「今年は大きい」クロマグロ初水揚げ 境漁港、市場活気
生のクロマグロの水揚げ量が全国有数の境漁港(鳥取県境港市)で20日、今季の初水揚げがあり、市場が活気づいた。島根県・隠岐諸島の西側で取れた13トンが競りにかけられ、全国に出荷された。漁は7月上旬ごろまで続く。 共和水産(同市栄町)の巻き網漁船団が19日に漁獲し、運搬船「第38海幸丸」が20日に境漁港へ入港。午前7時ごろから86本がクレーンで岸壁に下ろされ、市場に並べられた。平均151キロで200キロを超えるものもあり、第38海幸丸の松下守洋船長(34)は「今年のマグロは大きい。全国の皆さんにおいしく食べてもらえるよう頑張りたい」と話した。初水揚げは昨年より6日遅い。 市場では水産関係者が三本締めで初水揚げを祝い、仲買人が次々と競り落とした。1キロ当たりの最高値は昨年より590円高い3480円。境港天然本マグロPR推進協議会の江尻敏美会長は「鮮度も大きさも良く、期待できる。生のマグロをまずは地元の人が食べ、冷凍とは違ったおいしさを県外に広めてほしい」とアピールした。 同協議会は21日、大阪市内の百貨店2店でマグロの解体ショーや試食販売を実施し、初水揚げをPR。6月14日に境漁港で「境港まぐろ感謝祭」を開く。 大中型巻き網漁による30キロ以上のクロマグロの日本海側での漁獲枠は、昨季とほぼ同じ2093トン(えら、内臓を含む)。境漁港には昨季、1131トン(えら、内臓抜き)の水揚げがあり、水揚げ金額は17億3950万円だった。
日本海新聞