【清水区病院再編】難波静岡市長「直営を諦めるのはやむを得ない」との認識をあらためて示す(静岡市)
静岡市が進めている”清水区の病院再編”について、「市直営で存続すべき」という声も上がるなか、
難波市長はき22日、「直営を諦めるのはやむを得ない状況」と改めて再編の必要性を訴えました。
(難波市長)
「はっきり申し上げますが(静岡市)直営の状態で継続は不可能という状況に陥っている」
22日、静岡市の難波市長が定例会見で言及したのは”清水病院の再編計画”について。
静岡市が運営する市立清水病院は、およそ20年にわたり赤字経営が続いていて今後、清水区の地域医療を維持するため市は清水病院に「指定管理者制度を導入し、来年4月をめどに清水厚生病院が運営を行う方針」を示し協議が行われています。
しかし、この方針について清水病院の職員からは「今後の待遇について説明が十分ではない」と不満が噴出しー
職員アンケートではおよそ4割が「退職したい」と回答。
さらに21日、病院労働組合らが会見を開き「職員や住民への丁寧な説明」を改めて訴えました。
(清水地域の医療をよくする会 菊池 仁代表)
「来年4月からのスタートではなく、地域住民への説明や十分な議論を経て結論を出してほしいと思っている」
組合が周辺住民を対象に行ったアンケートでは、718件の回答のうちおよそ6割が「静岡市が直接運営する公立病院として存続すべき」と回答したことが分かりました。
また、「住民への説明会や意見交換の場を設けるべき」と回答した人は7割に上りました。
このアンケート結果をうけて22日難波市長はー
(難波市長)
「今後も市が直営で運営する公立病院として存続すべきという意見が57%を占めたということは当然だと思います。できるのであれば市立病院を直営のままやりたいので、やりたくないと思っている人はいない。それと出来る出来ないは別問題。やむを得ず直営を諦めざるを得ない、選択することができない状況」
住民アンケートの結果に理解を示したうえで、地域医療を維持するためには「市直営の状態で継続は不可能」と、改めて”清水病院再編”の必要性を訴えました。
(難波市長)
「今回は出来る選択を取っていくしかない。それが未来にわたって持続可能な医療提供体制を作ることになる」
市は、清水病院の職員に対して今後の待遇などについて個別に説明する場を設けるほか、市民に対しては「住民説明会とは違う形で広く説明する方法を検討する」ということです。
【スタジオ】
(徳増ないる キャスター)
津川さんはこの南波市長のお話を聞いても説明についてはどうお考えになりますか?
(津川祥吾 コメンテーター)
難波市長がおっしゃっていることはなんとなく伝わってきます。
このままではいけないんだと。
清水区の地域医療を維持しなければいけないんだという危機感は伝わってくるんですけども、それをやるのは現場の方々ですからスタッフの方々が初めて聞きましたみたいな反応になってしまうと、私そこは段取り間違ったんじゃないのかなとすごく気になりますね。
(徳増ないる キャスター)
先に丁寧な説明をすべきだったということでしょうか?
(津川祥吾 コメンテーター)
現場の皆さんとちゃんと一緒に考えるということが最初に必要だったんじゃないかなという気がします。
(徳増ないる キャスター)
若狭さんどんなことを思いますか?
(若狭 勝 コメンテーター)
難波市長とすると、かなり危機意識を持っているということなんだと思うんですけれど、地方自治体の運営する病院ってほとんど赤字なんですよね。
そうなると、いち市立病院だけの話じゃなくてやっぱり国を挙げての話なんですよね。
だから難波市長とすると、国のいろんな支援を求めるためにこういう況なんだよということを示すことが国へのいろんなアプローチになるというふうに考えているんだとすれば私は理解できます。