横浜高校・先発の小林鉄三郎が「俺もいるぞ」と好投 関東大会準決
第78回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の準決勝2試合が23日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市)であった。横浜(神奈川1位)は山梨学院(山梨1位)を4―2で下した。決勝に進出するのは、準優勝した2016年以来10年ぶり。横浜は24日に浦和学院(埼玉1位)と、千葉県総合スポーツセンター野球場(千葉市)で対戦する。(小林日和) 【写真】先発した横浜の小林鉄=2026年5月23日午前10時4分、ZOZOマリンスタジアム、小林日和撮影 ■「俺もいるぞ」 けがを乗り越え好投 横浜の先発は、背番号11の小林鉄三郎投手(2年)に任された。ピンチでも動揺せず、冷静に投げ抜いた。 2点リードの四回表、1死一、三塁から中犠飛で1点差に迫られても、表情を変えない。次の打者には初球からストライクゾーンに投げ込んだ。3球で一ゴロに打ち取ると、笑顔でベンチに戻った。 「夏は織田さんだけでは、攻略される」。エースの名を挙げ、自身の役割を語る。「自分が先発として投げないと、チームが成長できない」 意識したのは、立ち上がりだった。変化球主体の配球で打者を翻弄(ほんろう)し、「直球だけじゃない」と相手打線に印象づけた。狙いがはまり、六回を投げて2安打1失点5奪三振の好投だった。 今春の選抜大会初戦では、2番手で登板。左内ももを肉離れしていた。「一日でも早く治してやろう」という思いで、約1カ月間リハビリに専念したが、春の神奈川県大会決勝で他の投手がマウンドに上がる姿に、「遅れを感じていた」。 復帰後、公式戦初登板が今大会初戦だった。けがを乗り越え、カーブでカウントをとったり打ち取ったりする場面が増えた。「変化球の精度が上がった」と実感する。 「俺もいるぞ、と示すことができたかな」。試合後、そう笑った。(小林日和)
朝日新聞社