新解釈によるダイナミックな変形&合体を実現!「トイライズ フォースゲッターロボ」開発者インタビュー!!
「トイライズ フォースゲッターロボ」は、初の物理的に3機合体(フォースイーグル/フォースジャガー/フォースベアー)3変形(フォースゲッター1/フォースゲッター2/フォースゲッター3)を可能にし、ゲッターロボとしてのキャラクター性も再現した新たなスーパーロボット変形合体トイです。フォースゲッターロボのその姿は、初代ゲッターロボを色濃くフィーチャーしつつ、歴代ゲッターロボもインスパイアしたデザインにより再構築! TOYRISEコンセプトに準じ、変形合体を“遊ぶ事を優先”に作られれたという本商品ついて、開発者に語っていただいた。
――2026年5月に開催された日本最大級の模型展示会「第64回 静岡ホビーショー」にも試作品が展示されて話題になりましたが、何故? 今、トイライズでゲッターロボなのでしょう!? まずは、商品化に至った経緯をお聞かせください。
幸:2年前にT-Sparkを立ち上げて以降、様々なキャラクターライセンスホルダー社様と商談させて頂いている中で、ご協力を頂いた一社にダイナミックプロ様がいらっしゃり、数多くのキャラクターの中でトイライズのコンセプトにフィットするビッグキャラクターとしてゲッターロボをセレクトさせて頂ける事になりました。トイライズの変形合体トイギミックとゲッターロボが持つ特性が合致した瞬間でした。
――シンプルでかっこいい! パッと見ただけでゲッターロボだと判るのがいいですね! フォースゲッター1は、ゲッタードラゴンのような角が3本あり、両肩がV字になっているのもこれまでにはなかったデザイン。各ロボット形態のこだわりのポイントをお聞かせください。まずはゲッター1から……
幸:ゲッターロボサーガの中でも1号ロボポジションにあるのがゲッター1やゲッタードラゴン、ゲッター號等を並べてみてそれぞれが持つ特徴と物理的なトイとしてのギミックをどのように融合させるのかを考え、変形合体時のイーグル号の機首部がゲッター1の頭部に変わるシークエンスを変形遊びの流れとして体感して頂けるようにと考えました。角の展開もドラゴン変形をオマージュした構造にしてあります。合体手順も、まずジャガー号とベアー号が合体して腕と脚が完成してイーグル号が合体してゲッター1が完成する流れを再現できるように考えデザインしてあります。
――左腕のドリルは歴代ゲッター2の定番とも言える装備ですが、本商品では右腕が電磁カッターで、背中にせり出したストロングエンジン&ターボファンも迫力がありますね。そして、なんと言っても多脚(3本足)になっていることに驚かされました!
幸:今回のフォースゲッターは変形を緻密複雑化せずに基本的にはパーツの大きな移動によってシルエットの変更を行いゲッターロボの変形合体をオマージュする事を意識しています。ゲッター2はその装備から工作機械系(ゲッター本来の宇宙開発用マシンとして)の能力にも特化した形態であろうと考え、物理構造的に背面に重量バランスが過多になる事も考慮し3本目の脚をデザインに取り込む事を決めています。これにより三角形のイーグル号のシルエットを作り、ゲッターウイングとして展開する構造も兼ねています。フォースゲッター2FFは背中の大型エンジンで高速移動を可能にして、腕のドリルは見た目のハッタリより機能的なイメージを優先して、攻撃的なドリルは細く鋭角な三本足を使って体全体で回転ドリル攻撃を行うイメージでデザインされています。
――戦車形態はそのままに、お約束のゲッターミサイルも装備しているフォースゲッター3。本商品では、巨大な腕と4機のクローラーが特に印象的ですね!
幸:フォースゲッター3は、初期はゲッターポセイドンのように普通の人型案もあったのですが、最初のゲッターが持つ3機体が異なるシルエットのロボに合体してそれぞれの特殊機能を発揮するコンセプトを継承しようと決め、オリジナルのゲッター3と同様の合体形態を残す事にしています。腕力自慢なゲッター3を再現するために腕はゲッター1の脚部をまるまる使うゲッター剴方式にして、関節部を増やして腕の自然な曲がりを表現できるようにしてあります。ジャガー号のターボファンを前面に向けて、大雪山下ろし的な竜巻を発生させる投げ技に使用するイメージで配置してあります。
――次にゲットマシンのフォースイーグル号、フォースジャガー号、フォースベアー号についてお聞きします。これもいままでになかった解釈ですが、フォースベアー号は他のゲットマシンよりも大きめで、かなり大胆なアレンジがなされていますね。
幸:個人的には、ゲットマシンは未来カー的な宇宙航空機のイメージがあり、機体シルエットを3機個性的な形状と機能を有するマシンにしたいという思いと、フォースベアー号に関しては、物理的合体玩具の先駆者としてゲッターロボ號におけるロボ状態がゲットマシン2機で完成してしまう構成や、変形合体時にパーツの取り外しが必要な構造にならない事を追求した結果、フォースベアー号に一番しわ寄せが偏った事は否定できないのですが、機構デザインから逆算してフォースベアー号の左右のエンジンは可変後退式でまっすぐ後方へ伸ばす事でゲットマシン最大出力のツインロケットエンジンになる機能を有しているとイメージしています。このように玩具ギミックから各マシンの活躍を想像できるのもトイライズとしての遊びが推奨する所でもあります。
――これまでのトイライズ商品と違う、ダントツの大きさ(全高27センチ)を誇る本商品。このサイズに決めた理由は?
幸:世に言うDX変形ロボ玩具的なサイズ感を楽しんで頂きたいのと、各パーツの大胆な移動を大きめの玩具で味わって頂きたい所からこのサイズ感を選んでいます。また次の質問とも関係するのですが、構造上パーツは減らせないので縮小化によるコスト低減と売価に見合うサイズ感のバランスが難しかったのも要因のひとつです。
――このご時世、価格設定についてもかなりご苦労されたのでは?
幸:お察しの通りと言いますか、こればかりは開発初期の想定を超えての変動具合に苦慮しています。
――余談ではありますが、ゲッターロボの魅力、そしてご自身のゲッターロボとの関わりは?(世代的にはドンピシャでしょうか?)
幸:最初のゲッターがドンピシャ世代なので、初めて見る変形合体ロボの魅力にやられたクチです。5円売りのカードを集めたり、雑誌を見て模写等をして楽しませて頂きました。メカザウルスで一番好きなのは無敵戦艦ダイです(笑)。ゲッターロボ號以降は既に業界で働いていましたので、今回ゲッターに関わらせて頂いて非常に光栄です。
――昭和49年に放送されたテレビアニメ初の合体ロボ『ゲッターロボ』。その後もゲッターロボは新たな歴史を重ねており、世代によってファンの好みが分かれることでしょう。電撃ホビーウェブの読者の中には、今回の「トイライズ フォースゲッターロボ」が初めてのゲッターロボとの出会いとなる人もいると思いますが、その点はいかがでしょう?
幸:ゲッターロボ號でさえ35年前の作品です、直近のアークまではTVアニメのシリーズが無かったせいもあってか、実は思ったよりゲッターを知らない世代が多い事に今回少し驚いています。ゲッターロボは関係する多くの作品と長い歴史があり、どれも魅力的なキャラクターやストーリーがあるので、今回は玩具主導のトイライズ フォースゲッターロボではありますが、このフォースゲッターが初ゲッターな方々でもそれぞれのゲッター作品を知るきっかけになって頂けると嬉しいです。
――3機のゲットマシンが変形&合体することで3形態のロボットが完成する「トイライズ フォースゲッターロボ」。これまでのゲッターの歴史にはない、おもちゃスタートで始まるゲッターロボの登場に心踊ります。それでは最後に、電撃ホビーウェブの読者にメッセージをお願いします。
幸:多くの方が「俺の知らないゲッターだと!」と思われたと思います。作っている私自身でも見た事の無いゲッターを、この壮大なゲッターサーガに加えて頂く事を承認頂いたダイナミックプロ及び関係者の皆様に感謝すると同時に、新旧ファンの方々にもゲッターの新しい仲間として早く認識して頂けるようになる事ができればと思っています。トイライズのシリーズは玩具として手にして触れて頂いて初めて伝わる遊びの要素が強めのシリーズになりますので、早く皆様のお手元に届いて遊んで頂いてフォースゲッターロボの世界に触れて頂きたいと思います。
ありがとうございました!
【PROFILE】
幸 日佐志(ゆき・ひさし)
タカラトミー トランスフォーマー開発チーム所属。1991年入社。『ビーストウォーズII』よりトランスフォーマーチームに参加、トイデザイナーとして同社の数多くの合体&変形ロボット玩具の開発に携わっている。
DATA
トイライズ フォースゲッターロボ
- 対象年齢15歳以上
- 電池不要
- 全高:約270ミリ(※フォースゲッター1のサイズ)
- 発売元:タカラトミー
- 価格:35,200円(税込)
- 予約受付中
- 2026年11月下旬発売予定
※画像は試作品の為、最終仕様と形状、カラーリングが異なる場合があります。
※この商品には「トイライズ フォースゲッターロボ」が1セット入っています。
(C)Go Nagai-Ken Ishikawa/Dynamic Planning
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