犬・猫を虐待した容疑で動物愛護団体代表理事を逮捕…飼育場所の自宅は死骸・排せつ物放置の劣悪環境、自身は風呂場で生活
犬や猫を死骸や排せつ物が放置された劣悪な環境で飼育したとして、警視庁は22日、動物愛護団体「保護犬猫の家ななちゃんのおうち」代表理事の女(47)(東京都品川区)を動物愛護法違反(虐待)容疑で逮捕したと発表した。逮捕は20日。 【図】一目でわかる…ペット専門病院の数と犬猫の平均寿命、このように推移している
発表によると、代表理事は4月27日、犬や猫の排せつ物がたまり、死骸が放置された自宅で犬29匹と猫10匹を飼育し、うち犬17匹と猫2匹にけがや病気があったのに適切な処置を行わず、虐待した疑い。「反省している。すぐ治療が必要な個体はいなかった」と容疑を一部否認している。
同団体は2022年の設立で、飼育放棄された犬や猫を保護して新たな飼い主に譲り渡す活動をしていた。現場は2階建ての住宅で、代表理事は、家族が出て行った昨年末頃から一人で面倒を見ていたと説明しているという。犬や猫は室内で放し飼いにし、自身は風呂場で生活していた。
昨年12月、品川区職員から警視庁に、「保健所職員が立ち入りを試みたが拒否された」と相談が寄せられ、事件が発覚した。
4月に同庁が現場を捜索した際には、ドアの開閉が難しいほど室内に動物の排せつ物がたまっており、最大計約100匹分の骨や死骸が見つかった。死骸を食べている犬もいたという。
生きていた犬と猫は全て保護された。近所の無職女性(71)は「いつも悪臭が漂い、昼夜を問わず、犬の叫ぶような鳴き声が聞こえていた」と話した。