「本人の努力しかない」〝魔改造〟久保投手コーチが今季初勝利の戸郷翔征を祝福 指導内容は「シンプルに」「手投げ、上体投げ、それは彼のスタイル」
巨人・久保康生巡回投手コーチ(68)が20日、川崎市のジャイアンツ球場で報道陣の取材に応じ、19日のヤクルト戦(いわき)で今季初勝利を挙げた戸郷翔征投手(26)を祝福した。 【写真】イチローが「化け物」と評価した巨人の選手 2度開幕投手を務めた経験を持つ戸郷だが、昨季は自己ワーストの8勝9敗、防御率4・14。今季もオープン戦で結果を残せず、開幕から2軍調整が続いていた。 そんな右腕に手を差し伸べたのが菅野(現ロッキーズ)ら数々の投手を復活させた手腕で〝魔改造〟の異名で知られる久保巡回投手コーチ。ジャイアンツ球場では戸郷にマンツーマンで語りかける姿がたびたび見られていた。 19日の試合を見ていたという久保コーチは「よかったですね。勝てば官軍と言われているように、いろんなものが打ち消されるようになっていったら。周りからの雑音(もあったと思う)、そのあたりと対峙(たいじ)するのは難しいのかなと見ていましたけどね」とエースとしての重圧に打ち勝ち、好結果を残した姿に目を細めた。 続けて「まだまだ(戸郷は)本当に若い。僕も21年現役をやってきた中で、26、7、8(歳)くらいのところで大きな壁が来て、次は32、3、4のところまで行ってそこにまた大きな壁が来て、それを抜けたら40くらいまでの景色が見える。そういう話を彼にはしました」と明かした。 戸郷への指導内容は「できるだけシンプルな考え方」の中で、下半身主導の投球動作の意識付けなどが主だったといい「大幅に戸郷という投手が変わることはないです。手投げだとか、上体投げだとか、突っ立って投げるだとかとかというのは彼のスタイル。それをもっと下半身を使って、低く投げて…ってどう? イメージつきます? それを大幅に変えるって。(それをしたら)つぶれてしまう」としたうえで「本人の努力しかないでしょう。寝ていないんじゃないの? 多分」と周囲の笑いを誘いつつ、右腕の努力を認めていた。