light
The Works "藤丸立香がメディアに召喚された件 続" includes tags such as "Fate/GrandOrder", "Fate/staynight" and more.
藤丸立香がメディアに召喚された件   続/Novel by アステカ(マイピク一言却下)

藤丸立香がメディアに召喚された件 続

5,279 character(s)10 mins

北海道から投稿2話目!アンチコメントがあったのでミュートを使いました。何ですか『作者はクロス先をよく知りません』って!2次創作だからいいじゃないですか!そういうアンチコメ、タグ絶対ダメ!!書く気力が無くなる!では行こう!

1
white
horizontal


「坊や、お留守番お願いね」
「うん。俺も街に歩きたいけどしょうがないし、車には気をつけてね」
「……帰ったら将棋でもしよう」
「おっ、いいですね!この前のリベンジで!」


そう言って葛木さんとメディアは階段を降りていった。デート、デートだよあの2人!関心はあるとかいってたけどやっぱりメディア惚れてるじゃん!!良かったね!イアソンじゃなくて!!

マシュに会いたいけどマシュは英霊とは違うし、一般的な女の子だ。正式な英霊で呼ぶとギャラハットが来る。ギャラハットもギャラハットでマシュの兄みたいだし、何というか信頼できるのだ。

因みにドクターはやっぱり呼べない。指輪の返上により英霊である事を放棄した時点で分かっていたが、やっぱり無理だった。


「まあ、ドクターも多分ゆっくり大福食べてここを見てたりして……」


いや、それが可能な魔術師居るけどね!?本当にすごいロクデナシだけど!!

いや絶対来るだろあのトラブルメーカー。そんな事思っていると、林の中を駆け抜けてこちらに向かってくる。

藤丸と繋がっていたサーヴァントの気配がする時、令呪が少しだけ教えてくれるのだ。


「ん。サーヴァントの気配、これは……居るんでしょ?ライダー」
「……バレていましたか」


藤丸の目の前にはピンク色の髪で両目に眼帯、バイザーのために表情は分かりにくいが、口元が明らかな笑みを浮かべている。

女神三姉妹の中の1人、メドゥーサがそこに立っていた。


「メドゥーサ!久しぶり!」
「………はっ?……ッ!?」
「ああ!?槍ニキの時と同じか!?ごめん!!」


メドゥーサは頭を抑えながら、杭を手放して膝をつく。その苦しそうな様子オロオロしながら「大丈夫?」と声をかけたら「平気です。……マスター」と言っていた。良かったちゃんと思い出せたらしい。


「お久しぶりですね。マスター」
「うん久しぶり。ライダー枠はメデューサだったんだね。じゃあアサシンはステンノ?」
「姉様は女神ですので一般的な聖杯戦争には召喚を応じないでしょう……正直ホッとしてます。マスターが残りのアサシンですか……」
「違うよ。アルターエゴだよ。……ん?待てよ?じゃあアサシンは別?」
「そうかも知れませんね」
「てゆーかステータス下がってない?魔力もあまり無さそうだし」


ピクッと反応する。マスターであった時にはお世話になったり、助けたりしていたのか、サーヴァントではあり得ないステータス一覧がしっかり目に見える。本来マスターしか持ち得ないのだが俺マスターだしね!!


「……マスター、頼みがあるのですが」
「うんいいよ」
「まだ何も言ってないのに了承しますか……。変わりませんね、貴方は」
「まあそれが取り柄だし、頼みって何?」
「……私を召喚した元マスターを助けてください。それが私の願いです」
「……状況を聞かせて」
「はい。実は––––––」


メドゥーサはゆっくりと話し出した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


メドゥーサから全部聞いた。

桜と言う女の子が自分を召喚した事

兄の慎二と言う男がメデューサの令呪を妹の桜から奪い使役している事

人々から魂食いをしている事

桜は魔力を生成出来ずに苦しんでいる事

間桐臓硯と言う人間が桜を蟲の苗床にしているらしい。

確か間桐臓硯は第四特異点のロンドンに居た人類悪誕生に加担した人間だ。


「良いよ。今度桜って子を連れてきてくれれば何とか出来るはずだよ。まあ婦長とかリリィ呼べば絶対大丈夫だし、その後清姫連れてけば臓硯も倒せるでしょ?」
「……overkillでお釣りが来ますね」
「そうだね。んー?あれ?」
「どうかしましたか?」
「ねーメドゥーサ、2人の姉妹がここに来たいって令呪を通して連絡があるんだけど……」
「速攻でサクラを連れてきます!!」


メドゥーサはQuick攻撃並みの速度で俺の目の前から離れた。だけどごめん。令呪を通して今の状況が何となくわかってしまうから2人に逃げられた事がバレてる。後が怖いというのは考えないようにしよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「良いわね。魂食いの犯人の可能性のキャスターはここで叩くわよ」
「けど遠坂、確か門番がいるとか言ってただろ?サーヴァント二機が同盟結んでるって」
「けど、片方は幸運値が異常に高いだけで他は全部E、多分この聖杯戦争で最弱のサーヴァントよ。アーチャーやセイバーに頼らなくても私でももしかしたら勝てるんじゃない?」
「油断は禁物だ。凛」
「冗談よ。けど、霊脈がかなり良い柳洞寺で力を溜められたら溜まったもんじゃないわ」
「早めに叩くと言う意見には賛成です。リン」


そう言いながら階段を登っていくと、白い服に黒いコートを着て欠伸をするサーヴァントが1人居た。見るからに油断していて優しそうな青年がそこに立つ。


「ふあぁ〜〜」
「……凄い欠伸かいてるぞ」
「舐めてるのかしら。それとも余裕があるのか油断を誘っているのか」


盛大な欠伸をしながら目を擦る。何だろう。サーヴァントなのに寝不足?みたいに見える。しかも欠伸で手を当てた右手にはマスターである人間の令呪が宿っている。

と言う事はこの人はマスター?なのか?


「ふぁ?あっ」


どうやらようやく気がついたようだ。サーヴァントなのにサーヴァントらしくないし何より弱そう。下手したら俺でも勝てるんじゃないか?

と思っていた矢先、黒髪の琥珀色の目をしたサーヴァントは盛大に目を見開いて叫んだ。


「久しぶり、ママ!!」
「誰がママだこのたわけ!!」
「へぶぅ!?」


アーチャーの手にはいつの間にかハリセンが投影され、いち早く反応しスパコーン!と黒髪のサーヴァントを叩く。

涙目になりながら階段上でゴロゴロと寝転がって痛がっている。あのハリセン地味に痛そうだな……。


「いったーい!!何すんのさエ」
「マスター止めてくれないか?ここで真名明かされるのはアレだから止めてくれ」
「……じゃあオカンで!」
「止めろと言っているだろこのたわけ!!」
「うべぇ!?」


再び頭を抱えて痛がっているが、さっきまでの緊張感が盛大に崩れ去っていた。キョトンとしながら取り残された三人は目を丸くしていた。


「ちょっとアーチャー!どういうつもりよ!?」
「すまないが凛。彼とキャスターは魂食いをしていないようだ。私が保障しよう」
「ん?イシュタルに村正のじいちゃんにアルトリア!?どういう組み合わせ?てか誰がマスターで誰がサーヴァント?」
「イシュタル?」
「村正のじいちゃん?」
「ッ!?貴様!何者だ!何故、私の真名を知っ…て……いる?」
「セイバー?」


セイバーは頭を抱えて流れる記憶の奔流に必死に耐える。それを見た士郎が藤丸に問い詰めるように叫ぶ。てかエミヤに関しては真名すら呼んでないのに……


「お前!セイバーに何したんだ!?」
「あーごめん!真名で呼ぶと記憶が蘇るからセイバーがそれに耐えてるんだよ!アルトリアには結構お世話になったから、情報量が多いのかも」


はっ?と疑問を返されるが俺が人類最後のマスターとか誰も信じないよね!セイバーは最後のゲーティア戦で頑張ってくれたし!

あれ?じゃあ何でエミヤは何の障害もなく記憶を取り戻せたんだ?オカンか?オカンだからか?さっすが厨房の騎士!!おおっと!?何故睨まれた!?何も言ってないのに!?


「……英霊の真名を呼べば記憶を思い出す。それが君の宝具だったりしてな」
「違うよ。俺の宝具はみんなの"縁"が形になったもの。ちっぽけな一般人が世界を救う名も無き人類史。それが俺の宝具、名付けるなら【名も無き旅路グランドオーダー】縁が俺を呼び、俺が縁によりみんなと繋がる。それが藤丸立香の人類最後のマスターとしての力だよ」


藤丸立香が英霊と共に、人と共に歩む道を選んだからこそ掴みとれた人類史の定礎復元。魔術王を倒し、最後まで寄り添って歩いたからこそ掴んだ生涯誰にも語られることのない名も無き人類史。

それが藤丸立香。

それが藤丸立香が英霊として存在する理由だ。

だが、アルトリアはそれを認めない。


「……認めるか。認めません!この記憶は私は知らない!貴方が作り上げた幻想に我が悲願を変えるなど!馬鹿馬鹿しい!!」
「ハァ、まあそうだよね。この世界のアルトリアは俺が一番知るアルトリアと違うしね。じゃあ俺も本気を出そうか」
「ッ!?何を……!」
「俺の宝具は縁を辿り力を貸してくれる事。だが、それ以上に恐ろしいのはその英霊の弱点トラウマを呼び起こす事。という訳で心をBBに!容赦はしない!」
「……凛、私は先に帰る」
「あっ!?ちょっと!?」


今のマスターに寒気がしていち早く帰ったアーチャーの判断は間違っていない。むしろ正しい。アルトリアの弱点、それはかなりあるが大体跳ね退けてしまうのでトラウマを刻みつける。

エミヤならアサエミだったり、メドゥーサなら姉のステンノやエウリュアレ、メディアなら過去の自分たるリリィとか。

アルトリアの場合、モードレットやギルガメッシュ、ランスロットは弱点であるが聖剣でやられてしまうので却下。なら、自分のifを存分に堪能して貰おう。


「令呪を持って命ずる!カルデアに居るアルトリア!全員集合!」


令呪の光が収束し、門の前にありとあらゆるアルトリアが全員召喚されている。


黒いドレスで反転した黒いセイバー。

純白の鎧を纏ったで子供っぽいセイバー。

他のセイバーよりも背が高く、胸も大きく大人の女性になっている黒と白のセイバー。

水着を着たセイバー。

メイド服を着たセイバー。

サンタ服を着たセイバー。

エックスと書かれたジャージを着て帽子を被ったセイバーらしき少女。

他のセイバーよりも大人しく眼鏡をかけセーラー服にコートを着込みマフラーを巻いているセイバー。

アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕
アルトリア・ペンドラゴン〔水着オルタ〕
アルトリア・ペンドラゴン〔アーチャー〕
アルトリア・ペンドラゴン〔ランサー〕
アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
アルトリア・ペンドラゴン〔ランサーオルタ〕
アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕
謎のヒロインX〔オルタ〕
謎のヒロインX

「…………はっ?」
「えっ?あっ?はっ……?」
「セイバー顔が………9人……帰ろうセイバー。どうやら俺は夢を見てるみたいだ」
「セイバー、悪いことは言わないわ。帰りましょう?アーチャーも撤退したらしいし……明日になったら悪夢から覚めてるわよ」
「あの……シロウ、リン。すみませんが私の頬をつねってもらえませんか?恥ずかしながら私は寝ぼけているようです」


シロウとリンは思いっきりセイバーの頬をつねったが「ひたひひたひひたい!!ヒン!ヒホウ!フホッフ!!」と言われて抓るのをやめた。だが、目の前にいるアルトリアは消えない。


「遠坂さん……?」
「なぁにエミヤくん……?」
「言いたくないけど……現実、だよな……」
「…………出来れば現実逃避したかったわ」
「ゴメンね?あっ、でも君たちに近い英霊なら呼べるよ?今すぐに」
「いやいやいやいや、それはないですよね。出来るはず………」
「今日引いてくれるなら呼び出さないけど?」
「………セイバー。今すぐ帰ろう」
「わたし、おうちかえるわ」
「……はい。すみませんでした。さすが元マスターですね。私も分かっていながら混乱してしまいました」
「言ったでしょ?心をBBにって、宝具の無駄遣いかも知れないけど、トラウマ呼び起こすには十分でしょ?」
「………ですがいずれ決着を」
「令呪を持ってーーー」
「すみませんでした!!!今日は帰ります!!シロウ!リン!帰ってどら焼きでも食べましょう!!キャパシティオーバーで今にも泣きそうです!!」
「おわっ!?セイバー!?」
「私の10年間……何だったのよ……」


こうして藤丸立香は今日も平和に門番をこなしていた。ただし、藤丸立香が英霊になってから英霊にトラウマを刻みつける技術をBBに教えられたのは誰も知る由は無かった。

今や藤丸立香は英霊のトラウマメーカーと化していたのを思い知るのだった。


ーー続く?

Comments

  • カタツムリ

    続きを期待

    Jan 23rd
  • りな
    May 24, 2025
  • ユウ

    staynightでもこれだからApocryphaの方はもっとやばそうw

    February 21, 2024
Potentially sensitive contents will not be featured in the list.
Popular illust tags
Popular novel tags