福岡で「謎の風邪」が流行? インフルでもコロナでもないその正体は
■黄砂・PM2.5…複合的な外的要因も影響か
環境要因も関係している可能性があります。 瀬川院長は「花粉、あとは黄砂、PM2.5、そういったものが環境因子として挙げられます」。 この時期は「カモガヤ」などイネ科の植物による「夏の花粉症」が始まる季節で、大陸からの黄砂やPM2.5の飛来も重なります。 これら外的要因が複合的に作用し、喉や鼻の症状を引き起こしていると考えられるのです。
■長引く症状に注意、専門家が語る基本的な対策
鼻、喉、そして高熱。 人によっては2ヵ月近く症状が長引く可能性もあるといいます。 瀬川院長は「一般的には症状を和らげる薬を使っていくことになります。 通常の風邪症状だとそんなに気にすることはないですが、高熱が長く続くとか、喉の痛みが激しくて水分が取れない、食事が取れないとか、咳がひどくなって苦しくなっていく、こういった症状がある場合は医療機関を受診していただきたい」と話します。 小倉記念病院(北九州市)の感染症専門医、宮﨑博章医師は、放置すると別の病気に発展する可能性もあると指摘。 十分な睡眠、栄養のある食事、そして衣類でのこまめな体温調整といった基本的な体調管理が重要といいます。
■福岡県医師会「謎の風邪」は「ウイルスによる感染症」見解
SNSを中心に話題の「謎の風邪」について、福岡県医師会は20日、「ウイルスによる感染症」との見解を示し、病原菌を調べていることを明らかにしました。 「まず喉の痛みが始まり、次に鼻水が出て痰が絡んだり咳がひどくなる症状の人が増えている」 「もしかしたら何か原因が分かるかもしれません」 福岡県医師会は20日の会見で、SNSで話題の「謎の風邪」について「何らかのウィルス感染が原因の可能性が高い」としたうえで、夏頃には原因が分かるのではという見通しを示しました。 一方、福岡と佐賀で30度超えが続く中、5月4日から10日にあわせて23人が熱中症で救急搬送され、去年の同じ時期に比べ16人増えたとして注意を呼び掛けています。 急に暑くなったため、体が暑さに慣れていないことが要因だと見られています。 猛暑日には外での運動や作業を控え、こまめに水分を取ることなどを呼びかけています。