平方根を含む割り算では、ルートの性質を理解しているかがポイントになります。
そのまま計算すると複雑に見える式でも、ルートの中を整理したり、有理化を行ったりすることで、簡単な形に直すことができます。
今回は、平方根を含む割り算の問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
√8÷√6
ルートをどのように整理すればよいか考えてみましょう。
解説
今回の問題の答えは、「(2√3)/3」(3分の2√3)です。
途中の計算は次のようになります。
どのように計算するのか、確認をしていきましょう。
まず、平方根どうしの割り算は、次のように一つの分数としてまとめることができます。
√a÷√b
=√a/√b
したがって、
√8÷√6
=√8/√6
となります。
次に、分子と分母の両方を√2で割ると、
√8/√6
=√4/√3
となります。これは「分数の約分」と同じですね。
ここで、
√4=2
なので、
√4/√3
=2/√3
となります。
問題によっては、これを答えとすることもありますが、中学数学では、分母にルートがない形に直すことが多く、これを「有理化」といいます。
今回は有理化まで行いましょう。
分母の√3を消すために、分子・分母に√3を掛けます。
2/√3
=(2×√3)/(√3×√3)
=(2√3)/3
したがって、答えは「(2√3)/3」となります。
まとめ
平方根を含む割り算では、ルートをまとめて整理することがポイントです。
また、最後に分母にルートが残る場合は、有理化を行って整った形に直します。
基本的なルールを理解しながら、落ち着いて計算できるようにしていきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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