「僕が来たから出られなくなっている選手も…」ソフトバンク山本祐大 激動の日々でも全力の流儀 寂しい単身ホテル暮らし「寝付きが浅いというか」
◆ソフトバンク10―0日本ハム(22日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクの山本祐大捕手(27)が、移籍後初アーチを含む2安打4打点と大活躍した。 ■【動画】〝セ〟で1号〝パ〟でも1号! マスクをかぶっても8回までの出場で投手陣を無失点に導いた。DeNAからの電撃トレードが発表された12日から激動の日々を過ごしている。 2点リードの7回1死。達孝太のカーブを振り抜くと、力強い打球が左中間席に飛び込んだ。「なかなかホームランを打たないのでうれしかったですね」。喜びを噛みしめながらダイヤモンドを一周した。「なんか、プロ初ホームランと似てるというか。そういう感じでした」。今季はDeNAでも1本塁打をマークしていたが、リーグ間の移籍で再び1号。2018年のプロ1号を思い出すような感覚だった。 12日にトレードを伝えられ、同日夜に福岡入り。翌13日には本拠地で入団会見を行い、その日の西武戦(みずほペイペイドーム)に先発出場した。その後は仙台、大阪と遠征が続き、単身でのホテル暮らしが続いている。「家族にも迷惑というか、バタバタさせてしまっている。そういう意味でも安心させるための一本になったらいいと思う。こういう活躍を毎日できるわけではないけど、積み重ねていけたら家族も安心させられるかな」と話した。 もちろん自身も「バタバタ」の最中だ。捕手というポジション上、味方投手、相手打者の研究は欠かせない。「パ・リーグの打者は捕手をしている母数が少ない。映像を見て、傾向を見て、それもすりあわせてやらないといけない。なかなか大変ですけど、やりがいもありますね」と語った。 家族とは離れ離れの生活。「寂しいですよ。寂しいし、家じゃないのでなかなか落ち着いたりもしないですけど」と本音を漏らした。考えることも多すぎて、寝付きも悪いという。「寝てはいるんすけど、寝付きが浅いというか。なかなかなかった経験ですね。アドレナリンが出ても試合が終わったらすぐに寝れるし、寝るのに困ったことはなかったんですけど…。どっかで気を遣ったり、気疲れしたりしているんだろうなと思います」 そんな中でもマスクをかぶる以上は、全力でぶつかっている。「出ている以上は責任を感じてやらないといけない。僕が来たから出られなくなっている選手も絶対にいる。そういった選手に『なんでこいつなんだ』と思われないようしないといけない。そういう姿は、自分が逆だったらもしかしたらすごく嫌なので。だから一生懸命やるのは当たり前だと思って頑張っています」。譲れない流儀を貫き、バットでリードで白星に貢献する。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】 ▼「こうしてほしいというバッティング」ソフトバンク小久保監督 移籍後初アーチ&4打点だけじゃない、山本祐大の打撃を評価▼
西日本新聞社