北海道函館市寅沢町などの道有林で、民間事業者による風力発電施設の建設計画が浮上し、市民有志が計画中止を求める市民団体「函館の水源と生態系を守る会」を設立した。団体は「函館市街に供給する水源地を破壊する」などとして署名活動を始めており、函館市出身のロックバンド「GLAY」のTERUさんもSNSで署名を呼びかけている。
建設計画は、米国系発電会社「インベナジー・ウインド合同会社」(東京)が「(仮称)函館寅沢風力発電事業」として策定した。
同社の環境影響評価方法書などによると、函館市寅沢町などの対象事業実施区域の約1118ヘクタールに最大11基の風力発電機を設置し、最大出力は4万7300キロワットを想定している。
2031年4月に着工し、34年10月に試験運転、35年1月に営業運転を開始する予定。風力発電機の設置予定範囲は、樹木の伐採が制限される「水源涵養(かんよう)保安林」も含まれており、施設規模によっては道が保安林の指定を解除する必要があるという。
道渡島総合振興局によると、建設計画は現在、事業者が環境影響評価法に基づき、環境影響評価方法書を公表し、市民らからの一般意見を受け付ける段階となっている。事業者は今後、一般意見をとりまとめ、意見概要を道に提出する。
知事は…
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