J-ファーム・モンドルキリ プロジェクトのスキーム解説(永借権権利書とか分筆手続きとかいろいろ) | 弁護士カンボジア投資日記

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J-ファームは、目下、大造成中です。

大型ショベルカーも購入!
谷社長は、陣頭指揮を執ってがんばってます。

さて、ブログタイトルのとおり、スキームの解説をしましょう。
 
まず、これをご覧ください。
これがJ-ファームのハードタイトルの一部です。

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 Jーファームの土地は、法的技術を駆使して極めてセキュアな状態でタニチュウアセットメントが支配するカンボジア国籍法人(資産管理会社)が所有しています。 

 カンボジア国籍法人を利用して安全に資産を管理するには、乗っ取り防止のために幾重にもバリアを設計する必要があります。正直なところ設立時にもかなりの費用がかかりますし、年間の維持費用も発生します。

 この資産管理会社は、J-Tower、J-ファーム、Tani-Tower、ボロアパ事業等々10ミリオンUSDを越える大規模投資を行うタニチュウアセットメントのために私が特別にセキュアに設計した資産管理会社です。

 J-ファームの土地所有権は、
カンボジア国土整備・都市化・建設省(以下、アーバンミニストリ-という)に登録されています。

 ハードタイトルの登記面積は
、小さい物で3ヘクタール、大きいものでは9ヘクタールほどあり、これらの13筆の土地の合計が約113ヘクタールです。


(http://cambodia.fujic21.com/archives/1902より引用)

 このJ-ファームを購入した方は、上記図のように1ヘクタールの区分農園について永借権を購入することにより区分農園主となります。

J-ファームでは、区分農園として、単に現地において一定の区画が割り当てられいるだけではありません。

 区分農園主に割り当てられる区分農園(土地)は、ハードタイトル(例えば、1番の土地が8ヘクタールあるとする)から一つ一つ切り分けられて、1ヘクタール毎(区分農園毎)に1枚のハードタイトル(例えば、1番の1から1番8と分割)が作成され、合計8枚のハードタイトルが作成されることになります。

単に区分農園として場所を区分しただけでなく分筆手続きをして法律上も権利の対象になるようにしてあります。

 多分、日本人が主体となってハードタイトルの分筆手続きをするのは、初めてのことでしょう。
 
カンボジア国籍者ならば、このハードタイトルの所有権を譲渡して、名義変更すればいいのですが、J-ファームは日系農園で購入者は日本人ですから、土地を購入することは出来ません。

 そうかといって土地購入のためにセキュアなカンボジア法人をわざわざ設立するのは費用倒れになります。

そこで、所有権の代わりに永借権という制度を利用し、区分農園の土地に区分農園主が永借権を設定する途を開きました。

 つまり、アーバンミニストリ-から、区分農園主の名前の入った永借権権利書を発行してもらえように計画してあります。
 但し、この権利書を発行する手続費用が別途かかります。

永借権権利書は、次のようなものです。

過去に発行された永借権権利書に書き込み、翻訳をしてみました。
汚い字ですみません。

(表面)



 裏面画像を省略しましたが、裏面には、永借権者(区分農園主)の名前と両親の名前や賃料支払時期などが記載されます。

 区分農園を特定して、土地管理局に権利証を発行させるために分筆手続きを進めているというわけです。

 では、永借権とは、何なのか?ということになります。

 永借権とは、カンボジア王国民法では、期間15年を越える書面による不動産賃貸借契約を永借権を指しますが、この永借権は日本でいう地上権に類似しています。

 永借権は、所有権に次ぐ強い効力を持つ権利であり、普通の賃貸借契約と異なり、登記できますし、相続も、転売も出来る権利です。  

 実質所有ともいうべき超長期の永借権設定契約ですから、その間には色々な事態が考えられます。ただ、永借権登記があれば、関係者全員が死んでも、書類がなくなっても、役所に永借権が登録されているため、この胡椒農園が区分農園主のものであることをカンボジア王国政府の登記簿により公に主張できるのです。

 自分が区分農園主として購入する場合であったら不安に思う点は、法律関係を整理して、解消されるようにスキームを計画してあります。

 投資家は、事業リスクを背負ってリターンを目指す訳ですから、少なくとも法律関係でのリスクはないようにしたい、というのが事業主の意図であり、このJ-ファームの魅力とも言える点です。

ご参考になりましたら、こちらを。


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