三条京阪

16.8K posts
Opens profile photo
三条京阪
@sanjou_keihan
まーたやがな。

三条京阪’s posts

今日は学部生の子に「村上春樹、苦手なんだよね」と話したら「あ~、村上春樹がダメで無印もアンチってことはあれですよね、スタバとかも嫌いなひとですよね」といわれ、あまりの図星っぷりに思わず「き、きみに私の何が分かるというのだ!」と大きな声が……。
いつだったか友人氏が「なんだか最近は気分がパッとしない。世間にドスンとめでたいことが起こらないかな」というので、「自分への直接的な利益じゃなくて、社会全体のはなしなの?」と尋ねたら、友人氏は「社会がめでたくなり、私のもとにも小さなめでたさが波及する。これが理想なんだ」という。
私たち院生が「結婚すると、家の中では煙草を吸えなくなるのかなあ」と話していたとき、傍にいたひとりの先生は「君たちは交渉の意思すら見せず負けを受け入れるのか」と仰った。私たちが呆気に取られていると、先生はまるで、かつての戦場の様子を物語る老兵のように、新婚当時のお話をなされた。
心細くなってきたのでパリでお茶をする渥美清の写真を見て心を癒そう。世界一トレンチが似合わなくて、世界一トレンチが似合う男の写真。
Image
お酒を呑みながら「大学院に来て良かったと思うことってなんだろう」という話になったとき、その場にいた全員が「専門の話ができること」といっていて、私もそうだなあと思ったのだよぬ。小さい頃から「変わった子だねえ」といわれていた自分が、はじめて得た居場所が大学院だったような気がする。
王将でバイトをしていたとき、お客さんが天津飯のカニを抜いてくれと言うから、こりゃ急いで厨房へ伝えなければとマイクに向かってどデカい声で「さっきの天飯カニカマ抜きで!」と叫んだら店長含め色んな人に怒られました。意味のわかる人だけわかって下さい。 #バイトやらかし大会
なんで東本願寺なんだ。うち(西本願寺)にも能舞台は三つもあるんだぞ。そのうちのひとつは現存する最古の能舞台で国宝なんだぞ。なんで東本願寺なんだ。あれだぞ、うち(西本願寺)の方がロイヤルホストにも近いんだぞ! なんで東本願寺なんだ!
学部生の頃、せっかく文学部に入ったのだから、いっちょ文学理論でもやってみるかと思い立った私は、河原町の丸善で4400円という(当時の私にとっては手の震えるような)大金を叩いて、ピーターバリー著『文学理論講義』(ミネルヴァ書房)を買ったのだった。さっそく、家に帰って本を開くと、
昨日、先輩が研究室に、福砂屋の立派なカステラを差し入れして下さったんですね。文明堂ではなく福砂屋という時点で我々は大喜びなのですが、いかんせんその日は講義もなく、部屋に院生は三人しかいない。とても三人では食べきれないし、食べてしまうのも勿体ない。なにせ福砂屋です。
恋人氏が「チェキ買おうかな」というので(おっ、エモい写真に興味が出てきたのかな……)と思っていたら「強制的に現像するシステムがないと、将来手元に写真が残らへんと思うねんな」という言葉が続き、鋭いなと思った。
追い詰められ「こんな研究やってられっか!」とアホみたいな量のポップコーン(豆)をフライパンで煎りはじめたら、想像以上の膨張率で、必死に蓋を抑えつけながら「ひぃぃぃぃぃぃ」と悲鳴をあげることしかできなかった。弾丸のように飛び出す豆を見て、ああ、おれはここで死ぬんだ、と思った。
Replying to
ちなみに具体的には「千年に一度の豊漁」「千年に一度のベビーブーム」「千年に一度の大豊作」などが、友人氏の考える特大のめでたさらしい。君は徳の高い人物だ。世が世なら30万石の大名になっていた器だよ。
Replying to
「家を買ったとき、私は家内に『私の買った家なんだ。煙草を吸う権利は保証されて然るべきだ』と断固たる口調で伝えたよ。家内は当然反発したが、私は負けなかった。分かるかね? 強気の交渉が大切なんだ。このとき権利を勝ち取ったおかげで、私はいまでも庭でなら煙草を吸うことができる」
Replying to
聞いていた院生たちは、みな心の中で「先生、それは交渉に負けているのじゃありませんか…?」と思ったけれど、何だか不憫のようであったし、何より自分たちの将来を見るような心地がして、ついぞ口には出されなかった。
昔は法事なんかで親戚が集まると、必ず成田三樹夫みたいなおじさんが一人はいたものだけど、いなくなっちゃったよね。
Image
郵便局さんへ 忙しいのはとてもとてもよくわかるのですが、郵便物を折り曲げてまで郵便受けに詰め込むのはやめて下さい。あなたが折り曲げたその封筒は、びんぼうな大学院生がなけなしのお金を叩いて買った資料だったりします。ぞんざいに扱われると、とても悲しいです。 わたしより
Replying to
カッコいい理論を学ぶためには、しっかりと基礎知識を養う期間が必要で、知識なしに思考はできない。そんなことを、三限の講読で読む資料の予習をしながら考えたりしている。いや、いまでも分からないことだらけなんだけれども。
今はもう消えてしまったけど、むかし、YouTubeの談志の動画に「談志って上手いな。今度観に行こうかな」とコメントしている人が居た。この人の中では、談志はまだ死んでいないのだ。どうか、もう死んでるよなんて野暮は言わないで欲しいと思った。
私はいまだに、くずし字の資料をひぃひぃいいながら読んでいるダメな大学院生なのですが、くずし字の資料を読んでいると、決まって関口存男のドイツ語勉強法を思い出すのだよぬ。関口存男のエピソードと文章はとても面白く、ぜひ色んなひとに読んでもらいたいので、ちょっと引いておこうと思う。
Replying to
結局、ある先輩の「立ち話もなんですから、カステラでもいかがですか?」のひと言で、先生方は生もののカステラを食べてお帰りになりました。生ものとは何だったのか、先生方はいまも不思議にお思いの事でしょう。カステラ騒動はこれにておしまい。めでたしめでたし。
うちの建築に詳しい先生は、むかしの凝ったラブホテルは法律の関係でもう建たないから、いまのうちに見ておきなさいといっていたけれど、個人的には、ボウリング場もいま見ておくべき建物という気がする。地方の大きなボウリング場って、いまだと考えられないくらい凝った内装をしていたりする。
Replying to
こち亀の部長じゃないけど、警察の中にも色々な人がいるのだな。お巡りさんに横柄な態度をとられると、この事を思い出して、いやいや、一括りにしてはいけないと自分を戒めている。
Replying to
適当にホラを吹いたつもりでしたが、全く同じ考察が既にあったのでみんなそっちを見てね。今後はより独創的な嘘をつけるように精進いたしますです。
Replying to
ピーター先生は「SQ3R」という手法を用いて理論を読解をしてみようという。「SQ3R」とは、要するに一度テクストをざっと読む。そして、その文章から何を学び取りたいのかという問を自分で立ててみる。問を立てたら、今度はメモを取りながら読み直し、気になる点を書き出す。最後に日を置いて再読する。
Replying to
けれども私は「あそこに居場所がある!」と明確に分かった状態でここに来たわけでもないから、人生ってのはよく分からない。学部一回生の寒い日に、指導教員の研究室を訪ねていなかったら、なおかつ先生が研究室にいなかったら(アポを取っていなかった)、私はいまここにいないと思う。
ある程度の年齢になると、助けてくださいという言葉に、説明が求められるようになるのだよぬ。それはつまり「○○で困っている。だからここまでを手助けして下さい」という具体性であるわけだけど、この説明がけっこう大変で、殊に自身が困っているときは、上手く説明できなかったりする。
Replying to
それはちょうど、歌舞伎を観たことのないひとが、文字面の説明だけで歌舞伎を想像するようなもので、考えれば考えるほど何が何だか分からなくなってくる。つまり、当時の私には海外文学、もとい文学全般の知識が致命的なまでに欠けていて、そもそも思考を伴う理論を学ぶ段階になかったのである。
Replying to
しかし一本のカステラには、コロナ世代の院生たちに夢を見させる何かがあったんです。寄席にいる前座のように細々とお茶やコーヒーの準備をしながら、耳をダンボにして教授たちのお話を聞く。そんな古き良き大学院の夢を、たとえ一時でも見る事のできる何かが、カステラ(福砂屋)にはあったんです。
Replying to
この一連の勉強法のことを、ピーター先生は「SQ3R」と呼んでいるらしい。なんだ、これならオイラにも出来そうだ。本は全15章構成だから、多少サボる日があったとしても、まあ二ヵ月もあれば読み終わるだろう。二ヵ月後にはオイラもカッコいい文学部生だ。私はそういう安直な発想で本を読み始めた。
Replying to
しかし、そんな考えは捕らぬ狸の何とやらもいいところで、私はさっそく躓いた。「パターンとモチーフの複合体としてのナラティブ」などという、意味の分からない言葉が目白押しなのである。ピーター先生は適宜親切な説明を加えてくれるのだけれど、それでも私には何のことだかちっとも分からない。
Replying to
幸い何人かの教授は各々の研究室にいるらしい。そこで我々は「このカステラをきっかけに教授を集める事ができれば(講義では聞かせてくれない)様々のお話が聞けるに違いない! カステラも片付くし…」と思い立ったわけです。いやあ短慮、短慮ですよ。コロナ禍だもの、とても呑気にお茶はできない。
Replying to
もういっそ、お醤油とわさびを出して「先生方どうぞ、いま流行りの台湾カステラのお刺身です」といってしまおうかとも思いましたが、そうもいきません。第一先生方が本気になさってしまう可能性が二割くらいある。そんなはずがあるまいとお思いでしょうが、なにせここは国文科です。
Replying to
ではどうやって教授たちを部屋に呼ぶか。ここが問題です。礼儀としてはこちらから研究室を訪ねてお誘いするのが本来だけど、それなら端から持参すべきだし。悩んだ末に、我々は内線で研究室に電話をかけることにした。そうです、内線というものを使ってみたかったんです。使ったことないから。
綺麗な花柄のスカートを履いた妙齢のご婦人が、電車で熱心に文庫本を読んでいる。降りがけにお忘れですよと本を渡すと、ありがとう、つい夢中になっちゃってとお辞儀をなすった。渡す時に気づいたのだが、あれはパタリロである。四国という土地が、僕は早くも大好きになってしまった。
Replying to
運よく何人かの先生が院生の研究室まで来てくださいましたが、誰も机の上のカステラには触れません。距離を取りつつ世間話をなさっています。しかしそれでいて、時折ちらちらと部屋の中を見渡したりなさる。そうです「生もの」を探していらっしゃるのです。先生、生ものはそこです。そのカステラです。
Replying to
ばかやろう、カステラは焼き菓子だぞ。んなこといったって緊張してたんだから仕方がないじゃねえか、次だよ次、次こそ気を付けりゃいいんだろ。そんなやり取りをしながら、今度は別の先生に電話をかける。「あのぅ、〇〇さんが生ものを…」また生ものです。
皆様の素敵なピロートークエピソードが届いておりますが、私にはそのような浮いた話がないので、代わりに友人のエピソードを紹介させていただきます。彼は人から「ピロートークが大事だよ」とアドバイスされた為、恋人の前で落語を一席喋ったそうです。
Replying to
きっと先生方は研究室の鍵を閉めながら、おや先生も国文科の研究室に? ええ、先生もですか。なんでも生ものがあるそうで…。いったい何があるんでしょうなあと、立派なカイゼル髭を触りながらお話なさったに違いありません。しかしあるのはカステラです。
Replying to
さっそくひとりの院生が電話をかけます。「あのォ、〇〇さんが生ものを差し入れて下さいまして…」ふいに出た生もの発言に、様子を見守っていた一同も一瞬怯みましたが、いってしまったものは仕方がない。先生方はきっとお刺身か何かとお思いになられた事でしょう。しかしあるのはカステラです。
祖母のところに「じゃあ京都に戻るね〜」と挨拶に行ったら、祖母がお小遣いを握らせようとしてくるので「そんなんええけん、気遣わんでええんじゃけん」と断ったら「気ィは遣わへんけど気ィつけて帰りや」という小粋な返答があり、結局受けとってしまった。私も歳をとったらいつか言うんだ……。
映画から出てきた高校生くらいのカップルがいたのだけれど、もう喫茶店も閉まっているし…という男に対して、女の子の方が「そんなん、あたしとブラブラしとりゃあええがん」とすかさず男の袖を引っ張りながら歩きはじめて、私の故郷も捨てたもんじゃないなと思った。
結婚式の招待状への記入を済ませ、何気なく封筒を捨てようとしたら、なかからこんな紙が。危なかった。もしあのままポイと封筒を捨てていたら、式の当日、突然名前を呼ばれて戸惑う二十五歳が爆誕するところだった。
Image
昔、まだスマホが出始めの頃、ニューヨークの雨音を流してくれるアプリ(もしくはサイト)があった気がする。雷が鳴り、パトカーや車の走る音がする。中学生だった私は、訪れた事もない遠い国の景色を思い浮かべながら布団に入っていた。あれはなんというアプリだったのだろう。
私の育った村は、毎年秋のお祭りにお神楽を呼ぶんです。演目は決まって『ヤマタノオロチ』なのだけれど、神社の境内に敷かれた筵の上で、小さな私たちは飽きもせず「今年もあのヘビがやられるんじゃ」「アホ、あれはヤマタノオロチいうんで」なんていいながら楽しく眺めていた。
挫折に次ぐ挫折の末に弊学へ流れ着いた私は、入学式で大学の名前の入った八つ橋が売られているのを、あんなもの誰が買うのだろうと小馬鹿にしながら眺めていた。けれど、その八つ橋を父が大量に買い込み、職場で「うちの子が大学へ入ったんです」と喜び配っていたという話を聞いて、とっても後悔した。
私も人並みに美術館や博物館へは行くけれど、展示を眺めたところで何も解らない。解らないどころか、何なら次の日には、いいなと思った作品の名前すら忘れて、展示に行った記憶しか残らない。感動もないし、学習もない。ただその場の雰囲気が好きで、解りもしない物を見に何度も足を運ぶ。
いいかい文学部の学生さん、我々はね、SNSで見る片付いたミニマルな部屋には住めないんだよ。だってあの手の部屋には本を収容するスペースなんてないんだからね。たまに本棚のある部屋も見かけるが、あれっぽっちの本棚は、焼け石に水ってもんだよ。いいかい文学部の学生さん。
Replying to
以来、僕はずっと「大きくなると女の子とデートで喫茶店に行って、珈琲を飲むものだ」と思っていたのだけれど、いざ大きくなってみると、喫茶店でデートする昭和の文化は中島らものエッセイの中にしか残ってなかった。そもそも甘い飲み物を頼んで笑われる感覚が、もう僕らの世代では共有できないのだ。
面倒くさい大学院生なので、ベッドで作業をしている恋人に「おい! ベッドでMacbookを使うな! そのベッドは無印のベッドなんだ! 無印のベッドに寝転がって、Macbookでスタバの新作ページを眺めるなんて、丁寧な暮らしじゃないか! 言語道断だよ!!!」と叫んだりします。
あまりにも暑い日々が続いているので、ついつい時候の挨拶に「うだるような暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでございましょうか。岡山では鶏がゆで卵を産みました」と書きたくなるのだが、グッと堪えている。これくらいいいんじゃない…? という気持ちと、ダメでしょという気持ち、両方ある。
Replying to
伸びたツイートに過去ツイをぶら下げるやつ、いままで一度もやったことがないのだけれど、今回はやります。みなさんどうか、国立劇場の写真を見て下さい。こんなに綺麗な劇場が、もうじき取り壊されてしまうので。
Quote
三条京阪
@sanjou_keihan
こんなに素敵な建物がなくなってしまうのか。
Image
Image
Image
Image
Replying to
小さいころ法事があると、成田三樹夫みたいなおじさんが喫茶店へ連れていってくれるのだけど、そこでメロンソーダを頼むと、決まって「お前が大きゅうなってデートで喫茶店に行った時、女の子が珈琲頼んだらどうするんな。お前はジュース頼むんか? 珈琲ぐらい飲めにゃいけん」と怒られたものである。