンティークのマルサン/ブルマァクのソフビ怪獣の市場価格の高騰は、数年前に一時的に落ち着きを見せた時期があったという。今年’26年は、『ウルトラQ』『ウルトラマン』放送開始60周年の年でもあるが、当時のリアルタイム世代が少しずつ鬼籍に入ったり、終活のためにコレクションを整理するなどして、貴重なアイテムが市場に流れ、価格もこの先下がっていくのではないかと予想していたものの、 「コロナ禍ですべてが大きく変わりました」 そうやかんさんは語る。 「コロナ禍によって世界的に外出を控えるようになった時期に、ネットを見る時間が増えました。そんななかでSNS、特にインスタグラムでソフビの”映える魅力”を多くの人が知るようになりました。 当時のものが持つ何とも言えない魅力に加え、インディーズメーカーによる、マルサンやブルマァクの当時の造形や塗装のイメージを取り入れたデザイン性の高いオリジナルのソフビが次々発表され、これが新たなジャンルとしてアートとしてのソフビ人気につながったところも大きいです」