市立和歌山野球部員と支援学校の生徒が交流 相互理解深める
和歌山市立和歌山高校の硬式野球部員が18日、同市の県立紀伊コスモス支援学校を訪れ、野球を通じて同校高等部の生徒と交流した。昨年2月から年に数回続けている取り組みで、相互理解を深める場になっている。 【写真】市和歌山の野球部員と交流する県立紀伊コスモス支援学校の生徒たち=2026年5月18日、和歌山市弘西、松永和彦撮影 ユニホーム姿の部員が到着すると、支援学校の生徒が「よさこい演舞」を披露して出迎えた。その後、軟らかいボールやバットを使ったゲームなどをして汗を流した。生徒が勢いよく打球を飛ばすと大歓声が上がり、笑い声がグラウンドに響く一幕もあった。 生徒と部員の胸に名前やニックネームが書かれたテープが貼られ、打ち解けやすくする工夫も。高等部3年の伊藤晴輝さん(17)は「他校との交流がほとんどないのでこういう機会はうれしい。ニックネームで呼び合い、お互いの距離が近くなりました」と話した。 市立和歌山高校硬式野球部の有本悠真主将(3年)は1年の時から参加している。「楽しい空間で一緒に交流することで、障害がある人との接し方が学べたと思います」と話した。 支援学校の黒江純子教頭は「同年代との交流は生徒にとって学びがある。自然と打ち解けている」と目を細めた。紀伊コスモス支援学校は今月22日、県立那賀高校(岩出市)とも交流する。 高校野球と支援学校のかかわりは、ほかにもある。県立日高高校中津分校(日高川町)が県立たちばな支援学校(広川町)と交流を続けているほか、今夏の第108回全国高校野球選手権和歌山大会では、昨年に続いて支援学校の児童・生徒を対象にした始球式が予定されている。(松永和彦)
朝日新聞社