辺野古沖転覆、文科省が学校側の安全管理不足を指摘…保護者「反省してほしい」「行政にも問題がある」
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学校法人、学校の責任は極めて重大――。沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校(京都府京田辺市)の女子生徒ら2人が死亡した事故で、文部科学省は22日に調査結果を公表し、学校側の校外活動での安全管理が不足していると厳しく指摘した。学校側の責任について言及されたことに、保護者からは「反省してほしい」との声が上がった。
「学校法人としての管理体制や、学校としての適切な意思決定を行うためのガバナンスに極めて大きな問題がある」。松本文科相は22日の閣議後記者会見で、同志社国際高校を運営する学校法人同志社や学校側の対応について、厳しい口調で語った。
文科省は4月24日、京都府と連携し、安全管理の状況や平和学習の内容について、現地調査を実施した。
文科省は公表した調査結果で、学校側がライフジャケットの着用方法などの指導を行っていなかったことなどを挙げ、「安全確保の取り組みが不適切で、是正を図る必要がある」と指摘。松本氏も「改善状況の報告を求めながら、早期に必要な指導助言にあたっていく」と述べた。
事故を受け、文科省は全国の教育委員会などに対し、校外活動の安全確保の徹底などを求める通知を出しており、対応状況を調査する方針を示した。
文科省の調査結果について、亡くなった女子生徒の同級生の保護者は読売新聞の電話取材に、「安全確保が不十分だったことなど学校側の責任に踏み込んでくれたことはよかった」と評価した。
調査で文科省は、学校側が小型船への乗船に関して事前下見を行わず、乗船を依頼した船長と契約書を締結していなかったことを確認した。保護者は「牧師である船長との個人的なやりとりで、物事を決めていたことを学校側は反省してほしい」と訴えた。
一方で、「学校の責任は当然重いが、私学という事情で、法人に安全管理を任せきりにしていた行政にも問題があるのではないか」と指摘した。
また、同志社国際高校を所管する京都府の西脇隆俊知事は22日午前の定例記者会見で、「何といってもお二人が亡くなられている。悲しいことだが、安全管理について著しく適切さを欠いていたのは大変遺憾だ」と述べた。