横浜の2年生左腕が今春選抜以来の復帰登板!「戻ってきたからには成長した姿を見せたい」…エース右腕を支える活躍に意欲【関東大会】
<第78回 春季関東地区高等学校野球大会:横浜9―1国士舘>◇16日◇2回戦◇千葉県総合スポーツセンター野球場 【画像】横浜vs国士舘 試合スコア 横浜が国士舘をコールド勝ちで下し、ベスト8進出を決めた。今春の選抜大会で左ふくらはぎの肉離れを発症していた小林 鉄三郎投手(2年)が先発マウンドに上がり、5回途中1失点にまとめた。復帰登板で粘りの投球を披露し、チームの勝利に貢献した。 怪我の影響で選抜以降は約3週間、安静を余儀なくされた。 「本当に1日でも早く投げたい気持ちがありましたけど、『まずは治すことだよ』と言われて我慢してきました」 それでも、村田 浩明監督から「怪我をしたことはしょうがない。治った後が大事」という言葉を受け「やってやる」と奮起。万全の状態で復帰出来るよう怪我を癒すことに専念してきた。 久々の実戦登板。いざマウンドに立つと「緊張して初回は焦ってしまった。ストレートばかりで打たれるべくして打たれてしまった」と立ち上がりは相手打線に捉えられた。しかし、ここで崩れないのが小林の強みだ。すぐにバッテリーを組む脇山 魁音捕手(2年)とコミュニケーションを取り、「変化球を使って相手のタイミングを見ていこう」と修正を図った。 2回以降は得意のカーブなどを巧みに使い、相手を交わす投球に切り替えた。それが功を奏し、スコアボードに「0」を並べた。直球も「指のかかりがよかった」と自己最速を2キロ更新する145キロを計測し、ペースを握った。 小林の復帰はチームにとって最大の好材料だ。春の県大会では、エースの織田 希翔投手(3年)が186球を完投するなど負担が大きかった。「織田さんがずっと投げていたので、自分が投げて調整できる時間を作りたかった」と左腕にも強い責任感がある。また、同じサウスポーで同学年の中嶋 海人(2年)が公式戦デビューを果たしたことも「もちろん刺激になっています」と話す。 「戻ってきたからには成長した姿を見せないといけない。進化してチームを負けさせてはいけないと思ってマウンドに立っています」 怪我を乗り越え、精神的にもひと回り頼もしくなった左腕の活躍から、今後も目が離せない。
塩澤風太