【先輩インタビューVol.17】株式会社テレビ埼玉 那須 貴裕さん(2018年卒)
埼玉大学を卒業し社会で活躍する先輩にインタビューする企画「先輩インタビュー」シリーズの第17弾は、2018年に埼玉大学経済学部を卒業された那須貴裕さんにYouth Buddyの亀田がインタビューしました。
プロフィール
那須 貴裕 Takahiro Nasu| プロフィール
株式会社テレビ埼玉 営業局営業部
大学時代は学業、サークル、アルバイトを楽しみ、知識とコミュニケーション能力、そして現在でも交流のある友人を得る。2018年3月埼玉大学経済学部経済学科を卒業。入社後4年間は報道部、その後は営業部に配属され、学生時代アルバイトで得た営業スキルと、報道部での経験をもとに県内外からのスポンサーを集める。
アルバイトで身に付けた営業力
― はじめに自己紹介をお願いします。
2018年に経済学部を卒業後、新卒でテレビ埼玉に入社し、今年で6年目です。最初の4年間は報道部に配属され、事件や事故、経済情報、スポーツ情報などを中心に取材を行い、ニュースとして流れる原稿を作る仕事をしていました。5年目から営業部に配属され、それぞれの番組のカラーに合ったスポンサーを集めてマネタイズしていくという仕事をしています。県内の企業を中心に、番組の特色に合わせて協賛していただけるよう提案し、お金をいただく代わりにCMを流したり、実際に取材に行ったりするのが主な仕事です。大学時代は、2つのサークルに所属して、アルバイトはショッピングモールで携帯販売をしていました。
― 大学時代の経験で得られたことは何ですか?
アルバイトで言うと大学生の時から一般の方とお金の話をすることはなかなかないと思うので、接客業や事務作業からは経験できない責任感が得られましたね。ほとんど営業のような仕事だったので、お客さんが何を求めているかを見極めるヒアリング力や、契約につなげるための説得力やトーク力のノウハウは今の仕事にも活きていると感じています。
また、サークル活動を通してできた友人たちとは今でも飲みに行きますし、違う業種で働いている友達が多いので現状報告をし合っています。地元が埼玉ではないので、大学時代の友人が今埼玉に住んでいる自分にとっての土台となっていると思います。
― 大学時代にしておけば良かったと思うことはありますか?
もっと業界研究をしておきたかったですね。自分は面白そうと思って入ったテレビ埼玉が本当に自分に合っていたから良かったのですが、もっとちゃんと調べていたら、より興味のある分野やより良い会社だなと思えるものが見つかった可能性もあるので、就職活動している段階から納得をした状態で臨めたら良かったのかなと思います。それこそ勉強よりも業界や企業のことを調べて、インターンに参加して、早め早めに行動しておくと良いですよ。
幅広い就職活動
― 就職活動はどのように行っていましたか?
経済学部は何にでもなれるような学部なので、自分が就職活動していた時も本当に幅広く受けていました。最初は業界を絞らずに実際に会社の人と話をしたり、説明会で話を聞いたりして面白そうだなと思うところをどんどん調べて、最終的には内定をいただいた会社の中から、雰囲気が一番良かったテレビ埼玉を選びました。あとは、金融や公務員などと比べて、自由で面白いことができそうだなと感じたのも選んだ理由のひとつです。
― 業界を絞らず視野を広く持っていた中で、重要視していた部分はありますか?
この仕事に興味が持てるかというのが大事だと思っていました。あとは、仕事の中身ももちろんですけど、人間関係がすごく大事だと思っているので、面接で話をして雰囲気が良いと感じたところだったり好きだなと思ったりした会社を選びましたね。
― メディアへの就職は正直イメージしづらいのですが、受かるためにどんなことをしましたか?
特別なことをしたという記憶はないです。でも、テレビ埼玉は地方局かつ独立局なのでいかに埼玉に根付けるかや、埼玉に対する愛着やいかに埼玉のことを知っているかなどが求められているなという印象がありました。それこそキー局ではもっと広く影響が及ぶので、能力重視な部分があると思います。また、もともと採用人数も少ないしダメだったらダメでしょうがないかと割り切って臨んでいましたね。
テレビはやっぱりメディアの中でも特殊な仕事だと思うので、仕事が自分に合わない場合もあるだろうし、どんな業界にも言えることですけど、深刻に考えすぎず、会社側が何を求めているのかを考えて自分をアピールしていくことが大切だと思います。
まず養うべきはコミュニケーション能力
― 就職活動を経て感じた埼玉大学の強みと弱みは何だと思いますか?
国立大学という肩書は大きいです。埼玉県内ならどこに行っても通用しますね。逆に都内とか他県に出て、ほかの国立大学や有名私立と戦わなくてはいけなくなると埼玉大学は一つのアドバンテージにはならないので、能力とか人間的な部分で戦っていかなければなりません。でも埼玉大学であったらほかの大学と戦う土台には絶対に立てると感じたので、そこが強みだと思います。やりたい仕事や行きたい企業に進める可能性が高いのは間違いないです。
弱みを挙げるとするならば、存在感が薄いところですかね。ただ、それが自分の就職活動の足を引っ張ったということはないので、あとは自分の能力次第での勝負になると思います。
もう一つ挙げると、埼玉大学はアクセスが悪すぎますね(笑)
都内での大規模な説明会や都内に本社のある会社に試験や面接を受けに行くのはなかなか大変でした。
― 就職活動で示すべき能力は何だと思いますか?また、今のうちにできることはありますか?
やはりコミュニケーション能力がないと始まらないと思います。聞かれたことに対していかにうまく答えるかではなくて、話していて接しやすいな、この人と話すと楽しいなと相手の印象に残るコミュニケーションが取れると良いと思います。能力や会社に入ってからやりたいことなどが自分の中で明確にあったとしても、それが相手に伝わらなければ意味がないですよね。
今のうちにやれることとしては、やはりどんな場にいてもいろんな人と話して会話を楽しめるようになることが重要だと思います。普段の会話からそういうコミュニケーション力を培っていかないと面接の時に一番苦労するのではないかなと思います。
テレビ埼玉での仕事について
― テレビ局の仕事はハードな印象ですが、実際はどうですか?
確かにハードな方だと思います。報道も営業も違うベクトルで大変さがありますね。報道だといつ起こるか分からない事件事故に即座に対応する必要がありますし、多くの人の目に触れるので、誤った情報を出すことは許されないというプレッシャーがありました。営業の方は、時期によって重点的に売り出すものや、売り方を話し合う企画会議があって、そこではみんなが知恵をフルに働かせてお客さんの求めているものを出し合うのですが、自由度が高く定型的なものがないのでそこが大変で逆にやりがいでもありますね。
― そのほかにやりがいに感じていることはありますか?
やはり871万世帯の目に触れるテレビという媒体で自分の作った原稿や映像が流れると、頑張って良かったという気持ちになります。あとは、営業になってからは自分のアイデア次第で新しい番組を立ち上げられたり、テレビを通じて本当に自分が好きなことを発信していけたりするので、大きなやりがいがあり、責任感も感じます。
― テレビ埼玉は地方テレビ局ですが、大手キー局と比べて地方テレビ局の良いところは何ですか?
テレビ埼玉は地方局の中でも独立局でどの系列にも属していないテレビ局なので、「あなたに関係あるテレビ」というキャッチコピーの通り地元に根付いた番組があるところです。キー局にはできないような地元に根を張った情報発信をするというのが一番大事だと社員全員が思っていると思います。
― テレビ局の仕事にはさまざまな種類があると思いますが、希望する職種につけますか?
テレビ埼玉は、現場で制作するセクションと営業セクションをジョブローテーションする方針をとっているので希望の職種は必ず一度はできるようになっています。総合職として採用するので、どこに行けるか分からないけどどこにでも行けるという感じです。局ごとに採用形態が違うので、弊社と違って採用から記者職、営業職でとっている会社もありますね。
― 最後に大学生に向けて一言お願いします。
まず四年間は楽しんでください。楽しめばやりたいこと、好きなことが見つかって自己分析にもなるだろうし、時期が来たら真面目に就職活動をすれば良いと思います。頑張ってください。
― ありがとうございました!
インタビュー日:2023年10月5日
取材・執筆:経済学部 1年 亀田真希
編集:キャリアセンター


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