民主主義と沖縄の尊厳を脅かすものに、私たちは決して屈しない!
玉城デニー知事に対する殺害予告が相次いでいる。
これは、一政治家個人への脅迫にとどまらず、選挙によって示された沖縄の民意そのものを威圧し、民主主義を暴力によって屈服させようとする卑劣極まりない行為である。
デニー知事が初当選した2018年にも同様の脅迫が繰り返されたことを決して忘れてはならない。
政治的立場の違いは、言論と議論によってこそ乗り越えられるべきであり、恐怖と憎悪による封殺は断じて許されない。捜査機関には、民主社会の秩序と県民の政治参加を守る立場から、断固たる姿勢で徹底捜査にあたることを要求する。
さらに、看過できないのは、一部メディアによる問題の扱いである。産経新聞は5月22日、辺野古沖の船舶転覆事故を知事選と結びつけ「9月の沖縄知事選に影響 辺野古転覆で抗議船運航団体の擁護発言繰り返す玉城デニー氏」との見出しで報じた。断じて許されない。
大変悪意のある見出しで論点のすり替えだ。事故原因の究明と再発防止のための安全対策こそ徹底されなければならない。
犠牲者を悼み、再発防止に全力を尽くすべき事案を、政治的攻防の材料として消費するかのような報道姿勢には深い憂慮を禁じ得ない。報道機関には、社会の分断をあおるのではなく、事実に基づき冷静で責任ある言論を積み重ねる使命があるはずだ。
加えて、沖縄戦の実相を語り継ぐ「平和学習」は決して「偏向教育」ではないと断言する。
住民を巻き込んだ凄惨な地上戦の歴史と、その犠牲の重みを次世代へ伝えることは、平和国家を掲げる日本社会の根幹に関わる営みである。
にもかかわらず、教育への政治介入や、沖縄戦を矮小化しようとする歴史修正主義的な潮流が強まり、現在、ネット空間では沖縄への差別と憎悪を含んだ罵詈雑言があふれている。
沖縄県民は幾度となく苦難を強いられながらも、平和と自治、人間の尊厳を求める歩みを止めなかった。
今、必要なのは憎悪ではなく理性であり、威圧ではなく対話である。
沖縄県民は、決して屈してはならない。歴史に学び、民主主義と平和への信念を守り抜くことこそ、未来への責任である。
ぐすーよー! まきてーないびらんどー! ちばらなやーさい