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藤丸立香を英雄と呼ばないで/Novel by ねこまんま

藤丸立香を英雄と呼ばないで

1,388 character(s)2 mins

「茶々@QPヤバいさんの『英雄と喚ばないで』に触発されて許可を貰ったので、英雄と慕われた後に個性と呼ばれる存在が次第に認知されて、注目されている44歳の藤丸立香。彼を英雄と慕う少年とのハッピーエンド目指して頑張ろう作品」

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藤丸立香こと俺は、英雄ではなくてただの平凡な一般人である。個性などは芽生えたが、それも、本当に大切な時に後輩一人すら肝心な時には守れなかった個性であった。俺は、英雄という存在が、そこまで好きではない。
だが、しかしながら尊敬はする人もいる。
それは、オールマイトと呼ばれるヒーロー。俺にとってのヒーローとは、オールマイトのような自己犠牲精神と強靭な心を持ち合わせた友人であった。
彼の友人は、今では火事に巻き込まれた妹を助けるために、傷ついた身体を無視した結果、足が動かなくなり、車いす生活だ。

今日は、最近また入院生活を始めてしまった彼にお見舞いへ行くのだが、人々に朝から囲まれてしまった。今日もまだ興奮が覚めやらないような様子で話す無知なる群衆は、今日も俺を追いかける。サインを迫る人たちから、隙をついて、遠回りをして、彼にお見舞いをしに行く。
すると、彼が俺を心配したように、茶の用意をして世間話に花を咲かせた。

彼の話を聞くといつもこんな自分が英雄なんかじゃない、ただの一般人だって認めてくれている、そう思えて、明日も頑張ろうと思える。人理を修復し終えてからは、俺の人生はもう、めちゃくちゃだ。転んだ子供を助けただけなのに、老婆の荷物を持ってあげただけなのに、こんなにも無邪気な目で俺を見ないでくれ。ただ、一般人がするような行為じゃないか!それを皆がヒーロー、ヒーロー、と俺を持て囃す。

それは、胸が張り裂けるようになるほど、俺の心をいじめ倒す業。一般人には戻れないと通知勧告が来たように、俺を叩きのめす。

誰も俺のことをわかってくれるような人間だとではないはずだと思い込んでいた俺を嘲笑うかのように、彼はいつも通りの態度で、何がおかしいんだ、というふうに俺を見てくる。その態度に、俺は確かに救われたのだ。
だから、俺はお前の、みんなのいるこの街を、守れるような人になりたかった、ただなりたかったのだ。ちょうど茶を飲み終えて茶菓子を食べ終わると、電話が鳴り出して、電話に出ると依頼が来た。

「全くだ...... 俺は英雄なんかじゃないんだが、その称号で大切な人を一人でも守れるんなら、俺に嘘をつこうかな」

さぁて、彼がカルデアを辞めて口止め料の大金の中から出してくれた誕生日プレゼント。その後からは一気にグレードダウンしてしまったが、それでもいいよ、と俺は密かに思う。

ヒーローについての思うことを言い終わると、車に乗って、待ち合わせ場所の、春になると見事なまでの桜が咲き誇る花見スポットのトイレ前で、俺はスマホを見ながら、気になるニュースを見かける。

『ヒーローが続々と襲われている』

まあ、ほとんど気にしてはいないが、続きを見ようかな、と思っていると彼といつも花見をしていた桜の木がナニカに吹っ飛ばされてへし折れる。彼は、すごくこの桜の木を気に入っていたし、俺も同じように気に入っていた。こんな惨状の犯人だけは許さない、と憎しみの炎が激しく燃え上がる。

そして、その惨状の犯人と気を失っているヒーロー見習いしかいないことを厳重に確認して、分かると俺は、この個性を使う。
『英霊召喚』

そこから現れたのは、ニコラ・テスラ。
ニコラ・テスラは一瞬にして雷で相手を焼き尽くすと俺にバレンタインには帰ってこい、と言ってくれて帰っていった。




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